リルバーン帝国の解放:新皇帝の帰還 - 1273759208

1：リルバーン帝国：2010/05/13(木) 23:00:08: 帝国の皇族の一人であったフローラ・クローリスは、クーデターによってヴィーノ・ハラオウンから皇帝の座を奪い取ると、その後猛烈なスピードで帝国を大国へと押し上げていった。その一方、議会制民主政府、包括的市民権、言論の自由はすぐさま葬られ、共産主義者、労働組合、反体制派など、国家にとって“望ましからぬ”存在に対する排斥運動が激しさを増していった。また、彼女はカルト教団として知られるリリスの道を信仰し、女性を拐かしては宮廷内で同性愛行為に耽るといった度重なるスキャンダルを引き起こしていた。
そして、フローラ・クローリスの独裁政治はその始まりと同じように滅亡した。彼女は精神的に不安定と疑われていたが、それを証明する事件が起こる。一部の側近達と共に「普通の女の子に戻りたい。」との書置きを残して、宮城から失踪したのである。リリスの道の言うところの魔女に生まれ変わったのだとも言われているが真相は不明である。フローラ・クローリスの失踪は帝国政府を麻痺させ、国家の瓦解を引き起こした。緋く染まった視界、苦い土と錆びの味、頭上を飛び交う口論、人々の怒声。言い方を換えれば、悲惨な内戦があったというわけである。
反フローラ・クローリス派のクーデターは計画通り主要都市を制圧する事に成功した。しかし次の段階でクーデター派は躓いてしまった。逮捕を免れたフローラ・クローリス派は当然ながらクーデターの鎮圧を下令し、反フローラ・クローリス派は逆にクーデターの目的を沿えて各地にクーデターへの加担を呼びかけた。しかし、「強い帝国」の復活を成し遂げた現在の帝国に対して忠誠を誓う軍部隊も数多くおり、更には帝国は内戦と同時に各地の独立運動の鎮圧にも突入するという異常事態に陥る事となった。だがその後まもなくして、多くの外国勢力が内戦への介入を行った事が事態を破局へ導いた。スピリックス連邦との屈辱的な交渉の後、クーデター派はスピリックス連邦軍の支援と引き換えにスピリックス連邦の体制に忠実な新政府を設立する事に合意した。
同じ頃、ウィルバー合衆国のヌーベルマファミア市警察は帝国領事館の外を取り巻く群衆を鎮圧するよう命じられた。しかし、数で劣る警察官達は迂闊に手を出す事が出来ず、群衆を率いていた少女は彼らに次のように告げた。「貴方…この私（わたくし）をリルバーン帝国の正統な皇位継承者、リリー・ハラオウンと知っての狼藉ですの？」
一体何が失敗だったのだろうか。今はその事を考えている時間ではない。スピリックス連邦軍によって都落ちを余儀なくされ、キーファルン公国・ファーレラント帝国連合軍の軍靴の足音が近づく現在、フローラ・クローリス派は残った反フローラ・クローリス派との講和への道を探らなければならなかった。フローラ・クローリス派は恥を忍んで、シャルロッテ・ハラオウンに対して講和の仲介なり助力の依頼した。そして、アンフェティア郊外の温泉町のネスリラで開催された会議において、リリー・ハラオウンを皇帝とする連合政府を設立し、残存する軍部隊を統合する事に合意した。帝国にとって、誉ある一日である。皇帝陛下万歳！
2：スピリックス連邦　アウグスト・ルーペルト首相 ◆YE/wQPCWf6：2010/05/13(木) 23:42:25: 私は連邦市民を代表して、世界に冠たるリルバーン帝国の復活及びリリー・ハラオウン皇帝陛下の御即位に慶祝の意を表す。
つきましては連邦としての提案でありますが、カレルギー委員長を中心とした暫定政府を帝国連合政府の内政部に合流させることを検討して頂きたい。
　以前より暫定政府は復活した帝国による迅速なる統治を支援する故、中央官庁を初めとする行政システムの再構築を積極的に行っていた。
また彼らは不安定である帝国の治安情勢を解決するべく、我々連邦軍の指導の下でリルバーン帝国民の安全を守ることを目的とした公安部隊の創設により帝国の治安情勢は日々良化の道を辿っている。

そして忘れてはいけないのは、ファーレラント・キーファルン共同軍を中心とした共同戦線の戦士達であり、彼らもまた「祖国の復活」という志を有した者たちであることに違いはなく、皇帝陛下には彼らを新しい連合政府へ取り立てて下さいますよう御願申し上げる。

我々スピリックス連邦は、今後も帝国連合政府と結ばれた深い絆を下に様々な協力関係を築きあげていきたいと考えている。両国に永久の繁栄があらんことを！
3：ウィルバー合衆国代表 ◆0AEQlnCdvE：2010/05/14(金) 00:16:06: 合衆国はリリー・ハラオウン皇帝の新政府をリルバーン帝国の唯一の合法政権と認め、独立を尊重する。
同時に、スピリックス連邦の傀儡政権である「カレルギー委員長を中心とした暫定政府」が、リルバーン新政府に影響力を行使することを望まない。
スピリックス連邦の要求は明白な内政干渉である。
カレルギー暫定政府こそ今次混乱の拡大を招いた主犯であり、帝国法に則り騒乱罪・外患誘致罪により裁かれるべきであろう。
4：スピリックス連邦　外務省 ◆YE/wQPCWf6：2010/05/14(金) 00:23:42: 帝国に忠節を尽くした暫定政権を紛争の主犯にするなど、合衆国の発言は最早的外れ以前の問題であり、日増しに首脳が狂っていく合衆国政府の信用価値は皆無に等しい。
国際情勢の理解も不能となった合衆国に少なくとも明るい未来は訪れないだろう。
5：モナシア外務監督府 ◆Jf7VRrdGxI：2010/05/14(金) 00:31:39: 連合は、新しいリルバーン皇帝リリー・ハラオウン殿下の即位を祝い、かつ新政府をリルバーン帝国の新しい政府としてその主権を認める。

カレルギー委員長らの功績は評価すべきものであるが、問題はかれら新政府創設委員会の設立の際にスピリックス連邦が深く関わってしまっていることだ。
そういった組織を新政府に合流するよう勧めるというのは、自分たちの息のかかった組織を内部に飼いたいのだというように、自ら誤解されようとしているようなものだ。
今後のリルバーン情勢には極力介入せず、帝国の自治に任せることが、貴連邦になんらの野望のないことの証明ではないだろうか。

むろん、リリー･ハラオウン陛下ひきいる新政府自らがよく精査されたうえで、カレルギー委員長らを新政府に合流させるという決断をされたのであれば、連合はそれを認めるでしょう。

リルバーン帝国の前途に幸あれ。
6：リルバーン帝国：2010/05/14(金) 02:25:09: >>2
ふむ、スピリックス連邦の支援に感謝します。暫定政府の合流を認めましょう…とでも言うと思ったか！
私をウィルバー合衆国で引き籠っていた小娘と馬鹿にして、既成事実さえ作っておけば済むとでも思ったか！
その後の回答如何によっては一体どちらに正義があるのかわからせてあげる必要があるようね…
>>3
>>5
私と私が統治する帝国政府を国家承認していただき、ありがとうございます。我が国に平和が戻る事は、ディルタニア大陸に平和をもたらす事になるでしょう。

それと、キーファルン公国・ファーレラント帝国連合軍の代表者は一体どこへ行ったのですか！？
このまま代表者を私に派遣しないのであれば、スピリックス連邦と同様に我が国に対して反旗ありとみなします！
7：キーファルン公国代表 ◆wklyxfwZdI：2010/05/14(金) 08:07:07: まず、回答が遅れたことをお詫びする。
我が国は、リリー陛下の御即位とハラウオン朝の復活を祝福する。
現在、ファーレラント・キーファルン合同軍が駐留している領域では、諸勢力と協議を行い、リリー陛下を新たな皇帝として認める方向でまとまりつつある。ファーレラントと協議中ではあるが、陛下がお望みであれば、駐留中の領域を返還する用意があることもお伝えする。
また、スピリックスが、あたかも我々が彼らと同類のように言っているが、我々は内政干渉まがいの行為に荷担するつもりは無いということも合わせて発表する。
8：クラトニア共和国大使 ◆2LEFd5iAoc：2010/05/14(金) 10:01:42: ハラウオン朝の復古を心から祝福し、リリー・ハラウオン陛下をトラニア語における「皇帝」の地位であると確認し、
皇帝位として、我共和国から厳粛たる敬意を払います。
よって、我共和国、ハラウオン朝リルバーン帝国をリルタニア地域における唯一の統治機関として承認し、国交開設を望むものであります。
9：ファーレラント帝国軍中央司令部 ◆hmBPvHaLgs：2010/05/14(金) 15:00:21: 陛下、遅くなってしまい誠に申し訳ありません。
すでにファーレラント帝国空軍VF-08皇帝専用機、並びに護衛のOrV-10シュヴァルベ戦闘機数機がウィルバー合衆国へと向かっており、間もなく陛下のお迎えに参上する見込みであります。
またウィルバー合衆国の諸官にはこれに係る許可を要請します。
10：スピリックス連邦　アウグスト・ルーペルト ◆YE/wQPCWf6：2010/05/14(金) 16:59:42: >>6
これはこれはリルバーン皇帝陛下、まさか我々が皇帝陛下に対し反旗の心を持っていると思われていたのは誠に意外でありました。
しかしながら陛下、今一度お考え下さい、今日皇帝陛下がリルバーン皇帝としていられるのは一体、誰のお陰であるとお思いでしょうか？
ファーレラント・キーファルンからなる共同軍か？否、彼らの力ではフローラ派の戦意をくじくことはできなかった。
では、フローラ派の戦意を喪失させ、彼らを都落ちさせ、そして彼らを講和へ導いたのは誰だ
でありましょうか？
それは、紛れも無く我々であり、我々の他に成し遂げられなかった。

つまりは今日の陛下のリルバーン皇帝としての立場は連邦軍の銃砲によって守られているといっても差し支えないのです。

この事も踏まえ、皇帝陛下にはリルバーン皇帝という高貴な品格をもって、感情に捕らわれず我々と話し合いをしてもらいたい。
話し合いとはつまり、皇帝陛下による新生リルバーン帝国の仕上げに関するお話です。
もし皇帝陛下が協議を拒絶し、我々を疎かにするというお考えであるならば、約束されたリルバーンの未来に大きな変貌が訪れる可能性も否めません。
人徳高く、高貴な立場におられる皇帝陛下の決断に我々は期待するものである。以上。
11：ガルマニア国　外務省：2010/05/14(金) 18:34:18: 我が国もハラウオン朝リルバーン帝国をリルタニア地域を統治する
国家として承認し国交樹立を提案します。
12：ヴァリニール共和国代表 ◆TFbq9RSb8E：2010/05/14(金) 18:40:13: ヴァリニール共和国はリリー・ハラオウン皇帝の即位に慶賀の意を表すると共に、皇帝による新政府をリルタニア地域における唯一の統治機関として承認、国交の開設を希望する。

ディルタニアの大地に共に住まう民族として、我々ヴァリニリア人はリルタニアの混乱が収束されつつある事を心より嬉しく思います。
リルバーン帝国が嘗ての栄華を取り戻すまで共和国は協力を惜しまない事をここに表明すると共に、リルタニア人とヴァリニリア人がディルタニアの同胞として生きる事のできる未来が来る事を希求するものであります。
13：ウィルバー合衆国代表 ◆0AEQlnCdvE：2010/05/14(金) 19:38:23: >>6
合衆国政府はリルバーン帝国が新たな皇帝の下で安定し、更なる発展と二国間関係が構築されることを期待する。

>>9
合衆国はファーレラント帝国軍の要請に応じ、皇帝専用機及び護衛機の領空通過及び着陸を承認する。
また合衆国政府は混乱期に於いてのファーレラント帝国軍の治安維持活動は高く評価する。特に帝国軍ビッテラウフ大尉は危険を顧みずリルバーン市民及び我が国の多数の邦人を保護しており、重傷を負ったとされる。彼の医療費については合衆国外務省に請求されよ。
14：スピリックス連邦　外務省 ◆YE/wQPCWf6：2010/05/14(金) 21:12:13: 失礼、コメント文に訂正があった。
誤：では、フローラ派の戦意を喪失させ、彼らを都落ちさせ、そして彼らを講和へ導いたのは誰だでありましょうか？
正：では、フローラ派の戦意を喪失させ、彼らを都落ちさせ、そして彼らを講和へ導いたのは誰でありましょうか？
15：リルバーン帝国：2010/05/14(金) 22:30:06: >>7
>>9
ファーレラント帝国・キーファルン公国連合軍が帝国の内戦の解決に与えた功績は大きく、帝国とファーレラント帝国・キーファルン公国との友好関係は末永く続く事でしょう。特にファーレラント帝国はフローラ・クローリス皇帝時代には帝国と何度も戦争を繰り返す不幸な過去が続いていましたたが、私と私の統治する帝国政府が帰還した暁にはこのような過去を繰り返さない事を約束しましょう！
そして、私のためにファーレラント帝国が派遣してきた飛行機ですが、本来ならばこのまま帝国の首都に着陸するべきですが、アンフェティアもフリージアもスピリックス連邦軍に占領されており、リルバーン帝国皇帝たる私が着陸すべき場所として相応しくありません。そのまま私を乗せて、ファーレラント帝国に向かいなさい。
>>8
>>11-12
私と私が統治する帝国政府を国家承認していただき、ありがとうございます。
>>10
この痴れ者がっ！
…よろしい。キーファルン公国のリーベックでファーレラント帝国・キーファルン公国連合軍との会議を開催する予定だったが、この会議にスピリックス連邦の代表者も招待して差し上げましょう。言いたい事があればそちらで話せばよかろう。
それまでにスピリックス連邦軍がアンフェティアとネスリラの境目の山を一歩でも超えるような、
>>人徳高く、高貴な立場におられる
私の忍耐力を試すかのごとき暴挙を実施しないように期待しています。
16：スピリックス連邦　アウグスト・ルーペルト首相 ◆YE/wQPCWf6：2010/05/14(金) 23:22:40: 会議には私が参加致しましょう、リルバーン皇帝陛下。
そしてご安心してください、我々連邦軍は「敵にでもならない限り」、既に連合政府の手中にあるネスリラに対し進軍する気は毛頭にも有りません。
しかしながら、帝国の秩序を乱さんとするものは、フローラ派の他に嘗ての社会主義政権の残党や、混乱に便乗する武装集団など未だに数多く残っております。
陛下がファーレへ向かい会議を開かれている間、いやこの時間にも、私の指揮する連邦軍は、暫定政府の実行支配地を拡大し治安が回復した状態で連合政府に引渡すべく、マフィミアを始めとする各都市への部隊進撃を継続的に続けている。
我々は出兵した以上、リルバーンに於けるゲリラ掃討と秩序回復を完遂させてみましょう。
では、続きは会議に於いて、じっくりと。
17：ファーレラント帝国軍中央司令部 ◆hmBPvHaLgs：2010/05/14(金) 23:33:10: >>15
われわれは間もなくノルトブルク国際空港に着陸します。
そこで陛下にご相談なのですが、このままノルトブルクのモルブール宮でファーレラント皇帝としての戴冠式を執り行われてはいかがでしょう。
陛下におかれましては、世界で最も尊いファーレラント帝国皇帝位に一刻も早く即位されるべきであると愚考します。

>>13
同時に、ウィルバー合衆国の理解ある対応とご厚意とには感謝します。
18：リルバーン帝国：2010/05/16(日) 01:35:04: >>17
わかりました。私のファーレラント帝国皇帝としての戴冠式の準備を進めておきなさい。
それと、キーファルン公国のリーベックで開催されている連合軍の会議ですが、これにスピリックス連邦の代表者を参加させ、今後の我が国に関する会議を開催する事にしました。もしも、この会議が失敗した場合には、我が国に派遣しているすべての外国軍を実力を持ってこれを排除するゆえ、左様心得よ！