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音楽スレ(2021~ )
96
:
korou
:2021/08/14(土) 15:54:52
「エロイカ」続き。
コンヴィチュニー&ライプチヒ・ゲヴァントハウス管の演奏は
最初は異様なほどスローテンポに思え違和感ありありだったものの
そのテンポに慣れてしまうと、今度はオケの薄さに違和感を覚え
しかしその薄さにも慣れてくると、最終的に温かみのある手作りの良さのような質感が伝わってくるという
つまるところ、徐々に印象が良くなる演奏だった。
音楽の細部のどこにも不自然な節回し、不自然な流れなど見当たらず
自然に音楽が奏でられていくこの心地よさは、なかなか他の演奏では聴けない良さだ。
「エロイカ」が持つ激しさ、劇的な感動といった側面はまるで再現されないままだが
こういう名演もあるのかという発見。
ベーム&BPO(1962)の演奏も一見不可解な演奏。
とにかく展開部途中まで、提示部全体を含めて何をしたいのかよく分からないのだが
展開部途中から突然人が変わったように劇的な音楽に切り替わり
これは凄いぞと思わせたのも束の間、再現部はまた平坦な音楽に戻る。
どちらにせよ「エロイカ」とベームの相性は悪そうだ。
ヨッフム&BPO(1954)は、それとは真反対の分かりやすい演奏。
提示部のテンポがクライバー並みの妥当な感じで(クライバーほど音楽的美しさには乏しいが)
そのまま展開部に突入してもレベルは落ちないし、今度はフルトヴェングラーを連想させる絶妙のテンポの揺れで
音楽の深みを表現できているので、途中までは凄い名演だと思った。
ところが、どういうわけか、展開部が進行していっても感動するところまで行き着かず
なぜか巧い演奏にとどまってしまっている(その点でアプローチは全く違うが、カラヤン&フィルハーモニア管と同じレベル)。
聴きやすいのだが、感動は与えてくれない。ドイツ的なんだけど、その良さが空回りしている。
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