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【資料】神秘主義の系譜【探索】
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:
名無しさん
:2013/07/22(月) 20:56:40
蓑田胸喜 1894‐1946(明治27‐昭和21)
みのだむねき
狂信的国家主義者。熊本県出身。東京帝大文学部卒業後,同法学部に入学したが中退。在学中,上杉慎吉の影響をうける。1922‐32年,慶応義塾大学予科で論理学を担任。1925年,三井甲之とともに原理日本社を結成し,神がかり的な〈日本主義〉の立場から,マルクス主義,自由主義を激しく非難。滝川事件の原因をつくったほか,陸軍からも資金を得,末弘厳太郎,美濃部達吉を攻撃,天皇機関説事件に大きな役割を果たす。38年以後,帝大粛正運動に関与。矢内原忠雄,宮沢俊義,河合栄治郎,津田左右吉らを次々にやり玉にあげ,学問・言論の抑圧,ファッショ化への民間での〈思想検事〉の役を務め,〈学匪〉とも称せられた。46年1月自殺。 須崎 慎一
(C) 1998-2000 Hitachi Digital Heibonsha, All rights reserved.
天皇機関説
てんのうきかんせつ
大日本帝国憲法(明治憲法)の解釈をめぐる一学説。美濃部達吉によって代表される。この学説の特色は,〈統治権は天皇に最高の源を発する〉という形で天皇主権の原則を認めるが,しかし同時に天皇の権力を絶対無限のものとみることに反対する点にある。すなわち統治権は天皇個人の私利のためではなく,国家の利益のために行使されるのであるから,国家はその利益をうけとることのできる法人格をもつもの,したがって統治権の主体であり,天皇は法人としての国家を代表し,憲法の条規に従って統治の権能を行使する最高〈機関〉であると規定する。そして,このような理論的基礎のうえに立つ解釈によって,大日本帝国憲法からできうる限り多くの立憲主義的運用の可能性を引き出そうとした。それは内閣と議会の地位を強化しようとする方向をもち,第1には,天皇の国務上の大権は大臣の輔弼(ほひつ)=進言なしに行使することは憲法上不可能,とする原則を立てようとした。そしてそこから,国務上の詔勅批判の自由,統帥権の独立撤廃の可能性などが論ぜられた。第2には,帝国議会は天皇から権能を与えられたものではないとし,直接憲法に根拠をもつ国民の代表機関であり,天皇に対して独立の地位をもつとの解釈を打ち出した。そして,議会の参与しうべき政務の範囲を国務大臣の職務に属する国家事務の範囲と同一とすることは可能だと論じた。この学説は,大正期を通じて学界に定着したが,満州事変以後のファッショ的風潮の高まりとともに右翼勢力からの攻撃にさらされ,1935年の国体明徴運動の結果,機関説とみられた学者は,憲法学担当の地位をおわれた。⇒国体明徴問題
古屋 哲夫
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