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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

1553トキ:2012/08/14(火) 19:56:00 ID:rhH.RCOc
 私が生長の家高校生連盟の頃に読んだ神誌に、こんな記事がありました。

 米国では戦争中、日本の抵抗の激しさに手を焼き、戦後処理に苦慮していたが、たまたま、米軍に捕らえられた高級捕虜が
戦後処理についてのレポートの内容が説得力のあるものだったので、そのレポートを参考に戦後処理を決めた、というもの
でした。

 この「高級捕虜」の氏名は書かれていなかったので、誰だか興味があったのです。が、最近、トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
(中田 整一著、講談社)を読むと、沖野亦男海軍大佐が負傷して捕虜になり、米国の捕虜収容所で戦後処理についてのレポートを
米国に提出し、それが米側から高い評価を得た、という記事がありました。

 余談ですが、このトレイシーは、米軍の捕虜尋問所ですが、その存在は秘密にされていました。それは、尋問の方法が国際法
違反だったからです。具体的には、ここに収用された捕虜は、厚遇されたのですが、部屋には盗聴器がしかけられており、雑談
と見せかけた会話の中からアメリカ側が知りたい情報を集めるとう手段を取っていたのです。

 この方法は実はかなり有効です。例えば、戦争中、日本海軍の主計士官だった人の回想では、撃墜したアメリカのパイロットを尋問
するとき、尋問官には秘密を守る敵の士官でも、世話役だった主計士官と部屋で雑談をしていると、日本側が知りたがっていた秘密
を無意識に漏らす事が多く、かえってこの人のほうが有益な情報を得る事ができた、という事でした。

 そのため、捕虜は無意識に情報を漏らす事が多く、その集積は無視できないものだったようです。もちろん、個人差があり、潜水艦
が撃沈されて捕虜になったある下士官は電信担当だったが、とっさに魚雷担当だったと言い張り、最後までそれを米側に信用させる事に
成功させています。電信兵だった彼は、潜水艦用暗号の全てを知っており、もし米側がその事実を知ったら、どんな手段を使って
も自白させるだろう、という事を熟知していたらからです。捕虜の中には、積極的に敵に協力する人もいて、その尋問調書を見ると
クビを締められるような感想を覚えます。逆に、潜水艦が撃沈され捕虜になった別の上等兵曹は敵への協力を頑として拒み、最後は
殺害されています。ただし、この捕虜の態度はアメリカ側に深い感銘を与え、昭和61年に遺骨を返還するときには、21発の弔砲
や献花など、最大限の礼儀を尽くしています。

閑話休題

(つづく)


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