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【資料】神秘主義の系譜【探索】
119
:
名無しさん
:2013/07/20(土) 23:48:39
塚
つか
人工的に盛土をした場所を指し,塚の名称も〈つく(築く)〉に由来すると考えられている。墓所,祭場,供養のほか,一里塚のように標識として築かれる塚もある。塚には各種の伝説が伴っており,同一または類似の名称で呼ばれる塚が全国的に分布している例も多い。塚にまつわる伝説では多数の戦死者や遭難者などを埋葬したり供養した所と伝える百人塚,千人塚,落武者や山伏などを埋めた場所とする七人塚,首塚,山伏塚,行者や修験者が庶民救済のため生きながら入定(にゆうじよう)した場所とする入定塚,行人(ぎようにん)塚などをはじめ,墓所と伝える塚が多い。しかし墓所と伝える塚でも,本来祭りなど別の目的で築かれた塚が意味不明となって墓所とみなされるようになったものが少なくない。一方,祭りのために祭壇を築く習俗は古くから行われていた。十三塚は,真言系の僧,修験,行者が野外で修法を修めた場所であったことが明らかにされ,狐塚という名称をもつ塚も,本来は田の神の祭場であり,田の神の使わしめが狐であるとする信仰や,祭場にしばしば狐が出没したところから狐塚の名称が起こったとされる。祭りのために塚を築く習俗は,平地よりも一段と高い場所を祭場に当てようとする心意の表れであり,神木や高い竿・鉾を用いて神の依代(よりしろ)とする習俗と同じ心意といえる。その最も典型的なものが山であり,コニーデ型の秀麗な山を祭場とする場合が多い。山岳信仰との関連でいえば,富士信仰や出羽三山(でわさんざん)信仰に代表されるごとく,その山岳を遥拝するために築かれた塚もみられ,それが本来は祭場として機能していたといえる。また塚の築かれる場所が境界であることも多い。境は単に範域を区分するという意味にとどまらず,この世(現実界)とあの世(冥界・他界)とを分ける場所でもある。そうした境が祭場とされる場合が多く,虫送りの行事で悪神を送り出す場所が虫塚,虫追い塚と称されるのもその一例である。このほか弥勒下生信仰,末法思想を背景として,法華経を書写し土中に埋めた経塚はよく知られている。⇒古墳 宮本 袈裟雄
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