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ダークファンタジー 代理投稿依頼スレ

180アイン ◆mSiyXEjAgk:2011/01/08(土) 21:52:36
とりあえず先日投下した自分のレス、こちらにおいておきます

レクスト達が気概と決意を示し合わせた直後、足下で微かな物音がした。
鞄が小さく揺れている。気絶していたアインを収納した鞄だ。
鞄は何度か揺れると、独りでに口を開いた。

「話は粗方聞かせてもらったぞ。……おい何を見ている。さっさと手を貸せ」

弾みで横倒しになった鞄から、アインが情けない動作で這い出てくる。
足下から上から目線の言葉を放って、彼は手助けを促した。
何とか鞄から脱出を果たして立ち上がると、彼の視線はセシリアに預けられた少女へと向けられる。

「……そいつが『門』か。何とか希望が見えてきたじゃないか」

だが、とアインは言葉を続ける。

「所詮はまだ希望だ。掴み取って現実にする為には、希望の眩しさに目が眩まないようにしないとな。
 ……『門』を助け出せた今、次の課題はあのルシフェルを相手にどうやってそのマーカーを命中させるかだ。
 三つしかないマーカーを、誰が持つ?一人に全て託すのか、一つずつ分けるのか。それに……」

帝都の広場を一瞬で焦土にした火力や魔族特有の膂力を始めとして、ルシフェルは絶大な力を誇っている。
それらの中でも特に脅威であるのが、議会の人間から聞き出した――

「時を止める。嘘か本当か、奴はそんな能力さえ持っているらしい。
 もし本当なら、マーカーを当てる当てないどころじゃない。嬲り殺しにされる」

静かに、断言した。

「……勿論、手を打ってない訳じゃない。エクステリアに頼むつもりだったが、こいつ以上の適任者がいてな。
 ミカエラ・マルブランケが今、時間停止を相殺する結界を天帝城周囲に張っている。
 とは言えすぐ終わる作業じゃない。暫く待つ事になるかもしれんな」

アインは知らない。
マダム・ヴェロニカもまた、時間停止に対する対策を講じていた事を。
だからこそ彼はこうして、長口上を連ねていた。

「あぁ、それとエクステリア。ほれ、『神戒円環』の術式陣だ。鞄の中にいる間、ちょっと手を加えておいた。
 その通りに術式を走らせても機能するが、気が向いたら読み込んでおけ。僕は所詮、術式を紙の上でしか理解出来ないからな」

丸めた羊皮紙が、セシリアの胸元辺りに放り投げられた。

「それともう一つ……」

言いながら、アインは白衣のポケットを漁る。
取り出されたのは赤色をした薄い膜――赤眼だ。

「これは装着者に魔族化を強いる。魔族の血を増幅してな。……と言う事はだ。
 魔族化しない程度に留めれば、これは容易く力を与えてくれる訳だ。
 だが副作用は未知数だし、何より抵抗もあるだろう。これを使うか使わないかは、自分で決めろ」

【遅くなってすいませんでした!!】


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