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新・生長の家大論争掲示板1

4647名無しさん:2013/06/28(金) 22:49:06
2008年2月20日
“欲望の街”と“霊的緑地”

 15日の本欄で、赤坂の末一稲荷神社境内の様子を書いた際、「都会の中に“本来の自然”の活動を盛り上げる空間を拡げていくこと」の意味について触れた。それを端的に言えば、わが郷土、わが街を“欲望の街”に変えていこうとする圧倒的な流れに対して「No」と言うことだと思う。あの赤坂の地には昨年、東京ミッドタウンが出現して地価がグンと上がった。集客力の大きい施設が近くにできれば当然、駐車場の需要も増加する。だから少しでも空いた土地があれば、時間貸し駐車場を設置して利益の増大を図ろうとする動きもある。

 しかし、長い目で見た場合、それにどれだけの価値があるだろうか。これによって駐車場を経営する会社の利益は上がり、役員や社員の可処分所得が増える。そうすれば、彼らは街に繰り出すから、周辺の商店の利益も増えるかもしれない。また、それらの商店は改装や改築をしてさらに客を増やそうとする。こうして、六本木・赤坂の古い建物はまた取り壊され、街並みは変わり、さらに客数が増す。これが“経済発展”の黄金律だ。今、中国大陸で起こっていることと、このこととの本質的違いはない。人々の欲望を引き出し、満足させることで、自然も歴史も破壊されていく。

 そんな中に、早春にフキノトウが顔を出し、春にはタケノコが伸び、菜の花が咲き乱れ、夏にはスモモやブルーベリー、秋にはクリが実る土地があったとする。欲望に奉仕するのではなく、自然の力の展開に奉仕する土地である。人々に宗教的なメッセージを伝えるのは、どちらの土地の使い方だろうか。温暖化の方向へ突き進む地球社会に対して「再考」を促す説得力をもつのは、どちらの土地の使い方だろうか。それとも、都会の中にあって、こんな考えをもつ人は“絶滅危惧種”に過ぎないのか。
 
 大都市圏にある「生産緑地」が減り続けていることを、18日の『朝日新聞』夕刊が伝えている。生産緑地とは、都市部の緑地を守るために、一定の広さ以上の土地を一定の条件で農産物生産に使う代わりに、固定資産税を軽減してもらえるものだ。この生産緑地が最も広かったのは1995年度で、3大都市圏で1万5576haだった。それが、2000年度には1万5316haになり、2005年度には1万4652haへと減った。10年間で6%の減少であり、面積にすると東京ドーム198個分狭くなったことになる。主な理由は、相続人が相続税支払いの必要に迫られ、生産緑地の指定を解除して業者に売却したからという。この制度の原則としては、自治体が買い取ることになっているらしいが、面積が狭く公共目的に不適ということで、ほとんど買い取られていないという。

 宗教は公益法人なのだから、緑地保全の面で公益に資することができるならば、そうすべきではないだろうか。都市部の神社や仏閣では、境内に駐車場やマンションを建設して、本業の収入減を補おうとする動きがあるようだが、何か本末転倒な気がするのである。大都市がたとい“欲望の街”であっても、その中にありながら人々の神性・仏性を目覚めさせるような、自然豊かな“霊的緑地”を蘇らせる方策はないものだろうか。それが古来からの宗教施設の役割だったと思うのだが……。

 谷口 雅宣

23:45 地球環境問題, 宗教・哲学, 文化・芸術, 旅行・地域, 社会・倫理 | 固定リンク

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つづく


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