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本のブログ(2013年から新規)

726korou:2024/03/01(金) 14:08:47
山崎浩太郎「演奏史譚 1954/55」(アルファベータブックス)を読了。

読み始めるまでは、それほど期待はしていなくて
クラシック音楽の雑学が少し増えればという程度だったのだが
読み進めるにつれ、予想に反して面白い本であることが分かった。
ちょうど、今の自分の関心が深まっている分野、時代についての著書であることが
この読書を有意義なものにしているというわけだ。

直前にセルの本を読んだので
トスカニーニ、ミトロプーロスに関する出来事、あるいは
ワルター、モントゥー。ライナー、バーンスタインについての当時の評価など
まるで復習をするかのように読むことができた。
そして、トスカニーニはもちろん、フルトヴェングラー、カラヤン、カラスなどの
この時期の詳しい動きも
的確な記述で手に取るように分かった。
さらに、吉田秀和、山根銀二、朝比奈隆などの当時の日本音楽界での立場とか
大岡昇平、福田恆存などの当時の文化人のクラシック音楽への関心など
全く新しく知ることが多かった。

意外なほどタメになる本だった。


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