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【資料】神秘主義の系譜【探索】

97名無しさん:2013/07/20(土) 23:22:02
立石寺
りっしゃくじ

山形市にある天台宗の寺。山号は宝珠山。俗に山寺(やまでら)と称される。860年(貞観2)慈覚大師円仁の開山と伝え,東北屈指の慈覚大師信仰と庶民信仰の霊山である。慈覚大師入滅の地は比叡山とされるが,当寺でも山頂南面の絶崖にある岩窟が大師の入定(にゆうじよう)窟とされている。1144年(天養1)にはその霊窟上部に如法経所碑(重要文化財)が建てられた。その碑文では弥勒信仰に慈覚信仰が重ね合わされている。また日蓮の書状は〈御頸は立石寺にあり〉との鎌倉時代の風聞を伝えており,分骨埋葬説が有力である。今も霊窟に眠る頭部彫刻や遺骨の一部がそれとされる。霊窟周辺の岩窟から,納骨した木製五輪塔など鎌倉時代の遺品も発掘され,死者の霊のかえる山として,この風習は今なお歯骨や卒塔婆,後生車が納められ息づいている。江戸時代には朱印寺領1420石,衆徒18ヵ寺,坊跡12坊,末寺3ヵ寺,門徒2ヵ寺を抱える大寺であった。全山いたるところ風水食による岩穴や奇岩に満ち,松尾芭蕉も訪れた景勝地で,現在も根本中堂,三重小塔(ともに重要文化財)など多くの伽藍諸堂が点在する。                      竹田 賢正

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