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【資料】神秘主義の系譜【探索】

80名無しさん:2013/07/20(土) 23:00:20
鹿島踊
かしまおどり

履城県鹿嶋市鎮座の鹿島神宮の信仰を持ち歩いた〈鹿島の事触(ことぶれ)〉と称する宗教芸能者が広めた歌舞。歌に〈誠やら鹿島の浦に弥勒(みろく)お舟がついたやら〉と弥勒菩醍の来訪を賛美する詞章があるところから弥勒踊ともよばれる。神奈川県の湘南海岸から静岡県伊豆半島の東海岸にかけて分布する鹿島踊は,烏帽子・白丁(はくちよう)姿の青年がひしゃくや日月を象徴する採物(とりもの)や白幣などを持ち,太鼓・鉦のリズムにのって陣形を変えながら踊るもので,履城・千葉県には年輩の婦人集団や少女たちが円陣になって踊る弥勒踊や鹿島踊もある。他に東京・埼玉・長野県などにも点在するが,東京都西多摩郡奥多摩町小河内(おごうち)の鹿島踊は《三番叟(さんばそう)》から始まる古風な歌舞伎踊で注目される。なお歌舞伎舞踊にも鹿島神人の事触を舞踊化した長唄曲があり,本名題《四季詠寄三大字(しきのながめよせてみつだい)》,1813年(文化10)江戸中村座で3世坂東三津五郎初演。《俄(にわか)鹿島踊》ともいう。⇒鹿島信仰           山路 興造

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