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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

793うのはな:2012/02/19(日) 16:12:18 ID:El6gIMAw
   人災をもたらす可能性の高い人々

 権力とは「人に特定の行為を指定する力」ですから、権力の担い手はそれだけ
人災をもたらす可能性が高い人々です。企業の幹部は、本社の営業本部を肩で風切って
歩いていたやり手の社員を、一週間後に人員八人の釧路の営業所に吹っ飛ばすこともできますし、
私のような大学教員にも、学生の「成績判定権」という社会権力があります。
人々に災いをもたらす可能性は、自宅にいる主婦(夫)より大きいでしょう。

 しかし社員十万人の大企業幹部も、学生数数万人のマンモス私大教員も、一億人から集めた税金と
大量殺人兵器を持つ組織(軍隊や警察)を左右し、ジーパンをずり下げて「ちょーうぜぇー」としゃべる
サル同然の十発歳を兵器として紛争地帯に送り込む権限を持つ人々、つまり政治家のもつ権力にはかないません。

 ですから、彼らの責任は一般的道徳や「人としてなすべき責務」とは区別された、特別な責任とされています。
政治家が取るべき責任とは、心情倫理に基づく「倫理責任」ではなく、法がなければ取る必要もない「法的責任」でもなく、
起きたことの結果の責任を取る「結果」責任です。

 政治的決定をなす、重大な決定に大きな影響力を行使できる立場にいる者は、起きた人災に「好きでこうなったんじゃねえよ。
一生懸命やってたんだよ。そこんとこわかってもらわねえと、俺としてもツラいってわけよ」などと言うのは許されません。
統治エリートは結果責任を取らねばなりません。

 静かに「政治」の話を続けよう  岡田憲治  亜紀書房


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