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言語学・日本語学(国語学)・方言学に関する俗説やトンデモ
16
:
名無しさん
:2011/01/21(金) 02:11:28
>>14
「ない」は中世末期のロドリゲスによる日本大文典にも関東方言の特徴として出てくるよ。つまり中世からあった。
江戸時代初期には無活用だったが、江戸時代中期には「なかった」「なければ」「なくて」など形容詞型の活用形が続々と揃っていくし。
決して人工的なものじゃなく、関東方言の内部で「無い」との類推が起こって、やがて活用形までも揃えていったものだろう。
江戸時代の山の手方言も普通に「ない」だろう?「ぬ」「ん」も結構あったが上方要素だ。下町は「ねえ」。
「である」は明治時代の言文一致運動のときに復古的な形として採用したもの。確かに人工的ではあるが、純粋な文章語だからな。
○直説法の未来には盛に助辞Beiを使ふ。例へば、Mairi mosubei(参り申すべい)、
Agubei(上ぐべい)、Yomubei(読むべい)、Narobei(習ふべい)など。
○打消にはNuの代りに動詞Naiを使ふ。例へば、Aguenai(上げない)、Yomanai(読まない)、
Narauanai(習はない)、Mosanai(申さない)など。
○Ay(あい)、Ey(えい)、Iy(いい)、Oy(おい)、Vy(うい)に終る形容動詞において、Yo(良う)、
Amo(甘う)、Nuru(温う)などの如く、o、uに終る語根の代りに、Xiroqu(白く)、Nagaqu(長く)、
Mijicaqu(短く)などの如く書き言葉のQuに終る形を用ゐる。
○Narai(習ひ)、Farai(払ひ)、Curai(食らひ)などのやうに、Ai(あひ)に終る第三種活用の動詞では、
Atte(あって)に終る書き言葉の分詞形を用ゐる。例へば、Farote(払うて)、又はFaraite(払ひて)の代りに
Faratte(払って)、Narote(習うて)の代りにNaratte(習って)、Curote(食らうて)の代りにCuratte(食らって)、
Cote(買うて)の代りにCatte(買って)といふなどがそれである。
○移動のYe(へ)の代りにSa(さ)を用ゐる。例へば、Miyacosa noboru.(都へ上る。)
○Xe(シェ、せ)の音節はささやくようにSe(セ)、又はce(セ)に発音される。例へば、Xecai(シェカイ、世界)の代りに
Cecai(セカイ)といひ、Saxesaruru(サシェラルル、させらるる)の代りにSaseraruru(サセラルル)といふ。
この発音をするので、Quanto(クヮントー、関東)のものは甚だ有名である。
○Vouari(ウォワリ、尾張)からQuanto(関東)にかけては、Anzu(あんず)、又は、enzu(えんず)に終る
書き言葉の未来系を盛に使ふ。例へば、Aguenzu(上げんず)、Xenzu(せんず)、Quicanzu(聞かんず)、
Mairanzu(参らんず)、Narauanzu(習はんず)などはAgueozu(上げうず)、Xozu(せうず)、
Mairozu(参らうず)、Narauozu(習はうず)の代りである。
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