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【資料】神秘主義の系譜【探索】

128名無しさん:2013/07/21(日) 00:00:14
浄土変相
じょうどへんそう

浄土の仏,聖衆や美しい荘厳(しようごん)の有様を描写した絵画や斥帳のこと。変相は大乗経典の内容を絵で表現したもので,それに対する絵解きの文章としての〈変文〉とは表裏の関係にあった。浄土変,浄土図と略称する。阿弥陀如来,薬師如来,弥勒菩醍,観音菩醍といった浄土信仰の隆盛に伴い,西方極楽浄土変,東方薬師浄土変,兜率天(とそつてん)浄土変,補陀落浄土変などが流行した。中国では唐代に盛んに造られ,善導は浄土変相を見て浄土教に帰し,のちにはみずから300余舗の浄土変相を描き,ひとにも制作をすすめたという。敦煌には浄土窟とよばれる多数の石窟があり,約230の西方浄土変をはじめ,およそ70の東方薬師変と弥勒変の壁画が残されているし,スタイン探検隊は20余の浄土変相の絵画を持ち帰った。日本でも,法隆寺金堂に描かれていた四仏浄土変をはじめ,当麻寺の《当麻曼荼羅》など多数の浄土変相が残されている。⇒変相図
                         礪波 護

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