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言語学・日本語学(国語学)・方言学に関する俗説やトンデモ
29
:
名無しさん
:2011/02/25(金) 23:17:28
西日本も東日本もアクセント成立は金田一説通りだろうが、西日本は内的自律変化でよいとして、
東日本については元々違ったアクセント話者が京阪式に影響されて(真似等)成立したというのを、
トンデモとして切り捨てのは早計ではないかと思う。
この場合気をつけなければならないのは内的自律変化の東京式と影響の東京式では
変化過程は全く同じということ。(平行進化)
すなわち金田一説自体は間違えないが、成立状況が全く違う可能性がある。
(また東日本に京阪式が分布していたことはなく(近畿との接触部分は除く)、東京式自体が広まった可能性もある)
無アクセントも九州や福井は間違えなく接触による崩壊だが、
常磐は固有起源の可能性もある。
それからアクセント自体の伝播や拡散は起きないと言われるが、
もともとアクセントAの話者が3いたところにアクセントBの話者が7やってきて、
集団として完全に同化した場合、アクセントBがいずれ残る可能性が高い。
このような場合、すなわちアクセントが拡散したといえる。
そしてあるアクセント話者集団が非常に権威や魅力がある場合、それが少数でも、
そのアクセントが広まることもありうる。
いずれも現代の共通語化が例に挙げられるが、これも決して最近に始まったことではないかもしれない。
(江戸時代以降の千葉なんかがその可能性がある)
全てが内的自律変化とは限らないだろう。
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