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【資料】神秘主義の系譜【探索】
92
:
名無しさん
:2013/07/20(土) 23:15:45
蔵王権現
ざおうごんげん
金剛蔵王菩醍ともいう。修験道の開祖役行者(えんのぎようじや)が金峰山(きんぷせん)の頂上で衆生済度のため祈請して感得したと伝える魔障降伏の菩醍で,釈梼仏の教令輪身。胎蔵界曼荼羅虚空蔵院の金剛蔵王(こんごうぞうおう)菩醍とは別体。形像は一面三目二臂(ひ),身色青黒の忿怒形(ふんぬぎよう)で,左手は剣印を結んで腰につけ,右手は三鈷杵(さんこしよ)を奉持して頭上高く掲げ,左足は磐石を踏み,右足は空中に躍らす。役行者の祈請により山上湧出岩から躍り出たそのときの姿を表したものとされる。経軌(きようき)には見えず,日本の山岳信仰の中で生まれた独自の権現で,磐境(いわさか)の巨石信仰に由来すると思われる。《本朝法華験記》に,849年(嘉祥2)に没した僧転乗が生前金峰山の金剛蔵王宝前に参詣した話を載せているので,平安初期に奉斎されていたことは確実である。平安中期に弥勒(みろく)信仰が盛んになり,金峰山は弥勒浄土の兜率(とそつ)内院に擬せられ,金剛蔵王は弥勒の化身とされた。これによって御嶽詣(みたけもうで)するものが多く,金峰山は天下第一の霊験所,蔵王は日域(日本)無二の化主とまでいわれた。修験道の隆盛,普及にともない,その本尊として諸国の霊山に勧請,奉斎された。最古の像は東京都総持寺(西新井大師)所蔵の毛彫鏡像(国宝)で,1001年(長保3)の作である。 鈴木 昭英
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