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417 ◆LpPqFskzB6:2015/07/26(日) 19:18:02 ID:X0Vi2hP20
小部屋から響いた重低音に驚くぽっぽを出迎えたのは、奇妙な獣だった。

イタチに似た姿と臭い、残忍に光る眼、そして四本の足それぞれから飛び出す生物にはおよそ不釣り合いな刃。
ぽっぽがそれを敵と認めるより早く、その敵意を見止めるより速く、双の鎌刃がぽっぽを襲っていた。

……三度、不可視の刃が迫る。

(*;‘ω)「なんなんだ、コイツは! ミセリ達はどこ行ったっぽ!?」

(;TДT)「わ、わかりません……! 何が何だか、私にも全く……!」
( #・(皿)・) グァァ


不可視の刃、戦棍。鋭い金属音が、双方の得物を分つ。

"青"か、せめて"緑"があれば。ぽっぽは小さく舌打ちした。
回避などできようはずもない襲撃者に、ぽっぽは研ぎ澄まされた野生の勘で渡り合っていた。


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