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倉工ファン Part2

6名無しさん:2020/07/23(木) 15:27:01
☆ 打者には勲章、投手には屈辱… 「敬遠」をめぐる深い物語 ①



アメリカで生まれた野球用語は当然ながら、すべて英語だったが、我が国に到来すると日本語に置き換えられた。
ヒット(Hit)は「安打」、ホームラン(Homerun)は、「本塁打」。そんな日本語訳でも傑作といえるのが「敬遠」だろう。

敬遠は、投手が打者との勝負を避けてわざと四球を与え歩かせることを言う。
英語ではIntentional base on ballsまたは Intentional walk、つまり「意図的な四球」だ。 略称は「IBB」。


実は日本でも公認野球規則では「故意四球」という。「敬遠」は俗語に過ぎないが、
強打者を「敬して遠ざける」というニュアンスは、この記録のシチュエーションを絶妙に表現している。

投手が、打棒を恐れて勝負を避けて歩かせられるのは、打者にとっては不本意だが、
反対に言えばそれだけ恐れられる打者になったということであり「敬遠」は、強打者の勲章ともいえる。

しかし「敬遠」は、強打者以外でも見られる。 次打者が投手の場合などに、前の打者が歩かされることも多いのだ。
投手はほとんどの場合9番を打つので、8番打者に敬遠が増える傾向がある。 8番は捕手が打つことが多い。
さして強打者ではなくても、敬遠が多い捕手がいるのだ。


NPBの通算敬遠数10傑と通算本塁打数

1王貞治427 敬遠(868本塁打)
2張本勲228 敬遠(504本塁打)
3長嶋茂雄205 敬遠(444本塁打)
4野村克也189 敬遠(657本塁打)
5門田博光182 敬遠(567本塁打)
6落合博満160 敬遠(510本塁打)
7谷繁元信158 敬遠(229本塁打)
8田淵幸一125 敬遠(474本塁打)
9江藤慎一118 敬遠(367本塁打)
10中村武志112 敬遠(137本塁打)


NPB史上最強打者といわれる王貞治が通算敬遠数でもダントツだ。
王は1974年、2度目の三冠王の年にシーズン最多の45敬遠を記録している。

以下にもNPB史上に残る長距離打者の名前がずらっと並ぶ。 しかしその中に、谷繁元信、中村武志という2人の捕手の名前がある。
谷繁が229本塁打、中村も137本塁打だから長打力はあったが、他の顔ぶれと比べると見劣りする。

谷繁、中村の2人は投手の前の8番を打つことも多く、敬遠が増えたのだ。
現役最多も広島の捕手、石原慶幸の50敬遠だ。石原は通算66本塁打だ。




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