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本のブログ(2013年から新規)

734korou:2024/05/17(金) 16:38:45
中川右介「市川雷蔵と勝新太郎」(KADOKAWA)を読了。

やや小さめの活字なので、読むのを後回しにしていたが
ついに読書にとりかかり、一気に前半を読了。
ところが、表題の2人が映画界に入ってからの記述が
暦年別に逐一出演作品の解説ばかりになるので
次第に食傷気味となり、一気に読書スピードが落ちてしまった。
このまま途中までで読了扱いにしようかなとも思ったが
何のタイミングなのか、急にそういう記述でも面白く読める瞬間が訪れ
そこからは一気に読み通してしまった。

読み始めるまでは
勝新太郎についてはある程度知っているつもりで
ゆえに市川雷蔵のことを知りたいと思っていたのだが
こうして読み終えてみると
勝新太郎のこともほぼ知らないことばかりだったことが分かる。
読んでみて良かったと思える。

日本映画の斜陽時期にスターとなった2人だけに
輝かしいだけの人生ではなかったことはもちろんだが
それでも、ギリギリでその輝きの中心に居たとも言える。
残るは歌舞伎界の旧態依然とした慣習の酷さ(映画界の五社協定も酷いものだが・・・)が
印象に残った。
今はそこそこ栄えているが
この体質はどうなのだろうか。
そんなことまで考えさせられた読書だった。


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