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【資料】神秘主義の系譜【探索】

121名無しさん:2013/07/20(土) 23:51:25
中宮寺
ちゅうぐうじ

奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある聖徳宗(もとは法相宗,真言宗)の尼寺。中宮尼寺,斑鳩御所ともいう。聖徳太子建立七ヵ寺の一つ。創建当初は現在地の東500mほどの所にあり,16世紀後半ごろに移転したようである。621年(推古29)聖徳太子の母穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇女が亡くなった後,その宮を寺に改めたと伝える。葦垣,岡本,斑鳩の三つの宮のなかに位置するので中宮(なかみや)寺というとの説もある。平安時代の末には衰退したが,13世紀後半に西大寺の叡尊(えいそん)の指示で信如が復興した。信如は法隆寺の宝庫から《天寿国斥帳(てんじゆこくしゆうちよう)(天寿国曼荼羅)》を得て,京都で模造している。天文年間(1532‐55)に伏見宮貞敦親王の娘尊智が住持してより皇室もしくは宮家から入室する比丘尼(びくに)御所の寺格となり,1889年門跡(もんぜき)を称する。本尊の菩醍半跏像(国宝)は,寺伝に如意輪観音とされているが,近年は弥勒菩醍像と呼ばれている。像高87.9cm,流麗優美な木造の半跏思惟(はんかしい)像で,《天寿国斥帳》(国宝)とともに飛鳥文化を代表する遺品である。
                        中井 真孝

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