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リルバーン帝国の解放:新皇帝の帰還

1リルバーン帝国:2010/05/13(木) 23:00:08
帝国の皇族の一人であったフローラ・クローリスは、クーデターによってヴィーノ・ハラオウンから皇帝の座を奪い取ると、その後猛烈なスピードで帝国を大国へと押し上げていった。その一方、議会制民主政府、包括的市民権、言論の自由はすぐさま葬られ、共産主義者、労働組合、反体制派など、国家にとって“望ましからぬ”存在に対する排斥運動が激しさを増していった。また、彼女はカルト教団として知られるリリスの道を信仰し、女性を拐かしては宮廷内で同性愛行為に耽るといった度重なるスキャンダルを引き起こしていた。
そして、フローラ・クローリスの独裁政治はその始まりと同じように滅亡した。彼女は精神的に不安定と疑われていたが、それを証明する事件が起こる。一部の側近達と共に「普通の女の子に戻りたい。」との書置きを残して、宮城から失踪したのである。リリスの道の言うところの魔女に生まれ変わったのだとも言われているが真相は不明である。フローラ・クローリスの失踪は帝国政府を麻痺させ、国家の瓦解を引き起こした。緋く染まった視界、苦い土と錆びの味、頭上を飛び交う口論、人々の怒声。言い方を換えれば、悲惨な内戦があったというわけである。
反フローラ・クローリス派のクーデターは計画通り主要都市を制圧する事に成功した。しかし次の段階でクーデター派は躓いてしまった。逮捕を免れたフローラ・クローリス派は当然ながらクーデターの鎮圧を下令し、反フローラ・クローリス派は逆にクーデターの目的を沿えて各地にクーデターへの加担を呼びかけた。しかし、「強い帝国」の復活を成し遂げた現在の帝国に対して忠誠を誓う軍部隊も数多くおり、更には帝国は内戦と同時に各地の独立運動の鎮圧にも突入するという異常事態に陥る事となった。だがその後まもなくして、多くの外国勢力が内戦への介入を行った事が事態を破局へ導いた。スピリックス連邦との屈辱的な交渉の後、クーデター派はスピリックス連邦軍の支援と引き換えにスピリックス連邦の体制に忠実な新政府を設立する事に合意した。
同じ頃、ウィルバー合衆国のヌーベルマファミア市警察は帝国領事館の外を取り巻く群衆を鎮圧するよう命じられた。しかし、数で劣る警察官達は迂闊に手を出す事が出来ず、群衆を率いていた少女は彼らに次のように告げた。「貴方…この私(わたくし)をリルバーン帝国の正統な皇位継承者、リリー・ハラオウンと知っての狼藉ですの?」
一体何が失敗だったのだろうか。今はその事を考えている時間ではない。スピリックス連邦軍によって都落ちを余儀なくされ、キーファルン公国・ファーレラント帝国連合軍の軍靴の足音が近づく現在、フローラ・クローリス派は残った反フローラ・クローリス派との講和への道を探らなければならなかった。フローラ・クローリス派は恥を忍んで、シャルロッテ・ハラオウンに対して講和の仲介なり助力の依頼した。そして、アンフェティア郊外の温泉町のネスリラで開催された会議において、リリー・ハラオウンを皇帝とする連合政府を設立し、残存する軍部隊を統合する事に合意した。帝国にとって、誉ある一日である。皇帝陛下万歳!

11ガルマニア国 外務省:2010/05/14(金) 18:34:18
我が国もハラウオン朝リルバーン帝国をリルタニア地域を統治する
国家として承認し国交樹立を提案します。

12ヴァリニール共和国代表 ◆TFbq9RSb8E:2010/05/14(金) 18:40:13
ヴァリニール共和国はリリー・ハラオウン皇帝の即位に慶賀の意を表すると共に、皇帝による新政府をリルタニア地域における唯一の統治機関として承認、国交の開設を希望する。

ディルタニアの大地に共に住まう民族として、我々ヴァリニリア人はリルタニアの混乱が収束されつつある事を心より嬉しく思います。
リルバーン帝国が嘗ての栄華を取り戻すまで共和国は協力を惜しまない事をここに表明すると共に、リルタニア人とヴァリニリア人がディルタニアの同胞として生きる事のできる未来が来る事を希求するものであります。


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