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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

1761トキ:2012/10/30(火) 19:02:11 ID:F0NqbFEs
谷口雅宣先生の「唐松模様」を拝読すると、以下の文章がありました。

>>ところが、不思議なことに、政治的には“保守”とか“右側”を自認する人々の多くは、自然を犠牲にした経済発展で人間の幸福が実現すると主張しています。
>>私は、口では「日本の伝統を大切にする」と言う人々が、日本人の自然観と自然を敬う心をいとも簡単に捨て去ることが、不思議でなりません。

 私は右翼の運動については疎かったので、念のため、右翼の運動に詳しい人に電話をして、確認をしてみました。

 今の右翼というか、民族派運動は、かなりいろいろな団体があり、いわゆる装甲車で軍歌を鳴らして行進する団体も
あれば、新右翼もあり、またかなり農本主義の考えを取る人もいるようです。橘孝三郎さんなんかは有名ですが、最近
では、原子力発電反対の運動を何十年もしている右翼もいるみたいです。総裁が購読されている朝日新聞にも、「統一
戦線義勇軍」が反原発の運動をしている記事があったはずです。また、竹田恒泰氏などは、「自分は保守だが、反原発
の考えだ」と話しています。総裁のご発言は、正確ではないと思います。
 だいたい、今、共産党が支配する中国が、すさまじい環境破壊をしているのを見ると、冗談だろう、と思ってしまい
ます。

 それと、自然に回帰すれば、人間の悩みは解決する、というのは、すごく強引な論法だと仰天しました。
断っておきますが、別に自然を大事にする事を否定する意図も、近代主義を賛美するつもりはないです。確かに、人間至上主義
は問題です。でも、総裁の御文章を拝読すると、自然至上主義へ暴走しています。これが行き着くと、人間よりも虫や動物のほうが
上だという”人間軽視”の発想に暴走してしまいます。こういう世界がどこにあるかは知りませんが、比較的近いのは徳川綱吉の
「生類憐れみの令」の元禄時代の光景でしょう。

 唐松模様で、ある読者が総裁に向けた発言

>>ところが、それに対して、ある読者から「もっと人間を問題にせよ」という助言をいただきました。
>>その人が言うには、「宗教団体のトップあるいは“宗教家”としては、環境問題にも繋がっていることとはいえ、
>>まず何より“人間苦の解放”が先でしょう。それがなければ、高コストの環境対策など出来るものではありません」というのです。

 という発言は当然の事だと思います。

 私は障害者の人と話をする機会もありますが、昔は、障害者と言えば、非常に惨めな生活を強要されるケースが多かったです。
しかし、科学技術の発達で、人間らしい、普通の生活を送れ、自信をもって生きる人が増えてきました。こういう人達を見ている
と、科学技術の発達もたいへん素晴らしいと思います。総裁の論法をまねすると、科学技術を否定するのなら、こういう障害者
の前で、否定してみて下さい、という話になります。ただ、何でも程度のもので、科学技術至上主義は間違っています。また、
谷口雅春先生の教えから言っても、そういう現象面での利器に頼り過ぎると魂の向上には差し障りはあります。しかし、
ここまで無条件で自然を賛美するのも行き過ぎだと思います。

>>生長の家が昔から、自然と人間とが大調和する生き方を説いてきたことを再確認するためです。
>>大自然の中に神を観るのが、生長の家の世界観だからです。

 「大自然」も現象であるという考えをすれば、「大自然の中に神を観るのが、生長の家の世界観だからです。」
という考え方は正確ではない可能性はあります。しかし、これは総裁のご真意を私は
知らないので、ここでは控えておきます。

(つづく)


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