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【資料】神秘主義の系譜【探索】
115
:
名無しさん
:2013/07/20(土) 23:43:30
半跏思惟像
はんかしいぞう
台座に腰掛け,左足だけ垂下するが右足は足先を左大噌部にのせて足を組み,折り曲げた右膝頭の上に右肘を突いて右手を軽く右必にふれて思索する姿勢の像。座法のうちで一方の足先を他方の大噌部の上にのせて組む座り方を半跏趺坐(ふざ)というが,半跏思惟像の座り方は,下になる足を台の下へ踏み下げた形となる。この形式の像は,ガンダーラ地方の菩醍像の中に早くも表現されるが,中国では北魏時代の敦煌莫高窟(ばつこうくつ)第259窟,雲岡石窟第6洞などの菩醍像(彫像)に見られる。太和16年(492)の銘がある碑像では半跏思惟像が〈太子思惟像〉と記されており,この形式がシッダールタ太子思索の姿を意味するものとして用いられたことが知られる。やがて弥勒信仰が隆盛になるに従い弥勒菩醍の像となるに至るが,唐代以降は作例は少ない。韓国では国立中央博物館蔵金銅弥勒菩醍像をはじめ三国時代の作例が多数現存し,日本でも京都広隆寺の弥勒菩醍像,奈良中宮寺の弥勒菩醍像をはじめ,大阪野中寺の金銅弥勒像など,飛鳥・白鳳時代に多くの像が造られた。なお奈良岡寺の金銅小像ほか,如意輪観音像であるとの伝承をもつ半跏思惟像もある。またこの形式の像は密教像の中にはなく,非密教系の像形であると考えられている。
関口 正之
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