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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

787ぼるぼ:2012/02/13(月) 10:15:28 ID:LjVUxXuU
古川和男さん(昨年末、84歳で死亡)の「原発安全革命」という本をアマゾンで買ってみた。

東電福島の事故以来、我が国の世論は急に反原発に振れている。

しかし、これまで原発を研究開発して、ある程度まで実用可能にまでして来た努力を無視してしまうのはおかしい。

ぼくが学生の頃、原発開発はスタートしたばかりで、実験炉はあったがまだ実用炉は出来ていなかった。

核関連情報は米軍の軍事機密とされていて、研究資料は米軍経由でしか手に入らなかった。

今でも、基本的には、アメリカ主導であることに変わりがない。軍事利用に適さない研究には予算がつかない。

古川さんの提唱する「トリウム熔融塩炉」も、せっかく米オークリッジ国立研究所で実験炉が作られ、4年ほど無事故で運転されて終了したのであったが、その後予算がつかず没にされてきた。

この炉は特長は、安全に安価に小型なので必要な地域において原子力エネルギーを利用できることであり、軍事利用には適さないことである。

古川さんが去年4月にあとがきに書いているが、「新しい技術構想は数年では育たない。長い歴史を背負い、複雑な経緯の中から育つものである。私個人としてもたっぷり50年の歴史がある。」

と書いている。福島の事故を見て、彼は再度正しい原発開発の必要性を訴えつつ、死んでいった。

我が国の原発開発の先陣として、一粒の麦となって死んでいったのだと思う。

お陰で、不肖ぼるぼも、この本を見て、いまさら何の役にも立てそうにないが、原発開発の必要性を自覚した次第である。


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