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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

2017トキ:2015/09/11(金) 20:22:59 ID:Zc/9fy.I
 脱線してすみませんでした。
話を戻します。

 佐々木惣一博士の憲法草案、それと佐々木惣一博士の憲法草案を元に酒井中将が作成した憲法草案の
二つが近衛文麿元首相のもとに集まりました。

 本来なら、この二つを検討して一つの案を出すべきですが、もう時間がありません。
結局、この二つの草案の両方を天皇陛下に提出することになりました。佐々木惣一博士
は、徹夜で草案の作成作業を行い、草案を完成させます。

 23日に、近衛文麿元首相は天皇陛下に拝謁。酒井中将が作成した近衛案をご進講されます。

 24日には、天皇陛下の御前で佐々木惣一博士は憲法草案についてご進講を行います。
天皇陛下におかれましては、ご進講を熱心に聴かれ、ときどきうなずかれておられたとのことでした。

 ご進講終了後、佐々木惣一博士は明治神宮を参拝され、その夜は近衛文麿元首相主催の佐々木惣一博士
慰労会に出席。佐々木惣一博士はじめ出席者一同、和やかな雰囲気に包まれたそうです。

 このように関係者が必死になって作成した佐々木惣一博士や近衛=酒井中将の憲法草案ですが、政府の
憲法調査委員会はほとんど無視します。

 両者の関係の悪さから、それ自体は予想できたことですが、このような状況になっても争う姿勢は
残念というしかありません。

 「史録 日本国憲法」で高木教授はこう述べています。
 
 「政府の委員会がこの(近衛)改正憲法草案を研究し、これから採り入れるところがあったならば、
わが国の憲法の運命は、違ったものになっていたでしょう」と。(153p)

 近衛案が米国側にそったものだけに、この線の改正案を作れば米国側も受託せざるを得ない。
そうなれば、国会の基本法を外国から押し付けられる事態は避けられ、憲法内容もより余裕のある
ものとなったであろう、と児島譲さんは書いています。

(つづく)


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