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【資料】神秘主義の系譜【探索】
27
:
名無しさん
:2013/07/20(土) 04:53:54
新宗教
しんしゅうきょう
(1)どの時代のものであれ,その時代に新しく発生し,広まった宗教をいう用法もあるが,現在,もっともよく用いられているのは,(2)近代化以降の時代に登場し,既存の宗教伝統とは異なる,新しい伝統を掲げて信仰集団を形成する宗教を指す用法である。ここでは(2)について述べる。欧米では国教の地位を占めるカトリック教会やプロテスタント教会に対して,少数派のキリスト教集団を〈セクト sect〉とよびならわしてきた。これらは新宗教ではなく,既存のキリスト教の枠内の分派集団と見なされる。これに対して,正統的なキリスト教の教義の枠から著しく逸脱していたり,外来宗教の系譜を引いていたり,既存の宗教の枠を超えた新興の宗教集団は〈カルト cult〉とよばれることがある。このカルトと新宗教はほぼ同じ対象を指して用いられる。ただし,カルトがやや軽蔑的,批判的な意味をこめて用いられがちなのに対して,新宗教の語は価値判断からより自由に用いられることが多い。日本以外の地域で,早い時期から発展の著しい新宗教としては,アメリカのモルモン教,ものみの塔(エホバの証人),クリスチャン・サイエンス(キリスト教科学),ブラック・ムスリム,ジャマイカのラスタファリ運動,西アジアのバハーイー教,韓国の円仏教や需山教,華人社会の一貫道などがある。アフリカやブラジルにも新宗教は多い。
[日本の新宗教] 日本の早い時期の新宗教には,19世紀初期に成立した,やや早咲きの如来教や黒住教,19世紀中期に成立した天理教や金光教や禊教などがあり,明治期に成立したものには丸山教,蓮門教,大本教などがある。この段階までのものは,しばしば〈民衆宗教〉の名でよばれている。もっとも大きな勢力を築いた教団は,大正末から戦後にかけて成立したもので,ひとのみち(後の PL 教団),霊友会,生長の家,世界救世教,立正佼成会,創価学会,真如苑などである。新宗教のおもな宗教史的な源泉としては,江戸時代に活発化していた,(1)神仏習合的な社寺を参詣のセンターとし,山伏,行者などの民間宗教家を媒介としつつ,講社に寄り集まった人々が支えた民俗宗教の諸集団(〈習合宗教〉の伝統とよぶこともできよう)と,(2)在家信徒が積極的に参加する日蓮系の講(題目講),(3)石田梅岩が創始した石門心学に代表されるような修養道徳的な大衆運動などが考えられる。
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