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生長の家政治連合と「今の教え」を考える
1163
:
ぼるぼ
:2012/06/21(木) 17:04:31 ID:???
ぼくが学生だった頃、将来は原子力の仕事をしようと思った。
当時の世論は、原子力という無限のエネルギーを利用して人類は限りなく進歩すると信じていた。
予算も付き、優秀な学生も集まった。しかし冷戦の時代であったので、原子力は政治権力により軍事利用に限定されてきた。
結果、自由な研究ができず、せっかく集まった若い研究者たちも雲散し、原子力は何時しか不人気分野になってしまっている。
このことに関してネット記事があったので、コピペする:
(木村英記、日経ビジネス、2012.6.15)から
廃棄物処理に関連して原発技術の進歩は遅いことを述べたが、他の分野でも同様であるという印象を受ける。原子力研究開発機構で研究されているテーマのほとんどは既に60年以上前に提起されたものである。原子力学会のホームページや雑誌をめくっても、原発に関する研究自体が先細りとなっている印象を受ける。前節で述べた核廃棄物処理は、単に原子核物理や材料技術の問題だけでなく、ロボット工学や計測技術、システム科学技術、さらに地質学や地球物理学も含む大きな複合的研究分野のはずである。原子力研究者から外部の研究者コミュ二ティーへの共同研究の呼びかけも見られない。
関連して気になるのが大学における原子力研究の姿である。日本の原子力研究の先陣を切った東京大学の原子力工学科は、1993年に「システム量子工学科」と名前を変え、さらにその後「システム創成学科」に改組されている。そこにはかつて原子力工学科を卒業し東大の教員になった方々が多くおられるが、原子力関連を研究室のテーマとして掲げている人は今ではわずかである。東大では「脱原発」は既にずっと前から進んでいたといってよい。他の大学でも程度の差こそあれ同じような状況にある。2005年には東大に「原子力国際専攻」が復活したが、かつての原子力工学専攻とは比較もできない小規模な組織である。
研究課題がなくなったわけではない。それどころか核廃棄物処理については上述のように課題が山積している。おそらく学生に人気がないというのが名称変更の理由であろうが、目先の動向に惑わされ、人材育成という大学の使命を忘れた短慮のそしりを免れまい。
日本の原発技術は優れているといわれる。しかし何が優れているのかはっきりしない。発電の形式は数多いが日本発はゼロである。使用済み核燃料の再処理も、英仏はとっくに実用化しているのに日本ではまだである。高速増殖炉の開発も当初の計画からは遅れに遅れており、実用化のめどは全く立っていない。一時宣伝された原子力製鉄や原子力船も消えて久しい。
にもかかわらず日本の原子力関連の研究開発予算は他の国に比べて突出している。2010年度エネルギーに関する研究開発予算の70%を原子力関連が占めている。米国ではエネルギー省の研究開発予算に関する限り原子力関係は全体の20%弱である。中身を精査することが必要であるが、日本の原子力関連の研究開発費は少なく見積もっても米国の3倍近くはある。原発がエネルギー生産の70%以上を負っているフランスも研究開発費は米国とほぼ同額であるから、日本では分不相応な予算が原子力開発に投じられていると言ってよい。原子力研究者の奮起を期待したい。
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