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【資料】神秘主義の系譜【探索】
124
:
名無しさん
:2013/07/20(土) 23:55:16
石仏
せきぶつ
石造の仏像。彫刻される石の形状から,移動できる独立した石材に彫られた石仏,露出した岩層面に彫られた磨崖仏,岩層に窟をうがってその中に彫られた石窟仏の3種に大別される。彫出の状態からは,線刻,薄肉彫(レリーフ),半肉彫,高肉彫(側面をほとんど彫出したもの),丸彫に分けられる。石は彫刻用材として最も普遍的なものの一つであり,インド以来仏教の伝播にしたがって各地で盛んに製作された。
[インド] 紀元前2〜前1世紀ころからヤクシー,ヤクシャの丸彫石像やストゥーパの石製欄楯の浮彫などが作られていたが,クシャーナ朝の2世紀ころにガンダーラとマトゥラーで仏像の造顕が始まり,石仏の製作が始まった。前者では青灰色の片岩がおもに用いられ,独尊像や仏伝図の浮彫などが作られ,遺品も多く現存する(ガンダーラ美術)。後者では黄斑文のある赤色砂岩がおもに用いられ,カニシカ王3年銘のサールナート出土如来形立像などが遺品として著名である(マトゥラー美術)。これ以後,インド各地で石仏の製作が盛んとなり,仏像製作の主流となった。インド仏教美術の最盛期であるグプタ朝の5世紀には,製作年代の明らかな在銘像の遺品も多く,マトゥラー博物館のジャマールプル出土如来形立像などがよく知られている。この時代にはアジャンター,エローラなどに代表される仏教石窟寺院が多く作られた。8世紀以後のパーラ朝時代には,硬質の玄武岩を用いて複雑な図像の密教的な像などが多く作られ,この時代の石仏はネパール,チベット,東南アジアなどの仏像に大きな影響を与えた。
クシャーナ朝時代のガンダーラの石仏は西隣のアフガニスタンに影響を与え,カーブル北西のバーミヤーンには4〜6世紀ころの製作と思われる像高55mと38mの大磨崖仏が現存する。仏教の東漸にしたがい中央アジア諸地方でも仏像は多く作られたが,ここでは石材が少ないために塑像が主流で,石仏の遺品は少ない。東南アジアの石仏は南インドの影響が強く,タイのドバーラバティ美術(7〜11世紀)の石仏はインドのグプタ様式を伝えており,ジャワのボロブドゥール遺跡(8〜9世紀)には多数の石仏が安置されている。
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