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「今の教え」と「本流復活」を考える・挨拶板

1091SAKURA:2012/04/24(火) 22:15:54 ID:FEa/NNlc
トキ様 へ
観覧者の皆様 へ

>>1079>> 1080>>1083>>1084>>1085
この続きですが……

■心でつくる世界
————“ 現実 ”は堅固か?———

まず、我々の周辺の“現実”から始めよう。つまり、我々の生活はどの程度「堅固」
だろうか?——景気は個人の努力とは関わりなく上昇し、下降し、それにともなって
財産の価値も変動する。遠い外国の景気の動向や政治情勢が、円高や招来し、国内
の経済活動に大きな影響を与える。勤め人は、会社の上司の意向ひとつで、自分の
生活の場が変わり、家族の教育や友人か関係に大きな影響を破る。
産業もこの「変化の波」と無縁ではいられない。農業は天候に左右され、商業は、
「需要」という、変化し捉えどころのない対象を追いかけ、工業は原材料の値段や
市場の変化にともなって浮沈する。金融市場は、情報の高度化とグローバル化に
ともなって秒単位で変化し、一瞬の違いで莫大な利益を得たり、失ったりする。

 このような変化する社会に生きている我々は、将来への不安を払拭することは難しい。
精神的な不安に直面するばかりではない。不安や焦りから生じるストレスは、
体内に有害な化学反応を起こす。また、我々の肉体を構成している細胞は、刻一刻
誕生し、また死滅する。そのバランスが崩れると、体調に影響し、あるいは癌が進行する。
呼吸する大気や体内に摂取する食物を経由して、長い間のうちに有害な物質が
体内にたまり、やがて老化が進行して、多くの人間は百歳の誕生日を迎えずに
生を断念する。たとい百歳をこえたとしても、人間はいずれ確実に死んでいく。

このような世界を我々が堅固で確かな“現実世界”として信頼しているとしたら、
それは不思議なことだ。
我々は単に、「世界は一定で堅固である」と信じたいから、そのような印象を心の中で
無理に作り上げているのではないか?「いやそうではなく、客観世界・現実世界は
やはり堅固だ」と思う人は、その証拠を一つでも挙げてほしい。

 自分が今夜、眠りにつく前に、ほとんどの人は「明日もいつもと同じ朝が来る」ことを
確信しているだろう。しかし、深刻な心臓病を抱える人は翌日、自分が無事に
目を覚ます事ができるかどうか、不安で仕方がない時もある。こういう人は、心臓の筋肉に
血液を送っている冠状動脈の口径が狭くなって血液が通りにくくなっているため、
何かの原因でそこが詰まると、たちまち生命の危険にshowされる。だから、常時不安に
襲われている人もいるのである。それでは、健康な人の朝は、毎日同じなのだろうか。
答えはやはり「否」である。前日の夕食の食卓に出た食物の成分は、体の各所で細胞の
中に取り込まれ、昼間に消費された栄養を補っている。

そればかりでなく、食物の一部は細胞自身に、つまり我々の肉体の一部になっている。
その食物の消化した胃の内壁の細胞は、すでに前日の夜のものとは別物の“新品”に
入れ替わっている。もちろん髪の毛やヒゲも少し伸び、爪も成長している。
 就寝中に夢を見ると、その時の心的経験は細胞中の化学的変化という形で、すべて
物質に翻訳される。夢を見ていない時も、体内の新陳代謝は絶えず行われている。
朝起きてトイレにいくことは、だからこれらの無数の物質的変化の結果の一つを、
下水道に流し去ることなのだ。「しかい依然として、太陽は東の空から変わらずに昇る」
と誰かが言うかもしれない。では、次のことをよく考えてみてほしい―太陽が
東の空から昇るように見えるのは、地球が自転しているからだ。地球が地軸を中心として
一回転すると、地球の直径が約一万二七00キロメ−トルだから、地球上のある地点が、
直径に円周率をかけた距離だけ、つまり約四万キロメ−トルだけ宇宙空間を移動した
ことになる。そして、これは二十四時間前の位置にもどるのではない。

<つづく>       NO.1


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