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生長の家 「今の教え」と「本流復活」を考える

1249ざさ:2011/11/04(金) 23:58:29 ID:Z8wtfwcM
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      坐作進退悉く法にかなう
 また別のところである煎茶の先生にお茶を淹れていただいた時に、私のところに持って来るときに手がブルブルと震えて茶をこぼしてしまったことがありました。これは宮本武蔵が細川候の御前で絵を描いて見せよと言われて、絵を描こうと思うと固くなって上手に描けなかった話と一対であります。宮本武蔵のような人でさえも「上手に描こう」と思って「構える心」になるとかえって下手になってしまうのですが、何事をするにも構える心を捨てて「そのまま」の自然(じねん)の心にならんといかんのであります。「座作進退、法にかなう」というのでなければならぬのです。座るも動くも進むのも退くのも自然に法にかなうのでなければなりませぬ。
 長崎へ行きましたときに、生長の家の花嫁学校の生徒だったあるお嬢さんが茶を淹れてくれたのでした。例によって茶椀をまわして置いて下さいましたとき、いつもの作法通りに過ぎなかったのですけれど、それなのに私は始めて「これは何のために茶椀をまわすのか」という意味が分かったのです。それまでは「何回まわすのが規則なのか」と思っていたのです。ところがそのお嬢さんのまわし方には、精神がちゃんとこもっていたために、「なるほどそういう意味で茶椀をまわすのか」とわかったのです。茶の湯の茶椀には表と裏があって、表のところを尊敬する客人のところへ向けて出すのであります。愛敬の意味の表現として茶碗の表を私に向けたいという意味が、それをまわしているお嬢さんの全体の動作の上にそのまま表れていたのでした。それで初めて、そういう意味で茶碗をまわしているのだったら、こちらも少しも窮屈ではない。というわけで、のんびりとお茶を飲むことができたのであります。
 そういう風に我々の動作というものは、誠心(まごころ)がそこにあると、自然とその動作が、い!の!ち!が生きている動作になって、人を感動せしめたり、ゆったりと打ちとけた感じを人に与えることも出来るようになるのであります。


      食事の意義について
 ところでこの食事をいただくというのは、単に肉体にカロリーを補給し、ビタミンを補給し、蛋白質を補給するというだけの意味で、食物をたべていますと、その物質によって補給せられ、その物質がかためられて人体というものになっている気がして来ますから、どうしても物質的に人間を見て来ることになります。食物で養われる人間も、摂取される食物も、それはただの物質である、というだけのことになります。「物質」が物質を食べて「人間」というものになっている。そう思って食べても毒にはならんけれども、其処には物質を超えた霊的な価値というものは出て来ない。物質は物質としてただそれだけの値打ちしかない訳であります。ところが、私たちがいただくところの食物を、そういう風な、単なる物質的カロリーの補給だとか、物質的栄養素の補給だとかだけに思わないで、その奥にある霊的生命を観て、それに感謝して食物をいただくとき、内在価値が展開してくるのであります。「人間は、肉体に非ず、物質に非ず」ということを、皆さんは、すでに『生命の実相』を読み、聖経『甘露の法雨』を読んで感得しておられる訳であります。それが既に感得されていますと「ここに斯うして聖霊が天下っているのが人間である」とわかるのであります。その「聖霊なる神の生命(いのち)」に対して、供え物を献納するところの行事が、三度の食事であるというのであります。だから其の実相を知れば、これはまことに荘厳極まりなきところの行事である訳です。だからその荘厳極まりなき行事を、そのつもりになって、食物をいただくことになれば、それはそれだけの荘厳なる功徳があるのは当然であります。

 われわれは認めただけの功徳しか受け取ることが出来ない。心で受け取ったものだけが自分に摂取される。だから食物をただの食物の物質の栄養分であると思う人にはそれだけしか自分に受け取れないけれども、食物を神の恵みと観、霊的実在として観るとき、それ以上のものを受け取ることが出来るのであります。人間自身が「神の子」なる"聖霊"であって、その"聖霊"が神の恵みを供養され献上される、その荘厳極まりなき行事がお食事である----こう思って食せよ、と書いてあるのであります。
 此の講義をお聴きになった今日から、皆さんはそう思って食事をいただいて欲しいのであります。そうすれば物質なる「肉体人間」から「霊的人間」に生まれ更(かわ)る第一歩が其処に出来ている訳であります。

   (掲載の都合上、本筋変化なきよう一部訂正省略箇所有り。)


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