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生長の家政治連合と「今の教え」を考える

1093うのはな:2012/06/15(金) 17:29:24 ID:gTn97m6I
 戦争に負けたということは、実はちっとも特別なことではない。
前述したように、世界の主要国はすべて、勝ったり負けたり、負けたり負けたり
勝ったり負けたりの歴史を繰り返してきた。

 戦争に負けたことを特別視したために、たとえば国民に何が起きているか。
きみは「拉致」という言葉を聞いたことがあるだろう。これも学校では教えてくれないが、
世の中では語られているから、聞いているだろう。
 たとえば、みんなと同じように中学に通っていた十三歳の横田めぐみちゃんが、バドミントン部の
練習を終わってラケットを手に、家までわずか三百メートルほどの通学路で、その角を左折すればもう自宅
というところに差しかかったとき、二人組の男に拉致された。
つまり誘拐テロによって連れ去られた。どこへ。
日本の隣の国の北朝鮮へ。

 北朝鮮という国は、政府の職員である「工作員」を日本へ送り込み、
新潟の海岸近くで待ち伏せし、通りかかっためぐみちゃんの腹をまず殴り、
背中を丸めてうずくまるめぐみちゃんの首筋を空手の手刀で殴って崩れ落ちた
ところを袋に詰めたのじゃないかと考えられている。

 そして、海岸で平然と待っていた小船に、袋詰めのまま押し込んで沖合いに出て、
そこで待ち構えていた母船に閉じ込めて、北朝鮮へ連れ込んだ。
めぐみちゃんは「お母さん」と呼びながら、真っ暗な船倉、すなわち船の底にある倉庫の壁を
両手で引っ掻いて、爪が剥がれた。
 北朝鮮は、このめぐみちゃんのほかにも、全部で百人を超えるかも知れない、ぼくらと同じ
日本国民を拉致していった。

 北朝鮮と睨みあっている韓国に効果的な工作活動を仕掛けるためだ。
拉致した日本人が大人だったら、北の工作員がそのその人になりすますこともある。
これを「背乗り」(はいのり)と、恐ろしい言葉で呼んでいる。
子供だったら、工作活動に従事するよう育てたりもしたと、日本の捜査当局は考えている。
これが現代の戦争なのだ。

 日本の大人が「戦争は二度としてはいけない」と、きみたちに話してきた戦争は実は古い戦争で
あり、今から戦争するぞという宣言、それは宣戦布告と呼ばれているが、それがあるような戦争、また、
その宣言のあとにたどった海岸線に何万もの外国の兵士が押し寄せてくるような戦争は、
とっくに古い戦争になっている。

 ほんとうの、ぼくたちの時代の戦争は、このようにわずか二人ほどの工作員が、日本国民に襲いかかって、
勝手に自分の国に連れて行き、そのひとの人生を奪うような戦争なのだ。
 だから、そもそも、日本の大人が「日本は、あの悲惨な第二次世界大戦のあとは平和になった。だから、この
平和を大事にしなさい」と言ってきたのは、真っ赤な嘘だ。
 それが嘘ではないのなら、横田めぐみちゃんたちは日本国民ではないのだろうか。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/north_korea_kidnap/?1339746686
『ぼくらの祖国』 青山繁晴 著


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