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言語学・日本語学(国語学)・方言学に関する俗説やトンデモ
31
:
名無しさん
:2011/02/26(土) 00:09:29
>>29
京阪式(の祖先の形)を、他のアクセント集団が真似したとして、
出来上がるのはせいぜい垂井式のような形であって、乙種アクセントにはならないんじゃないのかねえ。
乙種アクセントというのは、甲種(の祖先)に一定の処理を施さないと導けないもので、
この処理は、内輪<中輪<<<外輪と難しくなり、「保守的な外輪乙種(大分豊橋型)」がぶっちぎりで一番難しい。
変化の過程が複雑であることは、実は「縁遠い」ことではなく、「内的変化である蓋然性を高める要素」となる。
複雑な変化は、内的変化としか考えられないからだ。外部の者が能く真似できるようなものではない。
ただし、今の全日本語圏で京阪式の祖先形が話されていたというつもりはない。
札幌以東の北海道は明らかに違うし、北奥羽も「日本語圏化」した時期がどうやら平安中期以降であって、
最初から(新潟あたりが直接の故郷になるだろう)北奥羽式の原型だった可能性も高い。
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