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言語学・日本語学(国語学)・方言学に関する俗説やトンデモ
14
:
名無しさん
:2011/01/21(金) 01:16:57
>>13
でも、標準イタリア語は生身のトスカーナ方言と意外なほど「似ていない」し、
標準ドイツ語は、未だにどの方言がベースなのか意見が割れているくらいだからなあ。
日本語標準語についても、薩長云々は「江戸弁三河起源説」並みの全くの都市伝説だが、
東京山手方言とはあまり似ていない。しかも言語の根本的なところでかなりの改変がある。
「である」「です」の二大コピュラ、否定助動詞の「ない」このあたりは東京山手方言とかなりの離隔がある。
江戸は「ございます」か「だ」の世界で、「です」ですら出自がよくわからず、
「である」に至っては復古形を人工的に創りだした可能性がある。
「ない」も「無い」の類推で母音割れを人工的に起こした表現の可能性が高い。
作ったのは、薩長の田舎侍ではなく、文明開化時のインテリ層の「翻訳ジャーゴン」が起源だったと思うけどね。
人工語なるものの実態は、「翻訳による新しい口調の言語の誕生」であることが多い。ドイツ語だってそうだ(聖書の翻訳)。
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