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【資料】神秘主義の系譜【探索】

189名無しさん:2013/07/22(月) 23:01:53
伯家神道
はっけしんとう

白川家の神道で,白川神道ともいう。白川家は花山天皇の皇子清仁親王の子延信王の後胤で,王は1025年(万寿2)臣下に下り,後に神祇伯に任ぜられ,子孫代々この職に任ぜられたので伯家ともいう。伯に任ぜられたとき王号を賜うのが例であったので,王氏とも称せられた。しかし後には,神祇大副の吉田家が神祇管領と称し神祇官の実権を握ったので伯家の勢力は衰え,これに対抗するため神号を授け,伯家拝揖(はいゆう)式の許状を出し,《伯家部類》を編集して自家の地位を明らかにしようとした。また学頭森昌胤は《神道通国弁義》を著して伯家神道の意義を示し,国学者平田篤胤を招いて自家所属の神職に神道を学ばせた。                       平 重道

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伯家部類
はっけぶるい

神祇伯白川家の管掌した神事を部類わけし記した書。《白川家部類》《白川家秘記》《神事部類抄》などとも称す。2巻。神祇官の長官神祇伯には,1046年(永承1)花山天皇皇子清仁親王の子延信王が就任して以来世襲,伯家(白川家)としての職を管掌してきたが,宝暦年中(1751‐64)神祇伯雅富王が,谷口祐之に命じ斤させた書。宮廷神事について同家伝来の文書記録類より部類ごとに抄出した書で,神祇伯の職掌より宮廷神事の実際を知る上の根本史料の一つ。その部類は,神祇官の事,内侍所の事および渡御の事,内侍所神楽の事,内侍所御搦(おからみ)の事,御拝の事,毎朝御拝の事,臨時御拝の事,正月御拝の事,伊勢遷宮の事,例幣の事,大嘗祭の事,即位由奉幣の事,御社祈願の事,公縁勅使の事,鎮魂祭の事,八神殿再興の事,伯家家系の事,長帳(けんちよう)女王の事,神事伝授の事,斎籠(いみごもり)の事,伯無喪服の事などである。⇒伯家神道
                        鎌田 純一

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