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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

2051トキ:2015/11/17(火) 19:46:39 ID:DVBz7XmI
 ホイットニー准将は、メモを取り出して読み上げた。後年”マッカーサー・ノート”と呼ばれる三
原則だ。

1 天皇は、国のヘッド(最上位)の地位にある。
  皇位は世襲される。天皇の職務および権能は、憲法に示された国民の基本的意思に応えるものとする。

2 国権の発動たる戦争は、廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争、さらに自己の安全を
  保持するための手段としての戦争をも、放棄する。日本は、その防衛と保護を、今や世界を動かしつつ   
  ある崇高な理念に委ねる。

   日本が陸海空軍を持つ権能は、将来も与えられることはなく、交戦権が日本軍に与えられることもない。

3 日本の封建制度は廃止される。
  貴族の権利は、皇族を除き、現在生存する者一代以上には及ばない。
  華族の地位は、今後はどのような国民的または市民的な政治権力も伴うものではない。
  予算の型は、イギリスの制度にならうこと。

 (訳は、「日本国憲法制定の過程1」 高柳賢三、大友一郎、田中英夫編著による)

 ホイットニー准将は、この三原則の文章を朗々と読み上げ、数人にカーボンで複写したものを配ったが、
 下っぱの私には貰えなかった。

  ケーディスさんは、手書きの三原則の文章を、後年まで長い間持っていたそうだが、マッカーサー元帥
 とホイットニー准将の筆跡は非常によく似ていて、どちらが書いがわからないという。でも、二人の仲か
 らすると、口述筆記のような気がしないでもない。この時の澱ない朗読ぶりは、自分の文章だからできた
 ように思うからである。

(つづく)


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