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★☆ 九州の温泉ニュース ☆★

1ものぐさ:2005/02/17(木) 03:14:05
温泉一般および九州の温泉に関するニュースを、ペタペタ貼り付け。
それらに対する個人的な意見や考えがある場合は、もちろんどうぞ。

267もぐさ千人:2005/11/16(水) 20:07:14
青島温泉、太平洋を独り占め!/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1132060630.htm

 太平洋から上がる初日の出を拝めるスポットといえば宮崎・青島温泉だ。温泉宿からは、
鬼の洗濯板や縁結びの神様として知られる青島神社も見え、神宮の背後から上がるオレン
ジ色の初日の出は神秘的だ。江戸時代から伝わる温泉も、お肌スベスベの美白の湯として
女性に人気だ。オレンジ色に輝く太陽とエメラルドブルーの海。正月は青島温泉で過ごす
のもオツですよ。

 30メートル超のパームツリーが海岸沿いにそびえ、太平洋に面した遠浅ビーチ…。ここ
が日本であるとは思えないロケーションは、新婚旅行のメッカとして「日本のハワイ」と
呼ばれる宮崎・青島温泉ならではだ。青島観光振興会の高柳貴裕会長(46)は「水平線の
かなたから上がる正月の初日の出は、意外と早いスピードで上がるんですよね。光が強い
し、色もまさにオレンジ色。幻想的な雰囲気になりますよ」と、もう1つの魅力を教えて
くれた。

 プロ野球巨人のキャンプ宿泊地として全国的に知られる青島は、良質の温泉地としても
人気が高い。江戸時代に飫肥(おび)藩の殿様がつかったお湯として知られ、地元では
「殿湯」とも呼ばれる。そんな歴史ある温泉をウリにしようと95年には、青島温泉再開発
協議会が設けられ、それまで数軒しかなかった温泉宿が、温泉を設置し、今では約10軒弱
もある。泉質はヌルヌル度満点の〝美人湯〟。「風呂上がりに化粧水がいらないぐらいで、
肌に優しいですよ」。宮崎市自然休養村センターの宮川千明所長(56)はお湯の特長を話
してくれた。

 宿の関係者が一様に「神秘的」と口をそろえる初日の出はナマで見た人しか分からない
〝メルヘンの世界〟だという。あおしま太陽閣の出水(でみず)利行さん(45)は「あれ
を見ると今年もやるぞ、という気持ちになります」と話した。海辺には「鬼の洗濯板」と
呼ばれる波状岩も広がり、幻想的な世界を際立たせている。

 一年の計は元旦にあり─。温泉王国九州でも、太平洋側に面し、初日の出を拝める温泉
地は数多くない。オレンジ色に燃える初日の出を〝湯ったり〟気分で満喫しながら、年明
けのスタートを切ってみてはいかがですか。【浜崎孝宏】


来春までスタンプラリー

 宮崎の温泉巡りで、豪華賞品をゲットしよう。UMKテレビ宮崎は「湯〜ゆ〜宮崎温泉
巡りスタンプラリー8」を主催している。青島サンクマールや青島パームビーチホテルな
ど県内9カ所の指定された温泉に漬かり、応募はがきにスタンプを4個集めて、郵送すれ
ば毎月抽選で韓国ソウルの旅(ペア1組)、無料入浴券などが当たる。応募はがきは、9
カ所の温泉にそれぞれ備えてある。


ちなみに「縁結びの霊地」

 青島神社は、日南海岸国定公園にある青島内にあり、縁結びなどの神様として知られて
いる。島には樹齢300年以上のビロウ、ハマカズラなど国の天然記念物に指定される亜
熱帯植物が茂っており、神秘的な雰囲気に包まれている。かつては霊地として、島開祭以
外は一般の入島はできず、藩の島奉公と神職だけが入島できた。1737年から入島が自
由になったという。神社には山幸彦らがまつられている。

268もぐさ千人:2005/11/16(水) 20:07:43
タコ、亀、鶴、猫、狐、白猿 動物が温泉を発見した!?
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/zatsugaku/20051115tb02.htm?from=os1

 温泉発見の伝説には、古代の高僧によって教えられたというものが多い。とくに弘法大師は
“温泉掘り当て人”のごとしで、「大師さまが発見した」と伝えられる温泉が全国各地にある。
一方、熊、鹿、鷹などの動物が湯浴みをしているのを見て発見したという話も多い。

 面白い言い伝えの筆頭はタコだ。北海道の恵山(えさん)岬の突端にある水無海浜(みずなし
かいひん)温泉は、磯際に湧くワイルドな露天風呂。はるか昔、通りかかった僧が、この磯でゆ
で上がっているタコを見つけた。不思議に思って岩の間に手を入れてみると、なんと熱い湯が湧
いていたというのである。タコが湯に入ってゆで上がってしまったらしいが、ゆでダコによる発
見というは、おそらく全国でもこの温泉だけだろう。

 山形県鶴岡市の湯野浜温泉は日本海を一望にする古湯。天喜年間(1053〜58)、傷ついた亀が
湯浴みしているのを漁師が見つけて温泉を発見したと伝えられている。

 亀といえばやはり鶴だ。熊本県の湯の鶴温泉は、平家の落人が傷を癒やしている鶴を見て発見
したと伝えられる。山間の渓流沿いに10軒ほどの湯宿が立ち並び、自炊の湯治宿が多い。

 福島県にある猫啼(ねこなき)温泉の名前の由来は、文字通り猫の鳴き声だ。平安時代、女流
歌人の和泉式部が、陸奥から京へ上る際に、飼い猫を木の下に置き去りにした。猫は主人を慕っ
て鳴きつづけ弱ってしまったが、泉につかると元気を取り戻し、人々が霊泉だと気づいたという。

 岐阜県瑞浪(みずなみ)市にある白狐(びゃっこ)温泉は土岐(とき)川に臨み、森を背にし
た静かな環境。傷ついた白狐が天猷寺(てんにゅうじ)開基の大雲禅師に救われ、その恩返しに
温泉の湧出する場所を教えたという。

 白狐の次は白猿だ。田宮虎彦の小説『銀心中』の舞台になった岩手県花巻市の鉛(なまり)温泉。
昔この温泉が発見されたとき、白い猿が湯につかっていたといわれ、白猿はこの温泉の守り本尊。
一軒宿の藤三旅館の大浴場は白猿の湯という。湯舟が深く、立ったまま入る。

(文/石井ひとし)

269もぐさ千人:2005/11/19(土) 14:46:11
佐渡で温泉ソムリエ認定講習
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005111829209

 豊富な温泉の知識を持って観光客にアドバイスする「温泉ソムリエ」の認定講習会が
17日、佐渡市両津湊の佐渡島開発総合センターで開かれた。島内の旅館、ホテルの関係
者ら約40人が参加、温泉の効能や入浴方法を学んだ。
 温泉ソムリエは妙高市の赤倉温泉で始まった。阿賀野市の村杉温泉などで講習会が行
われており、佐渡市は県内5番目の認定地区となる。この日は制度の提唱者で県の「に
いがた観光カリスマ」にも選ばれた赤倉温泉旅館組合理事の遠間和広さん(40)を講師に
迎えた。

[新潟日報 11月18日(金)]( 2005-11-18-15:23 )

270もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/23(水) 20:45:23
菊池温泉は完全かけ流し!/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1132589196.htm

熊本・菊池温泉(菊池市)で、肌美人になりませんか?pH値が9を超え、せっけんと同様な
効果があるとされる泉質が特長で、ヌルヌル、スベスベ感抜群の温泉(アルカリ性単純温泉)
を源泉そのままの状態で満喫できるのがウリ。菊池温泉観光旅館協同組合(岩永悦朗組合長
=51)に加盟する全12の温泉旅館、ホテルで薄めず、沸かさず、循環させずのかけ流し
温泉が楽しめる。肌美人になりたい人にはピッタリの温泉なのだ。

 肌美人になりたければ菊池温泉へ! 「美肌の湯」とも表現される温泉に漬かると、あっと
いう間に肌がヌルヌルして心地よい。湯上がりも肌がスベスベして、なんとも温泉らしい。女
性に人気があるのもうなずけた。

 美肌効果があるとされる泉質の温泉を源泉そのままに体感できる。pH値(数値は0〜14
まであり、7より小さいほど酸性が強く、7より大きいほどアルカリ性が強い)が9を超えて
いるため、温泉は、肌の汚れを取る効果があるとされ、ヌルヌル感もすごい。日本温泉協会
(東京)によると、pH値9は、せっけんと同じような作用があるという。

 しかも、菊池温泉観光旅館協同組合加盟の全温泉旅館、ホテルで源泉100%の温泉が楽し
める。約45度の源泉を薄めず、沸かさず、循環させず、かけ流している。どこに行っても美
肌効果がそのまま。「美肌の湯」が武器になっているというわけだ。

 全国の温泉分析などを行う中央温泉研究所(東京)は菊池温泉について「全国にアルカリ性
単純温泉は多いですが、温泉地のすべての旅館、ホテルがそれぞれ源泉を持ち、同じ形態(薄
めず、沸かさず、循環せず)でやっているのは非常に珍しいこと」と魅力を説明した。

 同温泉から車で約20分も行くと、紅葉が素晴らしい菊池渓谷もある。温泉、散策、おいし
い料理…。行楽には最適な菊池温泉で、心身ともに〝美しく〟なりませんか。【菊川光一】

271もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/23(水) 20:47:13
(北海道新聞)
名湯気分に浸れる入浴料 道内6温泉、成分を再現 じゃらんとローソン 2005/11/23 08:13
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20051123&j=0025&k=200511235400

 旅行雑誌発行のリクルート北海道じゃらん(札幌)は、北海道ローソン支社(同)と共同で
道内の有名温泉地を題材にした入浴料「北海道湯らり紀行」を企画し、二十二日から全道のロー
ソンで販売を始めた。

 入浴料は六種類で、ウトロ、養老牛、定山渓、洞爺湖、登別、阿寒湖の各温泉地をイメージし、
成分や色、香りを変えた。登別温泉の「オニの湯」は硫黄の香りのするブラックソルトを入れ、
定山渓温泉の「カッパの湯」はキュウリエキスを加えた。

 道産ハーブなどを利用した入浴料を手掛けるローレル(砂川)が製造。四十グラム入りで一個
百六十円。十二月中旬までローソンで先行販売し、その後、専門店やスーパーなどで販売する。
年間販売目標は三十万個。

272もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/28(月) 13:31:52
牧園の8温泉あす無料開放 霧島市誕生を記念
http://www.373news.com/2000picup/2005/11/picup_20051124_5.htm

 霧島市誕生を記念し、牧園地区の霧島温泉旅館協会(吉江貞信会長)の8施設が25日、
温泉を無料開放する。だれでも利用できる。
 11月26日の「いい風呂の日」にもちなんだイベント。吉江会長は「霧島市の観光を
盛り上げるには、地元の力も必要。まずは温泉でゆったりした気持ちを味わって」と呼び
掛ける。今後も年に4回程度の入浴料半額日を設ける予定。同協会事務局(大霧島観光協
会内)=0995(78)2541。

 無料開放する施設と時間は次の通り。
 霧島国際ホテル(午前11時−午後4時)▽霧島いわさきホテル、みやまホテル、霧島
観光ホテル、霧島温泉ソサエティ(以上午前11時−午後3時)▽旅行人山荘(午前11
時半−午後3時)▽清流荘(午前11半−午後2時)▽ホテル霧島キャッスル(午後1−
4時)

273もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/28(月) 13:32:18
熊本空港:これが肥後のもてなし 旅館女将、お茶・お菓子で接待 /熊本
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051126-00000256-mailo-l43

 益城町の熊本空港でこのほど、県内の温泉旅館などの女将9人が出発客に県産のお茶と
お菓子を振る舞った。

 「いい夫婦の日(11月22日)」に合わせたイベントで、JTB協定旅館ホテル連盟
熊本支部の「女将会」が企画した。「肥後のもてなしの心を行動で示そう」と、お茶は矢
部、水は阿蘇から最高品質のものを取り寄せた。

 仕事で熊本に滞在していたベルギー人会社員、ブルーノ・レインティエンスさん(40)
はお茶を一口飲んで「ベリー・グッド」。前夜は馬刺しも堪能したというレインティエン
スさんは「熊本はとてもいいところ。また来ます」と笑顔で東京便に乗り込んだ。

 女将会会長の田浦郁乃さん(67)は「せっかく来てもらったお客さんに楽しい思い出
を差し上げたい。夫婦連れなど、みなさんにまた是非いらしてほしい」と話していた。
【門田陽介】

(毎日新聞) - 11月26日17時45分更新

274もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/30(水) 00:03:03
温泉雑学百科
さまざまな入浴法(5) 蒸気浴(蒸し風呂)
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/zatsugaku/20051129tb01.htm?from=os1

 蒸気によって蒸される浴法で「蒸し風呂」と言います。本来の「風呂」です。現在湯船に湯を
はって入るのを「風呂」と言っていますが、本来は「湯」で、斎戒沐浴(さいかいもくよく)の「斎」
が「ゆ」を意味することからそう呼ばれたということです。温泉旅館の浴室には皆「ゆ」とかか
れた暖簾(のれん)が下がっていますし、公衆浴場も銭「湯」です。

 「蒸し風呂」は、温泉水の全身浴、半身浴にくらべて水圧の影響がなく、心臓、肺臓の負担は
小さく発汗が目的の浴法です。浴後発汗が促されます。

 噴気孔から噴出する温泉蒸気を小さな浴室に導入して満たし蒸気で体をふかすのです。四万
(しま)温泉(群馬県)の蒸し風呂は1600年代から伝わると言います。

 また、鉄輪(かんなわ)温泉(大分県)では高温の温泉水を床下に流して、その上にスノコを敷
いてちょうど饅頭を(まんじゅう)ふかすように横になる方法もあります。

 「蒸し風呂」の歴史は古く、鎌倉時代にすでに記録があると言われます。温泉の湧き出し方や
温度、地形により、古人の知恵で様々な形があります。

 後生掛(ごしょがけ)温泉、玉川温泉(秋田県)では「箱蒸し」と呼ばれ、温泉蒸気の満ちた箱
から首だけ出して、体をふかすコミカルな方法もあります。

 須川温泉(岩手県)では蒸し小屋が建てられていて、床に筵(むしろ)を敷いて横たわり、体に
毛布をかけて噴き出す温泉蒸気にふかしている様を見ることができます。

 夏油(げとう)温泉(岩手県)では、奥行き20メートルもある薄暗い大洞窟の中に温泉が湧き
出して、そこに充満する温泉蒸気で体をふかすといった洞窟風呂があります。

 瀬見温泉(山形県)には「痔蒸し」があります。痔の多い日本人ならではの知恵の1つで床に
小さな穴があり、下から局部に向けて温泉蒸気が出る仕組みになっています。

 蒸し風呂の入浴方法は、1日平均2回、入浴時間は10〜20分、最長30分まで可能。蒸気浴室の
広さによって、座ったり横になったり、仰向けに横たわったりと、ゆったりした姿勢で静かに蒸
されます。40〜50度の高温で蒸されるので、浴後発汗が激しく促されます。新陳代謝活動が促さ
れるので、肥満や糖尿病境界型、高尿酸血症、健康回復に、また冷え性、神経痛、筋・関節痛、
発熱を伴わない上気道炎などが適応で、高血圧、動脈硬化症、心臓に問題のある人などは禁じま
す。

275もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/30(水) 00:08:01
(その1)
別府温泉、あの素晴らしい地獄をもう一度/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1133250490.htm

 日本一の源泉数を誇る大分・別府温泉といえば、地獄巡りが有名だ。昭和初期に
始まった地獄8カ所巡りの観光コースは、今でも人気となっている。海底から噴き
出す熱湯などがウリの龍巻地獄や血の池、海など赤、白、青など温泉の色や特長の
異なる全8カ所の地獄は迫力満点だ。学生時代に修学旅行で思い出深い人も、若き
日のノスタルジーを味わいに地獄巡りに出かけてみてはいかがですか。

 シュッ、シュッと蒸気の音が地下から聞こえたかと思うといきなり熱水が地上に
噴き出してくる。約35分おきに約10分間噴き出す龍巻地獄は別府市の天然記念物に
も指定されるほどの自然現象。約5メートルの囲いから身を乗り出して噴水に近づ
く観光客からは感嘆の声がもれた。スタッフの武田千賀子さん(34)は「地上では
105度あり、触れるとやけどするので昔は傘を差して見ていたそうです」と話し
た。

 血の池地獄に足を踏み入れると熱湯と赤粘土で染まった真っ赤な池が広がる。ス
タッフの後藤文彦さん(30)は「酸性が強く10円玉をお湯でこするとピカピカにな
りますよ」と話す。約1200年前に別府市内を見下ろす鶴見岳の噴火によってで
きたという海地獄ではコバルトブルーの池。鬼石坊主地獄では、地下の温泉熱が泥
湯を持ち上げ、フツフツと頭の形を作り出す。ほかにも猛烈な蒸気が上がるかまど
地獄や山地獄、文字通りの白池地獄など地獄8カ所で自然の息遣いを感じられる。

 1000年以上前から蒸気、熱い泥、熱湯があちこちから噴出。当時の人々から
「地獄」と名付けられたエリアだったが、昭和初期に亀の井バスの創始者・油屋熊
八氏が観光ルートとして、地獄8カ所巡りを売り出し全国的に知られるようになっ
たと言われている。

 別府地獄組合の宮内修事務局長(74)は「昔は危険な地獄でしたが、観光ができ
るよう整備して自然のスゴさを近くで感じることができる。怖いものを見たいとい
う人間心理も働いているのではないでしょうか」と魅力を話してくれた。

 かつて修学旅行で足を運んだ人も多い地獄巡り。今もなお自然の生命力を肌で感
じられる迫力満点の場所で、若きよき日の思い出に浸ってみるのもいい。
【浜崎孝宏】


 ◆鬼石坊主地獄
かつて鬼石と呼ばれた地名に加え、灰色の熱い泥が大小の球状で、沸騰している
様子が頭の形に似ていることから名付けられた。敷地内には足湯もあり、入場す
れば無料で体験できる。

 ◆海地獄
今から1200年ほど前に鶴見岳の噴火によってできたと言われる。
広大な地獄湯の池は、硫酸鉄の成分を多く含み、光や気温などに反応して、コバル
トブルーの海のように見える。昭和天皇やヘレン・ケラー氏など世界各国の著名人
も訪れている。

 ◆鬼山地獄
鬼山という地名に由来する地獄は、別名ワニ地獄とも呼ばれ、温泉熱を利用してワ
ニが飼育されている。大分県出身の漫画家富永一朗氏もこの地を訪れ、初代のワニ
にはイチロウの名前が付けられた。現在、49年生まれの2代目イチロウが健在だ。

 ◆かまど地獄
氏神竈門(かまど)八幡宮の祭りで地獄の噴気で炊いたご飯を供える習わしがあっ
たことから名前がついた。場内の地獄通りは1〜6丁目まであり、赤や白色した大
小6個の地獄湯がある。

 ◆白池地獄
日本庭園の中に乳白色の地獄湯が広がる。無色透明の温泉だが、気温と気圧の低下
により徐々に青白色に変化。場内には南北朝時代に建てられたという国東塔(県の
指定重要文化財)などがある。

 ◆血の池地獄
硫化鉄、酸化マグネシウムを含む赤い粘土が地層から噴出し、無色透明の地獄湯と
混じって池が赤く染まっている。血のように見えることから奈良時代の豊後風土記
には「赤池」と記されている。

 ◆龍巻地獄
約35分おきに地下50メートルの空洞にたまった熱水や水蒸気が約10分間、地上に噴
出する。米イエローストーン国立公園などでも見られる現象だが、ほかと比べて噴
出までの周期が短いことが特長。67年に別府市の天然記念物に指定された。

 ◆山地獄
地下約300メートルから、山のあちらこちらに噴き上げる蒸気が火山のように見
える。温泉熱を利用して動物などが飼育されている。89年生まれのカバ(昭平)は
子供たちに人気。ほかにもフラミンゴ、ニシキヘビなども見られる。

276もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/11/30(水) 00:08:22
 ◆チケット購入方法
地獄8カ所を周遊できる共通入場券がお得だ。それぞれの地獄にあるチケット売り
場で販売しており、料金は大人2000円、高校生1300円、中学生が1000円、
小学生が900円。地獄1カ所のみでも入場でき、それぞれ大人400円、高校生
300円、中学生250円、小学生200円。営業時間は午前8時〜午後5時。年中
無休。詳しい問い合わせは、別府地獄組合電話0977・66・1577。

源泉数、湧出量ともに全国1位

ちなみに00年度に環境庁などが出した資料によると別府温泉は、源泉総数(2795個)
総ゆう出量(1日9万5186リットル)ともに全国1位。泉質は大きく分けて単純泉、
二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、含アルミニウム泉、
含銅─鉄泉、硫黄泉、酸性泉の10種類と豊富だ。別府市温泉振興室は「地球上にあると
言われる11種類のうち(放射能泉を除く)10種類の泉質があるのは別府だけと言われて
おり、砂湯、むし湯と温泉のタイプも多種多様です」と話した。

277もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/06(火) 17:34:31
新年の準備はOK 市営温泉あか落とし 別府
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=12=01=600139=yukan

 別府市営温泉の年末大掃除が一日、浜田温泉(亀川浜田町)を皮切りに始まった。
二十九日までに市内十四カ所で実施、一年間のあかを落とす。

 浜田温泉では午前八時すぎから、メンテナンス業者が作業に入った。円形ブラシを
取り付けた電動クリーナーやデッキブラシを使い、浴槽や床、壁、給湯管などの湯あ
かを入念に洗浄。脱衣所や施設内外の高窓のほこりも払い、新年を迎える準備を整え
た。

 同温泉は二〇〇二年三月にリニューアルオープンし、旧施設は保存運動により今年
九月に資料館として”復活”した。番台に座る従業員の脇幸子さん(55)は「きれ
いになった温泉に入り、新たな気分で来る年を迎えてほしいですね」。

 市営温泉のうち永石、竹瓦、不老泉など七カ所は、年末年始(三十日―来年一月三
日)の入湯料が無料になる。

[2005年12月01日13:23]

278もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/06(火) 17:34:54
新しい鉄輪温泉づくりが始動 蒸し湯新築来年8月 オープン
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=12=04=295099=chokan

 国のまちづくり交付金を使った都市再生整備計画として実施する別府市の「鉄輪蒸し湯」の
新築工事と道路整備工事の安全祈願祭が三日、同市鉄輪地区の「鉄輪蒸し湯」新築現場であっ
た。整備事業は二〇〇九年度までの五カ年計画で、総事業費は約七億円。浴衣姿のそぞろ歩き
が似合う、新しい別府八湯・鉄輪温泉づくりが始まった。

 祈願祭には地元や行政関係者ら約六十人が出席。神事の後、浜田博市長が「鉄輪温泉の新し
い魅力を情報発信することが、市全体の活性化にもつながる」などとあいさつ。永井正市議会
議長と地元住民・団体・行政でつくる鉄輪温泉地区まちづくり整備事業受入協議会の千寿健夫
会長(市観光協会長)らが祝辞を述べ、工事の開始を祝った。

 新しい「鉄輪蒸し湯」は現在の場所から北東の隣接地に移転。一部鉄筋コンクリートの木造
二階建て(延べ床面積約二百七十平方メートル)。一階には男女別の石室(蒸し湯)などを設
ける。二階は住民と観光客が触れ合う観光交流室として利用。温泉の噴気を生かした「足蒸し」
も設ける。オープンは来年八月の予定。現在利用している蒸し湯の石室は新設するポケットパー
クに「温泉遺産」として残す予定。

 道路整備は鉄輪地区の市道九路線(総延長約二・三キロ)で実施。御影石を使った石畳で情緒
を演出。街路灯や情報板も設置する。本年度末までにみゆき坂(二百六十メートル)の工事が完
成。来年度は、いでゆ坂(三百七十メートル)で工事を行う。

[2005年12月04日10:04]

279もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/06(火) 17:35:13
癒やしの交流戦、花火×温泉
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1133617724.htm

 冬の花火と温泉で温まろう! 花火といえば夏の風物詩というイメージだが、
空気が澄んだ冬に見るのもまた格別。しかも温泉に漬かりながら楽しめるとなれ
ばこれ以上のぜいたくはない。冬場の花火を打ち上げている大分・宝泉寺(ほう
せんじ)温泉(九重町)、長崎・小浜温泉(雲仙市)には、花火が上がる時間帯
に立ち寄り入浴できる露天風呂があり、思い出づくりには最適だ。有名な温泉地
だけに、心身ともに癒やされるのは間違いない。

 冬の花火を“絶景露天風呂”から楽しむ―。そんな心温まる究極の特等席が九
州の有名温泉地にある。宝泉寺温泉は、来年1月14日に新春の花火大会「花火・
ザ・宝泉寺2006」、小浜温泉は「島原ウィンターナイトファンタジア小浜温
泉冬の花火大会」を23日に実施し、花火を打ち上げる。いずれも、当日立ち寄
り可能な露天風呂スポットがあり、花火が上がる時間帯は幸せな時間を過ごすこ
とができる。

 温泉の心地よさはもちろん、迫力も自慢だ。90年「雪の中で花火が見れたら
最高だろう」という旅館経営者らの発想でスタートした宝泉寺温泉の花火。イベ
ント当日は、共同露天風呂を無料開放。約400メートルの距離から上がる花火
を温泉に漬かって満喫できる。距離が近いだけでなく、山に囲まれた温泉地だけ
に、音がこだまして大音響になるという。宝泉寺温泉旅館組合の矢野敏朗副組合
長(50)は「花火が上がると体に振動が伝わってくるんです。(共同)露天風
呂からは頭上に見えて迫力満点ですよ。冬は夏と違い、空気が澄んでいる。本当
にきれい」と胸を張った。

 小浜温泉も負けてはいない。橘(たちばな)湾に面した伊勢屋旅館の展望露天
風呂正面から眺める花火も格別だ。約200メートルの距離にある防波堤から打
ち上がる花火が目の前で展開され、振動が伝わってくるという。それだけではな
い。海が眼下に広がる海上露天風呂・波の湯「茜」もある。まるで海の上に居る
かのような錯覚を覚えながら、右手に見える花火を体感すれば感動ものだ。伊勢
屋旅館の草野肇社長(53)は「夕日はきれいですし、花火も楽しめるなんて最
高でしょう。景観の美しさは負けません」と話した。

 温泉どころで楽しむ冬の花火と温泉で心身ともにポカポカになろう。【菊川光一】

◆花火・ザ・宝泉寺2006 宝泉寺温泉恒例の新春花火大会。来年1月14日
の午後8時から約30分、打ち上げ花火を実施する。仕掛け花火、同温泉名物のど
んど焼きも行われ、露店も営業する。問い合わせは宝泉寺温泉旅館組合事務局
(福元屋)、(電話)0973・78・8754。

◆共同露天風呂 宝泉寺温泉旅館組合が管理運営する露天風呂。木々に囲まれ野性
味にあふれる。混浴で泉質は単純泉。入浴料金は大人(中学生以上)300円。営
業時間は午前5時〜深夜0時。大分県九重町町田2032。問い合わせは同温泉旅
館組合事務局(福元屋)、(電話)0973・78・8754。

◆島原ウィンターナイトファンタジア小浜温泉冬の花火大会 小浜温泉観光協会主
催の花火大会。23日の午後8時から約20分、小浜マリンパークの先にある防波
堤で花火が打ち上げられる。同パークでは、豚汁の無料サービスが行われ、露店も
営業する。問い合わせは小浜温泉観光協会、(電話)0957・74・2672。

280もぐさ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/06(火) 17:35:38
長湯温泉は日本一のシュワシュワ/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1133879613.htm

 大分・長湯(ながゆ)温泉(竹田市)で〝日本一の炭酸泉〟を満喫しよう! 
同温泉の湯は、市販の入浴剤を上回る高濃度の炭酸ガスを含んでいるところが多く、
湯量も豊富なことから、全国でも珍しい温泉地とされている。血流を促す効果がある
とされる泉質(炭酸水素塩泉)は、漬かるだけでなく飲用としても好評だ。効果抜群
で温泉治療の分野にも生かされている〝魔法の湯〟を体感して心身ともにポカポカだ。



 長湯温泉は〝日本一の炭酸泉〟が自慢だ。同温泉は、すべて炭酸ガスを含んでいる
が、中には市販の入浴剤の12倍強の炭酸濃度がある温泉もあるという。地元の伊藤
医院で、温泉治療に詳しい伊藤恭院長(50)は「入浴可能な(炭酸)温泉で低温か
ら高温までバラエティーに富んでいるのは長湯のみでしょう。これだけ湯量が豊富な
のも日本一の炭酸泉といえる理由ではないでしょうか」と教えてくれた。

 評判の炭酸泉。中でも、炭酸ガスの濃度が最も高いとされる大丸旅館の外湯、ラム
ネ温泉館を訪れると〝日本一〟の魅力を体感できる。入浴して1分もたたないうちに
シュワシュワの泡が体を包み込み、何ともいえない、爽快(そうかい)な気分になる。
保温効果も抜群とされているだけに、湯上がり後もしばらくはポカポカ。心身ともに
癒やされる感覚がたまらない。大丸旅館の首藤優作専務(26)は「上がった後の保
温効果があります。温泉だけ汲(く)んで帰る人も多いんですよ」と話した。

 伊藤院長が「長湯温泉の炭酸泉は血管を拡張し血流を促進します。糖尿病の患者が
温泉治療を併用して効果が見られましたしね」と話すように、医学的な効果が認知さ
れるにつれ知名度も全国的にアップしている。今では、ドイツで炭酸泉の温泉地とし
て知られるバートクロツィンゲンとの〝温泉交流〟も行われるまでになった。市営の
立ち寄り温泉施設から、旅館までさまざまなスポットで楽しめる長湯温泉。飲泉場も
多い。漬かって効き、飲んで効く温泉で、ヘルシーボディーになろう。【菊川光一】

◆長湯温泉 全国的に珍しい高濃度の炭酸泉がわく温泉地。長湯温泉旅館組合には現
在16軒が加盟している。昨年は70万人を超える観光客が訪れた。湯治場として長
い歴史があり、岡藩主専用の湯船も設けられた。与謝野鉄幹、晶子夫妻のほか、徳富
蘇峰らが訪れた。芹川沿いには名物の共同露天風呂「ガニ湯」がある。

◆炭酸水素塩泉 炭酸ガスを多く含む温泉でミネラル(カルシウム、鉄分、ナトリウ
ムなど)も豊富。炭酸ガスが皮膚から吸収されると血液がスムーズに流れるようにな
り、末端の血管にまで行き渡るようになるという。高血圧などに効果があるとされ、
飲んでも胃腸などの働きを活発にするという。ラムネ温泉館のように泡に包まれる現
象はまれだが、すべての温泉に高濃度の炭酸ガスが含まれている。心臓病、肝臓病、
糖尿病、神経痛、高血圧などに効能があるとされる。


あちこちに飲泉場

 良質の温泉は飲食にも利用されている。ほとんどの温泉浴場に飲用のカップが置か
れているほか、温泉街のあちこちに飲泉場が点在している。また、大丸ラウンジ茶房
川端家には、今年10月「ラムネ温泉粥(がゆ)」(600円)が登場。ラムネ温泉
館の温泉を使ったお粥で、ヘルシーでおいしいと評判になっている。

281もぐサ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/07(水) 16:19:00
当ホームページでもおなじみ“温泉教授”が朝青龍を分析
http://www.kita-nikkan.co.jp/special/sp05120701.htm


 〝温泉教授〟で知られる札幌国際大の松田忠徳教授(56、写真上)がこのほど、
著書「朝青龍はなぜ負けないのか」(新潮社・1365円)を出版した。大相撲九州
場所で史上初の7連覇を果たすなど、今年の角界は朝青龍の強さばかりが目立ったが、
横綱の故郷モンゴルにわたってその強さの秘密を探っている。

 松田教授の専攻はもともとモンゴル文学で、相撲も幼いころからの大ファン。その
ためモンゴル出身力士の台頭には早くから注目してきた。「今の相撲界は存亡の危機
に直面しているが、実は同時に復興のチャンスでもある。それをモンゴル勢の活躍を
通して書きたかった」という。

 今春、ウランバートルに朝青龍の父でモンゴル相撲の関脇ドルゴルスレンさんを訪
ねてインタビュー。資料分析なども踏まえて強いモンゴル勢の特徴を見つけ、力が及
ばない日本の大相撲の問題点に大型化が残した悪弊、高齢化力士で吹きだまりの十両、
謎の報奨金制度、競争なくして面白さなし−などを挙げている。

 このほか、モンゴル相撲の特色、朝青龍が毎場所後に帰郷する理由、モンゴルでの
評価や旭鷲山との確執など興味深いエピソードも。また、道産子力士停滞の原因や相
撲人気回復への独自理論も辛口展開している。

282もぐサ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/07(水) 16:19:28
源泉で1800世帯分の大規模発電、草津温泉が計画
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051207i508.htm

 温泉の町・群馬県草津町が、高温の源泉を活用した大規模発電を計画している。

 町内の約半数にあたる1800世帯分を賄える年間約1040万キロ・ワット時の
電力を供給し、売電した場合は約1億〜1億5000万円の収入になるという。

 温泉利用の大規模発電は国内に例がなく、クリーンエネルギーとしても期待がかかる。

 町によると、発電方式は、アンモニア水を利用した「カリーナサイクル」と呼ばれ
る方法を採用。沸点がマイナス33度と低いアンモニアの特性を生かし、95・4度
の「万代源泉」でアンモニア水を加熱する。一気に蒸気化させてタービンを回し、発
電する。

 気化したアンモニアは、凝縮機などで水と混ぜて再利用するため、理論上は半永久
的に安定した発電が可能。二酸化炭素などの温室効果ガスもほとんど排出しないとい
う。発電に利用した源泉もそのまま旅館などへ給湯する。

 発電施設の建設費は約5億円で、毎時1290キロ・ワット時の発電が可能。売電
した場合、1キロ・ワット時当たり9〜15円が見込まれ、東京電力に支払う送電線
の借用料を差し引いても、8年後には初期投資を回収できるという。

 町は、来年にも新エネルギー・産業技術総合開発機構に補助金を申請し、事業化を
目指す。

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会委員を務める柏木孝夫・東京農工大大学院
教授(環境エネルギー・システム工学)は「構造が複雑で割高にはなるが、実現でき
れば自然エネルギーによる電力自給の先進的なモデルになる。環境と観光の融合とい
う点でもメリットが大きい」と話している。

(2005年12月7日15時54分 読売新聞)

283もグサ千人 ◆444/y93CDE:2005/12/08(木) 15:43:00
温泉教授の湯治に行こう
平成の湯治のすすめ(上)2005年12月07日
http://www.asahi.com/special/05-06/onsen/1207.html

 「温泉の原点は湯治」という言葉ほど、日本人にとっての温泉の本質を表して
いるものはないでしょう。”湯治”という言葉を知らない日本人がふえているよ
うです。湯治とは「温泉で心身の病を治癒する」わが国の伝統的な療法です。

 「病気になったら保険の利く病院に行けばいいのでは? わざわざ不便な山の
温泉へ行くまでもない」――。こんな声が聞こえてきそうです。ごもっともです。

 ですが、ちょっと見方を変えてみてください。西洋医学がこれほど発達した今
日、温泉施設は減るどころかむしろ増加し、あなたの住んでいる大都会のど真ん
中にも続々と誕生しているではありませんか?

 つまりクローン人間を生み出せる程の科学技術をもった現代でも、温泉は日本
人になお役立っていると再認識することが必要なのです。次にどうしたら先人が
築いてきた”湯治文化”を現代の日本人の生活に応用できるかを考えることです。
私のかねてからの持論の一つに「ホンモノとは時代を超えて生き残るもの」とい
うのがあります。日本人のアイデンティティのひとつと言ってもいいホンモノの
”温泉”を、どう私たちに役立たせられるかということです。

 「信玄の隠し湯」という言葉があります。これは武田信玄がこっそり入るとい
う意味ではなく、部下、つまり兵士たちを治癒するための温泉でした。現代のビ
ジネスパースンと同じで、できる武将こそ、ホンモノの温泉を見つけるのです。

 信玄に代表される戦国の名将たちは、将兵の”野戦病院”として温泉を利用し
ていたのですから、これはもう立派な労務管理者です。しかも、彼等が目をつけ
たのは、ぬるま湯の温泉だったり、冷鉱泉だったりします。ぬるいけれど、効能
に優れたところ――山梨県の下部温泉などがまさしくそうでした。

 日本の湯治文化の大きな潮流を作ったのは、戦国武将による野戦病院としての
湯治場だった、と私は考えています。庶民から霊験あらたかな温泉を聞き出した
その情報収集力はすごい。それを部下である兵士の健康管理に利用するとは、な
かなか優れた経営者です。

 そういう武将がもし現代に生きていたら、きっと部下に一週間の湯治休暇を与
え、英気を養わせるような名経営者になっていたでしょう。

284もグサ@補助PC:2005/12/09(金) 13:41:34
温泉力教えます…経産省が療養コーディネーター育成へ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20051209ik02.htm

 温泉を活用した健康づくりの担い手となる「温泉療養コーディネーター」(仮称)の育成に、
経済産業省が乗り出すことになった。温泉地の住民や湯治客などを対象にコーディネーターが
適切なアドバイスを行うことで、温泉の魅力を高め、温泉地の振興につなげるのが狙いだ。

 温泉療養コーディネーターは、医学、運動、文化など豊富な知識を基に、温泉利用者の健康
状態に応じた湯治の進め方を助言する。

 コーディネーター自体は公的資格ではないが、医師や看護師、栄養士など、既に国家資格を
持つ専門家を中心に温泉療養に関するカリキュラムを受講してもらい、同省所管の社団法人、
民間活力開発機構(東京)が履修したことを証明する。

 温泉療養は、泉質のほか食事、休養、運動などを適度に組み合わせると、効果が高まること
が実証されつつある。最近では生活習慣病などの予防に注目され、温泉地を抱える自治体が専
門家を講師に招き、学習会を開く取り組みが広がっている。群馬県草津町で今年9月に同機構
などが開いた「健康づくり大学」もその一つ。

 コーディネーターの育成は、こうした温泉地の要請に応えるもの。コーディネーターが講師
を務めることで温泉の魅力を高め、温泉地の振興につなげることが期待されている。

 現在、第一線で活躍する医師や研究者が「温泉療養学」のカリキュラムを作成しており、年
明けにも新潟県上越市の上越教育大学でコーディネーター育成のための集中講座が開かれる。

 同機構は現在、医師をはじめ栄養士など公的資格を持ち、それぞれの専門分野を生かして温
泉療養にかかわっている約650人を「温泉療養アドバイザー」に委嘱している。今年度はこ
のアドバイザーのうち約100人に、それぞれの専門分野以外の知識を集中講座で幅広く身に
着けてもらい、コーディネーター“1期生”として送り出す。

 来年度以降は、温泉地で温泉療養に関連する仕事に就いていたり、ボランティア活動をした
いと考えている人も受講対象に広げるという。

 同機構理事長の里敏行さんは「温泉に入ってくつろぐだけでなく、健康になりたいというニー
ズは全国的に高まってきている。各温泉地で食事、運動などの的確な助言をコーディネーター
から得られるようになれば、一般の利用者にとって多くのメリットがある」と話している。

(2005年12月9日 読売新聞)

285もグサ ◆444/y93CDE:2005/12/10(土) 15:52:53
別府の温泉から発見 新種の“好熱細菌” 別府大の研究グループ
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=12=10=347430=chokan

 別府大学食物栄養学部の村松毅教授、高松伸枝助教授らの研究グループが、別府の温泉水域から
新種の細菌を発見した。多くの細菌と異なり、温泉という高温に耐えることができる特長があり、
食品や医薬品などへの利用にもつなげたい考えだ。温泉で有名な別府の地の利を生かし、グループ
は細菌に「アノキシバチルス ベップエンシス」と命名。国内外三つの国際学術機関に新種登録し
ており、来年一月末にも正式に公表する。

 一般に細菌はセ氏四五度を超える環境では、主な成分の一つ、タンパク質が高熱に弱いことから
生存は難しいとされる。今回のような高熱を好む「好熱細菌」が存在する理由は分かっていないこ
とが多いが、発見されているだけで約五百種類に及び、温泉地に見られるケースが多いという。

 村松教授らは、別府にわく高温の温泉を観光資源以外の場で活用できないかと、温泉水域に生息
する細菌の利用に着目。二年ほど前から温泉を採取し、集めた細菌類の中から、長崎大学との共同
研究によるDNA解析などの過程を経て、今年十月、新種の細菌を発見した。

 この細菌は七○―八〇度の温泉に生息していたもの。タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)は酵
素活性が高く、熱に強いという特長が分かった。高熱処理の食品や医薬品の開発にも役立てられな
いかと考えている。精製や分解などの実験は今後進めていくことになっており、新たな特長が判明
する可能性もある。

 高松助教授は「まだまだ利用は未知だが、いずれはアレルギー体質に対応する新しい食品の開発
などに役立てたい」。村松教授は「なぜ高温という極限の環境で生きられるのかという理由を解明
したいとも考えている。細菌が認められ、”ベップ”を世界中の人に知ってもらいたい」と話して
いる。

[2005年12月10日09:32]

286もぐさ@ものぐさ:2005/12/16(金) 16:36:00
温泉掘削中ガスに引火 大分市の病院敷地内 高さ3メートルの火柱
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=12=12=130458=yukan

 十二日午前八時四十五分ごろ、大分市小野鶴の仲宗根病院敷地内の温泉掘削工事現場で、
掘削機から出火し、炎が噴き上がった。大分市消防局は天然ガスに引火したとみている。

 消火にはガスを特定し、元を遮断する必要があるため、同局が特定を急いでいる。

 同局によると、炎は高さ約二、三メートルになり、午前十一時半現在、延焼を防ぐため、
放水活動を続けている。

 同病院によると、七月二十日ごろから温泉の掘削作業をしている。地下約八百メートル
まで達した十一日午後三時ごろ、温泉と一緒にガスが出てきたという。

 近所の会社員男性(59)は「昨日の夜からガスが出る音が断続的に続いて、眠れなか
った」と驚いていた。

 京都大学地球熱学研究施設(別府市)の大沢信二助教授によると、地域と深度から引火
したガスは、可燃性のメタンガスとみられるという。

 県観光地域振興局自然交流班によると、六月二十四日に埋没管(直径五十ミリ、深度八
百メートル)で掘削の許可を出していたという。

[2005年12月12日13:18]

287もぐさ@ものぐさ:2005/12/16(金) 16:36:26
志賀島の天然温泉をつかった温泉館ができた!
休暇村志賀島「天然温泉 金印の湯」
http://www.mapple.net/news/news.asp?NewsID=35141

休暇村志賀島に、玄界灘を一望する温泉館が登場! 湯は源泉掛け流しの天然温泉。

福岡の博多湾の入り口にある志賀島の宿泊施設、休暇村志賀島がリニューアル!

本館横に登場した「天然温泉 金印の湯」は、福岡ではめずらしい源泉掛け流しの天然温泉。
玄界灘に面した施設のなかでも海側にあり、男女それぞれ内風呂と露天風呂をそなえる。と
くに、夕方に露天風呂から眺める玄海灘に沈む夕日は絶景。施設内には、プール(夏期のみ)
やテニスコートなど自然のなかで体験できるスポーツ施設が充実している。2006年3月には、
本館の客室が新しくなってグランドオープンする予定!

288もぐさ@ものぐさ:2005/12/16(金) 16:36:58
夷谷温泉で点灯式 豊後高田市
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=12=13=535306=chokan

 豊後高田市夷の市営「夷谷温泉」で十日夜、クリスマスイルミネーションの点灯式があった。
約一万一千個の電球が温泉そばの広場に飾り付けられ、訪れる温泉客や住民の目を楽しませて
いる。点灯時間は午後五時半から同十時まで。来年一月十日まで点灯する。

 イルミネーションの取り付けは、香々地グリーンツーリズム研究会(村上和人会長)が夷谷
地域の活性化を図ろうと、地形が似ている福岡県うきは市小塩地区の取り組みを参考に、初め
て実施した。

 点灯式では、地元の三重小学校児童三十人と地区住民らが声を合わせてカウントダウン。掛
け声と同時に、一万個を超える電球に一斉に明かりがともされた。

 電球の中には発光ダイオードを使ったものや、光りが流れているように見える点滅など、趣
向を凝らしたものもあり、子どもたちは「きれい」と歓声を上げていた。この後、同研究会が
クリスマスプレゼントとして児童にお菓子を贈った。

 村上会長は「試行錯誤しながらさらに良いものにしていきたい。来年は二万個の電球にして、
年々増やし、将来は十万個の規模にしたい」と話している。

[2005年12月13日09:21]

289もぐさ@ものぐさ:2005/12/16(金) 16:37:19
温泉教授の湯治に行こう
平成の湯治のすすめ(下)2005年12月14日
http://www.asahi.com/travel/onsen/1214.html
松田忠徳

 ”湯治”は、戦国時代以降も、江戸、明治、大正、そして昭和前期に至るまでの450年もの
長きにわたって、日本の社会を支えてきた日本人の”元気の素(もと)”でした。

 私たちは農耕民族ですから、江戸時代には90%以上が農民として米作りに励んでいたわけです。
この重労働に、日本人ならではの勤勉さで立ち向かってこられたのは、湯治のおかげでした。田植
えで腰痛になったり、薬がなかった時代の皮膚病や胃腸の悪化に際して、湯治が特効薬として活躍
してきました。ですから、日本人にとって心身の病を治せない温泉は、温泉とは言えなかったので
す。

 日本語には”湯浴(あ)み”という美しい言葉があります。平安時代の「竹取物語」や「土佐日
記」にも出てきます。この湯浴みを担っているのが湯治でした。どうしても病を治す側面ばかりが
強調されがちですが、湯治には、”心の湯浴み”が大きなウエートを占めていたと私には思えるの
です。

 昔の人は、一月末の一番寒い時期に”寒湯治”、一番暑い八月に”土用の丑(うし)湯治”、あ
るいは田植えの後の”泥落とし湯治”と、さまざまな場面で湯治をして心身をリフレッシュしてき
ました。現代で言う”癒やし”です。経済的な余裕と時間的余裕を鑑(かんが)みながら、先人た
ちは年に二、三回の湯治を生活のサイクルに組み込んでいたのです。

 この知恵を私たちは、現代の生活にも活(い)かすべきでしょう。先人がやってきたことは、現
代医学の観点に立つと優れた”予防医学”だったからです。”寒湯治””丑湯治”の意味は、寒さ
にも暑さにも抵抗力のある心身をつくることにあります。つまり”免疫力”を高めるためだったの
です。

 ビジネスパースンは、日々の疲労の蓄積が限界を超えて、がんなどの重篤な病気にかかりがちで
す。とりあえず、週末を利用した二泊三日の”プチ湯治”でもかまいません。年に二、三回は静け
さとホンモノのお湯がかけ流されている温泉場で、自律神経、つまり交感神経と副交感神経のバラ
ンスを回復してあげてください。この時の食事は質素に徹しましょう。

 日本人はお金さえあれば何でも得ることができるようになりました。そんな中で、余分なものを
取り払って残る”本質”が湯治場にはあります。温泉街、お湯、風呂などの雰囲気、共同体意識――。
そういうものすべてに触れて癒やされるのが、湯治、日本の文化なのです。

290もぐさ@ものぐさ:2005/12/16(金) 16:38:56
平山温泉、秘湯!名湯!人気沸騰!/九州につかる 05年12月13日
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1134468018.htm

 熊本に秘湯があった。山鹿市の奥座敷にある平山温泉だ。約1200年前から存在すると
いう温泉は、慢性皮膚病などに効能があるとされ、戦国武将の加藤清正翁もあせもを癒やし
たというヌルヌル度満点の美人湯だ。菊池、日奈久、山鹿、植木など熊本の中でも、温泉有
名地の陰に隠れた存在だったが、温泉通の間では泉質の良さで知られる名湯。昭和の面影も
残る自然いっぱいの温泉で、リフレッシュしてみませんか。

 熊本・南関ICから車で山鹿方面に向かう山あいに平山温泉がある。硫黄泉独特のにおい
が広がる温泉は、山や川に囲まれ、昭和のたたずまいを残す自然いっぱいの秘境で、5年ほ
ど前までは携帯電話がつながらない場所もあったという。平山温泉観光協会の馬場行成会長
(52)は「周りに菊池、植木など有名な温泉地が多いので、秘湯みたいになったのではな
いでしょうか」と話した。

 言い伝えでは、平安時代末期に平山地区で皮膚病が流行し、阿蘇大明神に住民がお祈りす
ると一夜にして山が開け、谷を埋めて平らになったという。「平山」の地名に由来する話だ
が、その際、温泉がわき出し、住民の皮膚病も良くなったと伝えられる。戦国武将・加藤清
正翁も、あせもの治療に平山温泉に漬かったといわれる。約1200年の歴史がある温泉は、
これまで住民や福岡県の筑後地区などから収穫期を終えた農家の人たちの疲労回復の湯とし
て親しまれてきた。 

 泉質は抜群だ。かかり湯を浴びた瞬間、肌はしっとり…。そのヌルヌル感は、せっけん水
に手を入れたときの感覚に似ている。ほたるの長屋の中島透スタッフ(52)は「湯量も豊
富でトロトロした泉質が女性に好まれますよ」と話した。さらに、風景画にありそうな牧歌
的な自然環境が、癒やし度をアップさせる。馬場観光協会長は「自然が主体となっている温
泉で、建物も田園風景などの自然に溶け込んでいる温泉郷。それが平山の魅力だと思います」
と話してくれた。 

 福岡市内から高速道路を使って車で約80分。アクセスの良さも手伝って週末になると地
元だけじゃなく福岡、佐賀から県外客が、日帰り入浴で仕事の疲れをリフレッシュしていく
という。家族風呂などもあり、家族連れはもちろん、カップルでも楽しめる平山温泉。行楽
地もいいけど、秘湯で、1日過ごすのもオツなもんですよ。【浜崎孝宏】 

 
熊本は源泉総数全国5位 

 環境省が00年度に出した温泉統計書によると、都道府県別の源泉総数で熊本は全国5位
(1345個)。トップ10には、1位の別府、湯布院温泉などで知られる大分(4762個)、
2位は指宿、霧島温泉などがある鹿児島(2804個)など九州では3県がランクインしてい
る。総湧出量でも、熊本は第6位(毎分12万5232リットル)を誇り、湯量も豊富だ。 


「あったか体験」参加者募集 

 平山温泉観光協会では、来年1月28、29日の2日間、山めぐりや史跡散策など平山の魅力
を堪能できる「あったか体験」参加者を募集している。泉質抜群の温泉を持つ地元旅館に宿泊で
きるプランで、料金は1泊3食、お土産つきで3歳〜小学生まで6000円、中学生以上は、
1万円〜。募集定員は50人。問い合わせは同協会 電話 0968・44・0522。

291もぐさ@ものぐさ:2005/12/19(月) 11:44:35
全国初! 鹿児島空港に天然温泉の足湯 2005/12/19
http://www.janjan.jp/area/0512/0512146348/1.php

 鹿児島県の空の玄関口、鹿児島空港(霧島市溝辺町)に12月20日、天然温泉の
「足湯」がオープンする。空港に天然の温泉を用いた足湯がお目見えするのは全国初
という。入湯はもちろん、無料だ。

 足湯は同空港国内線ターミナルビル1階の到着ロビーを出た場所に設置され、「開
業」に向けた諸準備が進んでいる。最大で26人が利用できるという大規模な足湯で、
存在感はたっぷり。浴槽の中央部には桜島を模したオブジェを飾り、山頂の湯口から
錦江湾をかたどった浴槽にお湯が流れ出す趣向で、木造りの大屋根と竹塀風の装飾も
施して純和風の雰囲気を演出している。空港から遠望できる霧島連山の高千穂を模し
たオブジェも設置し、そばには気軽に温泉気分を味わえる「手湯」も配した。車椅子
を利用したまま足湯を楽しめる専用席も設けた。

 源泉は、同空港近くで新しく掘削した1500メートルの地下から湧き出す鉄泉。
硫黄臭も少し漂う。「営業」時間は午前9時から午後7時、国内線ターミナルビル1
階の総合観光案内所でオリジナルのタオルを200円で販売する。

 足湯には、鹿児島の方言で「お疲れさま」を意味する「おやっとさあ」の愛称がつ
けられた。同空港を利用する旅行客らをまず足湯で「温かく」迎えようという意向だ。
同空港の担当者は「国内で初ということはたぶん世界でも初とは思うが、なにぶん海
外の空港については確認ができないので…」と話している。問い合わせは同空港ビル
ディング(電話0995−58−2110)。

 12月23日には、鹿児島市の繁華街・天文館に程近いウォーターフロント地区に
建つ複合商業施設「ドルフィンポート」にも足湯が誕生する。泉源数が全国の県庁所
在地では最多という鹿児島市が、「温泉都市」をアピールする狙いで整備をすすめて
きた。詳しくは同市観光課(099−216−1327)。

 鹿児島県観光連盟が今年1月に作成した「かごしま足湯MAP」には霧島地区と指
宿、薩摩川内市などを中心に計18箇所の足湯が紹介されていた。鹿児島県内の足湯
は今年に入っても増え続け、温泉王国を象徴する存在として定着している。

(知覧哲郎)

292もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:42:10
温泉教授の湯治に行こう
日本の温泉は庶民のもの 2005年12月21日
http://www.asahi.com/travel/onsen/1221.html

 江戸時代の戯作者(げさくしゃ)として知られる式亭三馬(1776―1822)の代表作
『浮世風呂』にこんな条(くだり)があります。

…湯を浴んとて裸形(はだか)になるは、天地自然の道理。釈迦も孔子も於三(おさん)も権
助(ごんすけ)も、産まれたままの容(すがた)にて、惜(をし)い欲いも西の海、さらりと
無欲の形なり。
 大意は、「風呂に入るために裸になれば、高名な人や金持ちも貧乏人も皆同じ、無欲の姿で
いられる」といったところでしょうか。

 『浮世風呂』は、銭湯の人間模様を通して江戸の庶民の生活をおもしろおかしく語った滑稽
本(こっけいぼん)ですが、この一文ほど日本の温泉文化を端的に表現しているものはないと
思います。

 確かに温泉に行き、手ぬぐい一本の姿になれば、肩書きも身分もわからなくなります。三馬
が生きた江戸時代には、銭湯も温泉場も混浴が当たり前でした。

 そこでは男女の隔たりすら気にならなくなる。だから肩の力が抜け、疲れがとれるのです。
ふだん肩を怒らせている人も、逆に自信をなくしている人も、裸になればそう大差はないでし
ょう。他人とお湯を共にし、価値観を同じにできる温泉場では、本来の自分に戻れるのです。

 松尾芭蕉、賀茂真淵、本居宣長など、江戸時代の文化人は、箱根の芦之湯のような温泉場に
集い、サロンのようなものを作っていました。

 ゆっくり湯治をしながら、碁を打ったり議論をしたり…。そこで新たな着想や創作、研究の
ヒントを得ることもあったでしょう。明治、大正期にかけても、数多くの文人墨客が湯治場に
滞在した記録が残っています。

 もっとも、温泉場、そして湯治の主役は、名もない一般庶民でした。欧米でも中国でも温泉
場で時間を過ごせたのは一部の特権階級でした。ところが日本はそうではなかった。誰もが対
等でいられる唯一の場であり続けています。

 これこそが日本人のメンタリティ、世界で類を見ない温泉文化といってもいいでしょう。

293もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:42:42
天然温泉の足湯、鹿児島空港に「おやっとさぁ」オープン
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_05122109.htm

 鹿児島空港(鹿児島県霧島市溝辺町)の国内線ターミナルビル前に20日、天然温泉の足湯
「おやっとさぁ」がオープンした。利用は無料で年中無休。開業時間は冬季が午前10時〜午
後6時、夏季は午前9時〜午後7時。

 足湯の浴槽は長さ13メートル、最大幅1.8メートル、深さ38センチ。湯温は約42度
でかけ流し。浴槽の底には足のつぼを刺激する玉石が入れてある。

 泉源は地下1500メートルで、空港ビル管理会社「鹿児島空港ビルディング」が駐車場を
ボーリングし掘り当てた。天然温泉の足湯を備えた空港は全国唯一。鹿児島らしさの演出で、
九州新幹線開業で離れた利用者を引き戻せるか。

294もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:43:19
鹿児島空港に足湯オープン 利用は無料、天然温泉使用
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/12/2005122001001631.htm

 鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、天然温泉を使った足湯施設が20日、オープンした。
国内空港に天然温泉を使用した施設ができるのは初めてという。
 足湯は空港ビル前のスペースにあり、同時に約20人が利用できる広さ。無料で利用
可能。温泉は源泉かけ流し。
 オープニングセレモニーの後、一般開放され、さっそく多くの旅行客でにぎわった。
 桜島や霧島連山をイメージした石が置かれており、観光客に地元温泉をアピールしよ
うという狙いも。冬期の営業時間は午前10時から午後6時まで。

2005年12月20日火曜日

295もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:43:49
「童話の里」の温泉PR 玖珠町観光協会 新しいマップ作製
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=12=22=448564=chokan

 玖珠町観光協会は町内の温泉施設を紹介する、新しい観光マップ「大分県玖珠町温泉群」を
三万三千部作製。観光関連施設などに配布し”童話の里”の温泉PRに役立てている。

 マップは縦約三十センチ、横約二十センチの二つ折り。表紙にテーブルマウンテンの伐株山を
バックにした、町内内河野の棚田のカラー写真を入れ、民話に伝わる玖珠の地名のいわれを書き
込んでいる。

 見開きのページには、町内十五カ所の温泉所在地を示した地図のほか、施設ごとに温泉の写真、
泉質や露天風呂、家族風呂の有無、宿泊、日帰りの入浴料金、営業時間を案内している。裏面に
は民宿も紹介している。

 マップには「QRコード」を入れてあり、同町観光協会ホームページの携帯サイトにアクセス
して、各施設の詳しい情報が得られる。

[2005年12月22日10:15]

296もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:48:12
雲仙・4温泉宿が一体再生へ、持ち株会社方式で経営統合へ
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/ke_05122201.htm

 長崎県雲仙市の温泉旅館4社が21日、持ち株会社方式で2006年3月1日に
経営統合すると発表した。宿泊客の減少に歯止めをかけようと、旅館同士が手を組
み、観光地・雲仙の再生を図るのが狙い。持ち株会社方式による温泉旅館の一体的
な再生は、全国でも初の試みという。

 統合するのは、「雲仙スカイホテル」「雲仙福田屋」「九州ホテル」「富貴屋
(ふきや)」。

 旅館専門の再生支援会社「日本ベストサポート」(本社・東京)など3社が600
万円を共同出資して、11月に持ち株会社「雲仙湯けむりリゾート」を設立しており、
4旅館はそれぞれ子会社となる。

 統合にあたって、4社のメーンバンクの十八銀行(本店・長崎市)は、計約41億
円の債権のうち約28億円を放棄。客室改装などの設備投資に5億円を融資する。

 統合後、4社は食材などの共同仕入れや宿泊客用バスの共同運行を行い、共同入浴
券も発行する。

 雲仙は1990年以降、雲仙普賢岳噴火や観光地間の競争激化のあおりで、宿泊客
の減少が続いている。

297もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:48:43
雲仙の温泉ホテル4社、持ち株会社方式で経営統合
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20051221c6c2101c21.html

 九州の有名温泉地、雲仙(長崎県雲仙市)のホテル4社は21日、持ち株会社方式で来年
3月に経営統合し、経営再建を目指すと正式発表した。各社はそれぞれ特色のあるホテ
ルに衣替えし、営業などにも共同で取り組み、集客力回復を目指す。4社のメーンバン
クの十八銀行は債権41億円のうち28億円を放棄、金融面で再建を支援する。

 経営統合するのは九州ホテル(七條彰宣社長)、富貴屋(内田富多美社長)、雲仙
福田屋を運営する福田商事(福田努社長)、雲仙スカイホテル(内田俊幸社長)。4社
合計の雲仙での宿泊シェアは43%あるが、団体客中心で宿泊客が伸び悩み、資金繰り
が厳しかった。複数のオーナー経営のホテルが経営統合するのは極めて異例。

 新たに発足した持ち株会社は「雲仙湯けむりリゾート」(雲仙市)で資本金は600万
円。旅館専門の再生支援会社、日本ベストサポート(東京・千代田)が45%、税理士
法人のXATコンサルティング(東京・新宿)が40%、十八銀行系の不動産会社、長
崎産業(長崎市)が15%を出資。社長には金沢東急ホテル総支配人を務めた木藤一男
氏が就任した。

298もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:49:14
雲仙の4旅館が経営統合 持ち株会社方式で再生狙う
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005122101002362_Economics.html


 長崎県・雲仙温泉にあるホテルと旅館計4社は21日、不動産会社などが設立した
持ち株会社雲仙湯けむりリゾート(長崎県雲仙市)の傘下に入り、再建に向け来年3
月に経営統合すると発表した。4社の主力取引銀行の十八銀行(長崎市)によると、
持ち株会社方式による温泉旅館の一体再生は全国初という。

 4社は雲仙・普賢岳の噴火や団体客の減少により経営が悪化。再建には経営統合に
よる合理化が不可欠と判断した。持ち株会社の木藤一男社長は会見で「一体運営によ
るスケールメリットを追求したい」と語った。

 一体運営するのは、雲仙スカイホテル、雲仙福田屋、九州ホテル、富貴屋。

 不動産会社や旅館専門の再生支援会社など3社が出資して持ち株会社を設立、全額
出資の旅館運営子会社4社を通じて4館を運営する。現在の会社は清算する。

First upload: 12月21日17時50分

299もぐさ@ものぐさ:2005/12/22(木) 17:49:49
雲仙の温泉ホテル4社が経営統合を発表(05/12/22)
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/arc1322.html

九州の有名温泉地、雲仙(長崎県雲仙市)のホテル4社は21日、持ち株会社方式で来年
3月に経営統合し、経営再建を目指すと正式発表した。各社はそれぞれ特色のあるホテル
に衣替えし、営業などにも共同で取り組み、集客力回復を目指す。4社のメーンバンクの
十八銀行は債権41億円のうち28億円を放棄、金融面で再建を支援する。

 経営統合するのは九州ホテル(七條彰宣社長)、富貴屋(内田富多美社長)、雲仙福田
屋を運営する福田商事(福田努社長)、雲仙スカイホテル(内田俊幸社長)。4社合計の
雲仙での宿泊シェアは43%あるが、団体客中心で宿泊客が伸び悩み、資金繰りが厳しかっ
た。複数のオーナー経営のホテルが経営統合するのは極めて異例。

 新たに発足した持ち株会社は「雲仙湯けむりリゾート」(雲仙市)で資本金は600万円。
旅館専門の再生支援会社、日本ベストサポート(東京・千代田)が45%、税理士法人の
XATコンサルティング(東京・新宿)が40%、十八銀行系の不動産会社、長崎産業
(長崎市)が15%を出資。社長には金沢東急ホテル総支配人を務めた木藤一男氏が就任した。

 各ホテルの運営は湯けむりリゾートが全額出資で設けた運営子会社4社が2月末に引き継
ぐ。既存の4社は清算。運営子会社の執行責任者には引き続き4社の社長が就く。5年後まで
に各社の償却前営業利益など数値目標が達成できれば、持ち株会社の株式や各運営会社の
株式を購入できる。

 2010年6月期の4社合計の売上高目標は21億円で2004年度比2.4%増。客単価引き上げやコ
スト削減で償却前営業利益は同3.2倍の2億7000万円を目指す。

 今後4社は和の情緒を持つモダンなホテル、昭和レトロの旅館、民芸調、リーズナブルな
料金など特色を明確に打ち出す。客室や温泉などを来年夏までに順次改装する計画。投資
額は5億円。

300もぐさ@ものぐさ:2005/12/23(金) 16:11:18
ゆず湯で温まって/さつま・平川温泉
http://www.373news.com/2000picup/2005/12/picup_20051223_6.htm

 さつま町平川の平川温泉が21日、ゆず湯を始めた。これまでは冬至の日だけの
催しだったが、今年は25日まで行う。
 初日は、地元の人やトラック運転手らがゆず湯につかり、疲れを癒やしていた。
同温泉は出水市に通じる国道328号沿いにあり、特産品販売所も併設している。

301もぐさ@菊千代:2005/12/28(水) 16:36:08
温泉教授の湯治に行こう
湯治場は日本的病院 2005年12月28日
http://www.asahi.com/travel/onsen/1228.html

 年末に『温泉教授の湯治力』(祥伝社新書)という本を出しました。サブタイトルは
「日本人が育んできた脅威の健康法」。

 これまで150冊近くの本を出しましたが、湯治に関する著書はこれが最初です。来
年以降もしばらくは、『江戸の湯治学』『男の湯治場』といった湯治本を出すつもりで
います。

 今後、日本のビジネスパースンの中には企業に使い捨てられる人々がかなり出ると懸
念しています。

 「キミは今年、まだ『湯治休暇』を取っていないね。このままだとリストラの対象に
なってしまうよ」

 会社の資本といえる従業員の健康増進のために湯治を活用し、その上で業績アップを
目指す企業が現れたらと、本気で私は考えています。

 日本人は集団行動的で個性がない、何ごとも規律を最優先し自己主張がない、などと
よく言われます。本当にそうでしょうか。

 現代の日本の病院は欧米のスタイルを踏襲したものです。最新の医療技術や医薬品が
そろい、治療に最適と思われる環境が整っていますが、そのシステムは完全に管理型で
す。一日三度の食事の時間はもちろん、点呼や検温、問診、投薬と厳密なスケジュール
が組まれ、時にはトイレに行く時間さえままならない。しかも9時には消灯。

 これに対して日本人の療養法だった湯治は、まったくの対極にあります。何しろ温泉
に浸かる以外、することがないのですから。もちろん、実際に病気の療養をしたり、ま
た疲労回復を目的としても、その効果を最大限に得るには規則正しく過ごすことが必要
です。ただ、それはすべて自分のペースで決められるのです。

 「自己管理」という言葉がはやっています。欧米型の企業経営で語られる言葉ですが、
湯治こそまさに自己管理を前提としていたのです。

 日本人は没個性どころか、実はそれぞれが自分なりに個性的に過ごすために自己管理
をしていた。自分の療養には自分で責任をもつというように大いに許容範囲があった。
それが湯治の本質ですし、その意味では湯治場は極めて日本的な病院である、というの
がかねてからの持論です。

 それぞれのスタイルで、自分を律することが出来れば、その湯治は大成功といえるで
しょう。

302もぐさ@菊千代@多忙:2005/12/30(金) 12:42:39
硫化水素ガス、刺激臭なく危険 泥湯温泉の3人死亡 2005年12月30日03時03分
http://www.asahi.com/national/update/1230/TKY200512290291.html

 母子3人が亡くなった秋田県湯沢市の泥湯温泉では、00年に硫化水素ガスが奥山旅館の館内に
滞留し、従業員や宿泊客ら20人余りが目の痛みなどを訴える事故があった。今回は屋外での事故。
専門家らは対策の難しさを指摘している。

 泥湯温泉の泉質は硫化水素泉。00年2月の事故後、県はこの旅館に対して、定期的に硫化水素
濃度を測定・記録し、軒下の除雪で硫化水素ガスの滞留を防ぐように指導していた。

 指導は館内での測定・記録についてだけだったが、今回の事故は指導が対象としていない屋外で
起きた。湯沢保健所によると、泥湯温泉地区はあちこちでガスがわいており、近年は噴き出しが強
かったという。

 硫化水素ガスは、火山のマグマの揮発成分からなる火山性ガスに含まれ、多くの温泉地でも出て
いるが、通常は大気の環流によってガスの濃度が薄められている。一方で、空気より重いため、穴
などに滞留し、濃度が高くなる性質がある。

 東工大の平林順一教授(火山化学)は「火山性ガスのなかでも硫化水素は比較的、刺激臭がなく、
卵が腐った程度のにおいに過ぎない。吸っているうちに慣れて、においを感じなくなる。気がつか
ないうちに致死濃度のガスを吸い込み、運動神経をやられて意識を失ってしまう」と、その危険性
を指摘する。

 平林教授によると、国内ではこの約50年の間に火山性ガスで死亡した事故は30件近くあり、
犠牲者は約50人にのぼるが、その8割強が硫化水素ガスが原因だったという。

 また、東大大学院の野津憲治教授(同)は、屋外での事故を防ぐ難しさを指摘した。風通しの良
い屋外の場合、気象や地形など、特殊な条件が重ならないとガスの濃度が高くならないため、事故
を予見しにくいからだ。

 「屋外でも、火山ガスの噴気地帯はたいてい測定器による硫化水素ガスのモニタリングをしてい
るが、小さな温泉街などでは屋外での測定システムが整っていないところも多い」と話す。

303もぐさ@菊千代@多忙:2005/12/30(金) 12:47:18
硫化水素か母子3人死亡 秋田・泥湯温泉
屋外で一家 救おうと…父重体
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051230/mng_____sya_____008.shtml

 二十九日午後五時ごろ、秋田県湯沢市高松の泥湯温泉「奥山旅館」から「屋外で男女四人が
倒れている」と一一九番があった。四人は東京都豊島区西巣鴨二、東大理学部助手松井泰さん
(47)一家で、妻の同大客員研究員理恵さん(42)、長男の小学三年日々太(びいた)君
(8つ)、二男の小学一年智足(ちたる)君(6つ)の死亡が確認された。松井さんも意識不
明の重体。湯沢署などは硫化水素ガスによる中毒とみて原因を調べている。 

 湯沢署や奥山旅館従業員らによると、一家はいったん全員で外出し、先に戻った松井さんが
午後三時ごろ、戻らない三人を心配して旅館従業員六、七人と捜しに出た。旅館から二百メー
トルほど離れた駐車場わきのくぼ地(直径約二メートル、深さ約一・五メートル)で倒れてい
る理恵さんら三人を発見。松井さんも子どもの一人を助け出そうと抱え上げた時、倒れたという。

 松井さん一家は二十七日から三泊四日の予定で宿泊中。同旅館を訪れたのは二度目だった。

 旅館周辺の積雪は約一メートル。消防などによると、現場は地熱によって一部で雪が解け、
空洞ができている部分もあり、四人はくぼみにたまった硫化水素ガスを吸って倒れたらしい。

 子供二人が円盤状のおもちゃを投げて遊んでいたといい、倒れていた近くに円盤が落ちてい
た。雪の中に入った円盤を拾いに行ってくぼ地に落ちた可能性もある。

 同旅館には当日、四人を含む十七人が宿泊していた。他の宿泊客で気分が悪くなった人はい
ないという。同旅館では二〇〇〇年二月十九日、温泉の源泉から発生した硫化水素ガスが旅館
内に流れこみ、宿泊客十五人と従業員ら六人の計二十一人が目の痛みなどを訴える事故があっ
た。

■積雪の温泉地潜む危険

 「冬場の温泉地は雪中に噴出した硫化水素ガスがたまる“くぼ地”ができやすくなる。とて
も危険だ」。阿岸祐幸・北海道大名誉教授(温泉医療)は今回の事故について、冬場特有の現
象が大きな原因になった可能性を指摘する。

 硫化水素ガスは、空気中の濃度が0・15%程度で即死するほど強い毒性を持つ。このため、
入浴施設には、浴場内の硫化水素をはき出す換気口が設けられているが、その周辺に積もった
雪はガスの熱で解けて、くぼ地ができやすくなる。硫化水素ガスは大気よりも重く、低地に流
れ込むのが特徴。普通は大気中に拡散するが、冬場は雪中にできたくぼ地などにたまる場合も
あり、逃げ場を失うと高濃度のガスが充満してしまうという。

 夏場でも登山客らが風のない場所で、充満したガスにさらされ中毒症状を起こした事故が起
きているが、冬場の温泉地の危険性は都市部から訪れた観光客には分かりにくい。阿岸名誉教
授は「過去には有名な温泉場で無風状態の時に、スキー客が、硫化水素ガスのたまったくぼ地
に滑り降りて即死したことがある」といい、今回の事故の場合、「危険を知らせる掲示板など
があったとしても積雪で隠れてしまい、被害に遭った家族は気づかなかったのではないか」と
推測している。

 <メモ>硫化水素

 硫黄と水素の化合物。可燃性の有毒ガスで、無色だが卵の腐ったようなにおいがする。自然界
では火山ガスや鉱泉に含まれ、下水処理場やごみ処理場などで悪臭の原因となる。高濃度のガス
にさらされると、目や鼻、のどの粘膜に強い痛みを感じ激しい中毒症状を起こす。2002年3
月に愛知県半田市の下水工事現場で、高濃度の硫化水素を吸ったことから作業員5人が死亡する
などしている。

304もぐさ@菊千代@多忙:2005/12/30(金) 12:48:30
「認定温泉」など減税
長野県が来年度から実施を検討
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20051230/mng_____sya_____002.shtml

 独自の温泉表示認定制度などで観光客へのサービス向上を図る長野県が、制度の認定を受けた
企業や施設、店舗を対象に、来年度からの減税措置の実施を検討していることが分かった。田中
康夫知事は「サービスの充実に努力している企業や店を応援したい」と、狙いを話している。

 県は、温泉施設に「安心、安全、正直」のお墨付きを与える温泉表示認定制度を昨年、終日禁
煙の飲食店を認定する「おいしい空気のお店」制度を今年創設した。これらの制度で認められた
施設や店舗を減税の対象とする。県税の税目や金額などは今後、検討する。

 温泉表示認定制度は、昨年7月に発覚した白骨温泉の入浴剤使用問題をきっかけに昨年11月
にスタートした。温泉法で掲示が義務付けられている泉質や温泉成分に加え、浴槽の清掃状況な
ど13項目について情報公開する温泉施設を調査の上で認定している。

 しかし、県内約1800カ所の温泉施設のうち、認定を受けた施設は49軒にとどまっている。

305もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:46:43
重体の父親も死亡
秋田の温泉事故
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051231/mng_____sya_____012.shtml

 秋田県湯沢市の泥湯温泉の雪のくぼ地で二十九日、東大助手松井泰さん(47)
=東京都豊島区西巣鴨=の妻と息子二人が死亡した事故で、近くに倒れ、重体とな
っていた松井さんも三十日午後、死亡した。 

 湯沢署は三十日、現場を実況見分。くぼ地の中などを計測した結果、硫化水素の
濃度は一一八−一三五ppmだった。妻ら三人の死因は司法解剖の結果、急性硫化
物中毒と判明。湯沢署は、くぼ地にたまった高濃度の硫化水素を吸ったことによる
中毒とみている。松井さんの司法解剖は三十一日。県湯沢保健所は「吸引時間にも
よるが、一〇〇ppmを超すと肺水腫を起こし窒息死する可能性もある」としてい
る。

 調べでは、くぼ地は四人が宿泊した「奥山旅館」近くにある駐車場の脇から
一二・五メートルほど離れた場所で、付近への立ち入りは禁止されていなかった。
県は三十日、周辺を立ち入り禁止とし、湯沢市は現場一帯の宿泊施設に新たな予約
の受け付け自粛を要請した。

 県によると、泥湯温泉のある一帯は栗駒国定公園で県が管理。駐車場は県が国か
ら借り、湯沢市が管理しているという。湯沢署は、くぼ地のあった場所の管理者の
特定も進める方針。

 子ども二人は事故の直前、駐車場で円盤遊具を投げ合って遊んでいたという。湯
沢署は、くぼ地につながる雪面に足跡が残っていたことから、飛んだ遊具を取りに
行った際にくぼ地にはまった可能性があるとみている。

 松井さんは子どもを助け上げた直後に倒れた。

306もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:47:16
硫化水素ガス、刺激臭なく危険 泥湯温泉の3人死亡
2005年12月30日03時03分
http://www.asahi.com/national/update/1230/TKY200512290291.html

 母子3人が亡くなった秋田県湯沢市の泥湯温泉では、00年に硫化水素ガスが
奥山旅館の館内に滞留し、従業員や宿泊客ら20人余りが目の痛みなどを訴える
事故があった。今回は屋外での事故。専門家らは対策の難しさを指摘している。

 泥湯温泉の泉質は硫化水素泉。00年2月の事故後、県はこの旅館に対して、
定期的に硫化水素濃度を測定・記録し、軒下の除雪で硫化水素ガスの滞留を防ぐ
ように指導していた。

 指導は館内での測定・記録についてだけだったが、今回の事故は指導が対象と
していない屋外で起きた。湯沢保健所によると、泥湯温泉地区はあちこちでガス
がわいており、近年は噴き出しが強かったという。

 硫化水素ガスは、火山のマグマの揮発成分からなる火山性ガスに含まれ、多く
の温泉地でも出ているが、通常は大気の環流によってガスの濃度が薄められてい
る。一方で、空気より重いため、穴などに滞留し、濃度が高くなる性質がある。

 東工大の平林順一教授(火山化学)は「火山性ガスのなかでも硫化水素は比較
的、刺激臭がなく、卵が腐った程度のにおいに過ぎない。吸っているうちに慣れ
て、においを感じなくなる。気がつかないうちに致死濃度のガスを吸い込み、運
動神経をやられて意識を失ってしまう」と、その危険性を指摘する。

 平林教授によると、国内ではこの約50年の間に火山性ガスで死亡した事故は
30件近くあり、犠牲者は約50人にのぼるが、その8割強が硫化水素ガスが原
因だったという。

 また、東大大学院の野津憲治教授(同)は、屋外での事故を防ぐ難しさを指摘
した。風通しの良い屋外の場合、気象や地形など、特殊な条件が重ならないとガ
スの濃度が高くならないため、事故を予見しにくいからだ。

 「屋外でも、火山ガスの噴気地帯はたいてい測定器による硫化水素ガスのモニ
タリングをしているが、小さな温泉街などでは屋外での測定システムが整ってい
ないところも多い」と話す。

307もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:47:46
温泉毒ガス現場の管理者「不明」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/12/31/03.html

 秋田県湯沢市の泥湯温泉で東京都豊島区の親子3人が死亡した事故で、重体だった
東大助手の松井泰さん(47)も30日、搬送先の病院で死亡した。4人はくぼ地に
たまった硫化水素ガスを吸い、中毒となった可能性が高い。事故現場のくぼ地があっ
た場所の管理者がはっきりしないことから、秋田県警は特定を進めている。

 調べなどでは、くぼ地は4人が宿泊していた「奥山旅館」近くにある駐車場の脇か
ら約12・5メートル離れた場所にあった。周辺は硫化水素ガスが噴き出す可能性の
ある地点が多く、噴き出し口も移動することがあったが、現場は過去にガスが活発に
出る地域ではなく、立ち入り禁止区域にはなっていなかった。

 くぼ地にたどり着くためには、高さ約1・5メートルの雪の壁を登らなければなら
ず、くぼ地の表面は雪で覆われていた。現場が落とし穴のような状態になっていたこ
とに、旅館関係者は「空洞になっているとは気が付かなかった」と話している。

 県湯沢保健所は、02年から定期的に泥湯温泉でガスの濃度測定調査を実施してい
たが、4人が倒れた現場付近は調査地点に含まれていなかった。一方、地元住民から
は「ガスの噴き出し口がどこにあるのか分からないと危険。きちんと調査すべき」と
いう声が上がっていたという。

 秋田県によると、泥湯温泉一帯は栗駒国定公園で県が管理。現場近くの駐車場は、
県が国から借り受けた上で湯沢市が管理している。しかし、くぼ地のある場所の管理
者は、はっきりしていない。秋田県は「直ちに県の管理責任が問われるか、規定が明
確でないため難しい」としている。県警は管理者の特定を進める方針。湯沢市は事故
を受け、現場一帯の宿泊施設に対し安全が確認できるまで新たな予約の受け付けを自
粛するよう要請した。

 県警や目撃者によると、亡くなった松井さんの長男日々太(びいた)君(8)と二
男智足(ちたる)君(6)は事故の直前まで、駐車場で円盤遊具を投げ合って遊んで
いた。それた遊具を取りに行ったところ、くぼ地に落ちた可能性があるとみている。
母親の理恵さん(42)は、戻ってこない子供の様子を見に行った際に、くぼ地には
まったようだ。松井さんは、妻と子供を捜しに行った後、くぼ地の中にいる3人を発
見。智足君を助け出そうとして現場で倒れたという。
[ 2005年12月31日付 紙面記事 ]

308もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:48:36
「勝ち組」は湯治
2006年01月04日 松田忠徳
http://www.asahi.com/travel/onsen/0104.html

 鎌倉時代ごろから、”経験温泉学”的に湯治の1単位は1週間とされてきました。
人間の生体リズムは湯治の開始からほぼ1週間で回復することが現代医学で解明さ
れていますから、日本人の温泉学はなかなかのものです。

 ただし、現役世代にとって、1週間という日数を湯治に割くことは難しいことで
しょう。仮に2,3泊のプチ湯治でも、湯治の意味を理解し、温泉と積極的に向き
合う気持ちさえあれば、心身を再生することは可能だと考えています。温泉の主な
作用として、次の3点が挙げられます。

 (1)温水による温熱作用(2)温泉が含有している鉱物質やガス体による理化
学的、生物学的作用(3)転地による気候の作用

 たとえば2泊3日程度の湯治では、主に精神的な面での癒しが中心となるでしょ
う。激務をこなし、ストレスに晒(さら)されるなかで疲れ切った心身を解きほぐ
す。そして疲労をためない、疲労のもとをつくらないことで、元気に仕事に向かう
ためのからだのコンディションを整えるのです。それは取りも直さず病気にかかり
にくいからだにする、つまり免疫力を高めることなのです。

 前回、企業の「湯治休暇」の夢物語をちょっと書きましたが、現在の日本では実
現不可能でしょう。当面、私たちビジネスパースンが心しなければならないことは、
企業に使い捨てられないようにすることです。心身の不健康なビジネスパースンが
使い捨ての対象になる時代が迫っています。健康管理能力も資質の一つになったの
です。

 温泉で交感神経と副交感神経、つまり自律神経のバランスを整え免疫力を高める
ことが、プチ湯治の最大の目的といっていいでしょう。

 2泊3日なら、週末の金曜日か月曜日に休暇を取れば比較的簡単に湯治に向かう
ことができます。首都圏からであれば、2,3時間もかければ一級の温泉がいくつ
もあります。

 こんなプチ湯治が年に最低2,3回実現できれば、日々、見違えるほど元気でい
られるでしょう。特にストレスの影響を受けやすい胃腸の調子が整ってくるはずで
す。湯治中は粗食に徹してください。食べすぎは不健康のもとです。地球が沸かし
てくれた温泉が心身にとっての何よりのご馳走なのです。

 そんな余裕をもてる、頭を切り替えてじっくり休養できるビジネスパースンこそ
が、今風にいう「勝ち組」ではないかと、私は思います。

309もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:49:08
旅館従業員6人が避難や帰宅/泥湯温泉ガス事故
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060102i

 湯沢市が同市高松の泥湯温泉の旅館や民宿計4世帯16人に対して避難勧告を出した
ことを受け、奥山旅館では住み込みの従業員6人が、2日までに避難場所の秋田いこい
の村に避難したり、自宅に戻ったりした。旅館の家族ら4人は予約客への対応などのた
めとどまっている。残る3世帯6人のうち、民宿1軒は4日以降に避難する意向。他の
旅館2軒は「現在、異常はない」として避難していない。

 また、市の要請を受けた湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部は1日から3日までの予
定で、同温泉内の旅館や道路周辺など20カ所で硫化水素ガスの濃度測定を行っている。
1日の測定では異常は見られなかったが、2日には、現在立ち入り禁止となっている奥
山旅館の露天風呂脇で人体に影響を与える10ppm以上を測定した。

(2006/01/02 20:22)

310もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:49:40
旅館従業員2人も入院…秋田・泥湯温泉死亡事故
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200601/sha2006010308.html

秋田県湯沢市の泥湯温泉で硫化水素ガスを吸って東大助手の松井泰さん(47)
一家4人が死亡した事故で、松井さんらが宿泊した「奥山旅館」の従業員2人も
入院していたことが2日わかった。

湯沢署などによると、住み込みで勤めていた男性(27)と女性(20)。2人
は先月29日、現場の雪のくぼ地付近で松井さんと一緒に松井さんの妻と子供2人
を捜索した際、ガスを吸った可能性があるため、同日中に検査入院。男性はすでに
退院、女性も命に別状はないが入院中という。

避難勧告が出された現場周辺の4世帯16人のうち、奥山旅館の従業員6人が2日
までに湯沢市内の宿泊施設に移った。

311もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:50:12
専門家含む検討会設置へ/湯沢市が泥湯温泉事故対策会議
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060105f

 湯沢市高松の泥湯温泉で東京の一家4人が硫化水素ガスを吸い込んで死亡した事故で、
同市は4日、市湯沢生涯学習センターで硫化水素ガス被害対策会議を開き、専門家を含
めた検討会を設置することなどを決めた。市は同温泉の旅館や民宿計4世帯17人に対
し先月31日に避難勧告を出しているが、勧告解除の時期などについても検討会で協議
する。

 会議には鈴木俊夫市長のほか、市の防災、観光担当の幹部職員ら約20人が出席した。
検討会は、地熱研究の専門家や同温泉を含む栗駒国定公園を管理する県、市や地元住民
らで構成する方針。市は「専門家による調査結果を基に、勧告解除の時期などを検討す
ることになる」としている。ただ温泉周辺は積雪が2メートル近く、現地調査が物理的
に困難であることから、具体的にどう調査を進めるかは未定。

 対策会議ではこのほか、6日から1日おきに硫化水素ガスの濃度測定を行うことや、
安全確保のため勧告対象となっている各世帯に濃度測定器を市で貸与することなどを決
めた。

(2006/01/05 09:49)

312もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:50:43
秋田県、硫化水素ガス事故で80温泉施設に防止対策要請
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060103STXKC010403012006.html

 秋田県湯沢市の泥湯温泉で、硫化水素ガスを吸った家族4人が死亡した事故を受け、
秋田県は3日までに、ほかでも同様の事故が起こる可能性があるとして、県内の約80
の温泉施設に対し、事故の防止対策を取るよう文書で通知した。

 秋田県は、入浴施設周辺の硫化水素濃度を測定して危険性を利用者に周知徹底する
ことや、立ち入り禁止の柵の設置、硫化水素が滞留しないよう換気に配慮することな
どを求めている。県は今後、各施設の取り組み状況を調査する方針。

 泥湯温泉では12月29日、東大助手松井泰さん(47)の親子4人が雪のくぼ地にたまっ
たガスを吸って死亡した。県はすでに現場周辺への立ち入りを禁止し、湯沢市は温泉
周辺の4世帯16人に避難勧告を出している。〔共同〕 (16:52)

313もぐさ@菊千代 ◆444/y93CDE:2006/01/06(金) 14:51:18
酸ヶ湯温泉“混欲”じゃ困ります じろじろ見るエロオヤジ撲滅へ「心得三ヶ条」
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1603572/detail

 見ればまいね、見せればまいね(見たらいけません、見せたらいけません)―。男女混浴の
「ヒバ千人風呂」で知られる青森市の「酸ケ湯(すかゆ)温泉」で、一部男性客の遠慮のない
視線に女性客から苦情が続出したため、地元の湯治客らが「混浴を守る会」を発足し“エロオ
ヤジ撲滅作戦”に乗り出した。「女性入浴者を好奇の目で見るべからず」などとマナーを記し
た「心得三ケ条」の看板を設置する活動が功を奏し、最近では女性客からの苦情も激減してい
るという。

 年間約15万人が訪れる酸ケ湯温泉はこの数年、湯治客や観光客が増える一方で、女性客か
ら「男性客にじろじろ見られた」との苦情も多く寄せられるようになった。

 実際、観光客の中には、女性の裸が目当ての男性も少なくないという。「たまに5時間も6
時間も浴場に入ったままの男性がいる」と従業員男性は語る。「ずっと温泉につかっていると
のぼせるのか、ちょくちょく脱衣所に戻り、女性が現れると同時に温泉に入りにくる。あきれ
ちゃいますよ」

 混浴時の男女比は「8対2ぐらいで男性が多い」(同従業員)。若い女性が現れると、「裸
目的」の男性陣のぎらついた視線が、一斉に女性の一挙手一投足を追いかけて右へ左へ。番台
が、行き過ぎた行為を注意しても「金を払ってるからいいだろ」と逆ギレする男性もいるとい
う。

 温泉側も、対応に乗り出した。まずは、女性専用時間の設定。現在は、午前8時〜9時、午
後8時〜9時を女性専用としている。ただ、日帰り客のほとんどは混浴の時間帯に入浴するし
かないのが現状だ。昨年6月には、浴槽の真ん中に仕切りを設置した。ところが、今度は「窮
屈だ」「風情がない」などの不満が男女双方から殺到し、4か月後には仕切りを撤去すること
となった。

 女性客の減少は、温泉の経営にも影響を及ぼしかねない。そこで立ち上がったのが、地元の
湯治客たち。今年4月に「混浴を守る会」を発足。青森市出身で、同温泉をこよなく愛する
101歳の現役スキーヤー・三浦敬三さんが男性代表を快諾した。「守る会」は、浴場の入り
口に「心得三ケ条」の看板を設置。署名簿を置いたところ、会員数も2000人に上った。そ
の効果もあり、最近は女性客からの苦情がゼロの日も出てきたという。

 「時代にそぐわないかもしれないが、『混浴の酸ケ湯』は守り続けたい」。温泉の従業員た
ちは、「日本の伝統である混浴」を残していきたいと願う。ある男性従業員は「昔は、男女が
ほどよい距離感を持ちながらも、和気あいあいと入浴していた。10年ほど前から、インター
ネットの影響などで観光地化され、一部の男性客が変な取り違えをしている。もっと男らしく
毅然(きぜん)としろ、恥を知れ、と言いたい」とエロオヤジたちを一喝した。

 ◆酸ケ湯温泉 八甲田山の西麓(ろく)、標高約900メートルの高地にある温泉。300
年の歴史があり、1954年には、国民保養温泉第1号に指定されている。酸性硫黄泉で、特
に神経痛、リューマチ、冷え性などに効果があるとされる。それぞれ数十人が同時に入れる2
つの浴槽がある混浴風呂「ヒバ千人風呂」が有名で、宿泊者でなくても、入泉料600円で利
用することができる。

2006年01月04日08時15分

314もぐさ ◆444/y93CDE:2006/01/07(土) 16:53:50
新たに3人が避難/泥湯温泉事故
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060106s

 湯沢市高松の泥湯温泉で東京の家族4人が硫化水素ガスを吸い込んで死亡した事故で、
同市は6日、避難勧告を出した同温泉の旅館3軒と民宿計4世帯17人の避難状況をま
とめた。旅館3軒のうち、新たに奥山旅館の家族ら3人が避難場所の秋田いこいの村に
避難した。依然旅館2軒の家族5人がとどまっている。

 また、市の要請を受けた湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部が同日、4回目の硫化水
素ガスの濃度測定を実施。地区内20カ所では、いずれも安全とされる0―4ppmだ
った。

(2006/01/06 19:12)

315もぐさ ◆444/y93CDE:2006/01/07(土) 16:54:20
温泉有毒ガス事故/危険認識して十分な対策を
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2006/01/20060107s01.htm

 秋田県湯沢市の泥湯温泉で昨年末、東京都の一家4人が有毒ガスを吸い込んで亡くなった。
原因となった硫化水素は火山地帯ではありふれたガスであり、東北でもたびたび温泉客や登
山客に重大な被害をもたらしてきた。

 源泉や噴出地点の濃度を測定して常時監視することも大切だが、地形や気象条件によって
硫化水素濃度が思わぬ場所で急上昇し、一瞬にして生命が危険にさらされることを過去のケ
ースは教えている。

 泥湯の温泉旅館では6年前の2000年2月にも、硫化水素によって約20人が目の痛み
などを訴えた。今回の死亡事故とともに、雪が影響していたという共通点がある。

 先月29日の事故は、旅館から約100メートル離れた駐車場で起きた。約1メートルの
雪が積もっていたが、地熱によって雪が解けて空洞になった場所があり、そこに高濃度の硫
化水素がたまっていたことが原因になったと推測されている。

 2000年の事故では、源泉から旅館にお湯を引く側溝が雪に覆われたために硫化水素が
空気中に拡散できず、旅館内で濃度の上昇を引き起こし宿泊客らが被害を受けた。

 いずれも普通なら空中に散って無害になるはずだった硫化水素が、雪によって局所的に高
濃度になったことになる。

 硫化水素は空気の1.2倍程度の重さがあるために、周囲より低いくぼ地などでは特に警
戒が必要になる。

 1997年に福島県の安達太良山で登山中の女性4人が硫化水素によって中毒死したが、
場所は尾根の近くにある3メートル四方ほどの小さなくぼ地だった。その地形と風が吹かな
かったという気象条件が重なって、硫化水素が極めて高い濃度になったらしい。

 安達太良山の火口付近では当時、火山性ガスの濃度が急に高くなったといったデータは観
測されておらず、限られた場所の一時的な現象だったとみられる。何の前触れもなく突然、
致死濃度に達するような場所が出現する怖さがある。

 硫黄と水素の化合物である硫化水素はそもそも極めて毒性が強い物質だ。空気中の濃度が
500ppm(空気1リットル当たり0.00065グラム程度)を超えると、呼吸まひなど
を引き起こし危険な状態に陥る。1000ppmになると、呼吸を数回するだけで死亡してし
まう。

 温泉地や火山地帯でよく卵の腐ったような臭気がすることがあるが、それが硫化水素のにお
い。強烈なにおいがしても濃度は数ppm程度でしかない。ところが、致死量に近いような高
濃度になると無臭に近くなる。硫化水素は必ずにおうと思い込むのは、かえって危ない。

 これほど危険な物質に対し、行政や旅館が十分に注意しなければならないのは当然のことだ。
危険個所をしっかり調べ上げ、標識や柵で近寄れないようにするのが不可欠だろう。

 降雪や除雪作業によって、硫化水素が予想外の場所に流れたり充満する危険性が高くなる冬
場は、なおさら警戒が必要だ。

2006年01月06日金曜日

316もぐさ@ものぐさ:2006/01/10(火) 22:45:49
温泉雑学百科
温泉の入浴方法もいろいろ! 変わった入浴ができる温泉地
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/zatsugaku/20060110tb08.htm

 温泉といっても、ただつかるだけでなくいろいろな入浴方法がある。今回は一風変わった
温泉入浴法を見てみよう。

 古くから湯治場として知られる八幡平(はちまんたい)の後生掛(ごしょがけ)温泉。こ
こでの名物は木箱から首だけ出して蒸気で蒸される箱蒸し。疲労回復や美容に効果がある。
同じ八幡平の須川高原温泉は熱湯がそこここから湧いており、数棟ある蒸し風呂小屋が名物。
湯治客たちは小屋の中の蒸気が噴き出している穴の上にゴザを敷き、体に毛布を巻きつけて
寝転がる。

 山形県の瀬見(せみ)温泉の「ふかし湯」は昔から痔病に効くといわれ、共同浴場内の床
の穴から噴き出す湯気に患部を当てる痔蒸しが名物。長野県の中房温泉、熊本県の杖立温泉、
大分県の柴石(しばせき)温泉、鉄輪(かんなわ)温泉、鹿児島県の栗野岳(くりのだけ)
温泉などにも蒸し風呂がある。

 温かい砂に体を埋め、発汗作用を促すのが砂蒸し。砂の重みで効果が高まるという。「砂
蒸し風呂」は鹿児島県の指宿(いぶすき)温泉の代名詞だ。また、別府市の市営竹瓦温泉は
屋内に砂蒸しがあり、別府湾に面した上人ヶ浜の砂蒸しも人気が高い。

 38度ほどのぬる湯に長時間つかるのが「長温浴」。高血圧などに効果がある。新潟県の栃
尾又(とちおまた)温泉には「夜詰めの湯」と呼ばれる一晩中湯につかる風習がある。青森
県の谷地(やち)温泉、栃木県の板室(いたむろ)温泉、群馬県の川古(かわふる)温泉、
長野県の鹿教湯(かけゆ)温泉、伊豆の畑毛温泉などの湯治も長湯だ。

 大分県の寒の地獄温泉の泉温はなんと13度。冷たさと温泉の成分で肌がチクチクする。と
ても長湯はできず、大急ぎでストーブの前へ走る。これを繰り返すことで皮膚病や水虫など
に効能があるという。逆に44〜48度という熱い湯に入るのが「時間湯」。群馬県の草津温泉
で古くから行われ、皮膚病に効果があるという。

 「泥湯」は鉱泥につかるもので、美容効果があるといわれる。大分県の明礬(みょうばん)
温泉の紺屋地獄、熊本県の地獄温泉が知られている。

(文/石井ひとし)

317もぐさ@ものぐさ:2006/01/10(火) 22:46:19
秋田
今月下旬に初会合 湯沢市、泥湯温泉事故の調査委が発足
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060108e

 湯沢市高松の泥湯温泉で東京の一家4人が硫化水素ガスを吸い込み死亡した事故で、同市は
7日に幹部会議を開き、今月下旬に調査委員会の初会合・調査を行う方針を固めた。

 会議には鈴木俊夫市長や担当部課長ら6人が出席。調査委をどのような形で立ち上げるか、
今後の対応をどう進めていくかについて検討した。その結果、▽連休明けにもメンバーを決め、
今月下旬に初調査を行う▽雪が消えた後も安全性を確認するため、泥湯温泉全体で県や関係機
関とともに大規模調査を行う―などの方針を固めた。

 市によると、調査委のメンバーは3人の有識者で構成。泥湯温泉の現状把握を行って安全に
日常生活ができるかどうか、冬季営業が可能かどうかなどについて検討するという。同温泉は
先月31日に市が避難勧告を出し、現在までに一部住民が避難、2世帯5人が今も同温泉内に
とどままっている。

(2006/01/08 10:46)

318もぐさ@ものぐさ:2006/01/10(火) 22:47:08
秋田
硫化水素検知器4台を設置/泥湯温泉事故で湯沢市、旅館などに
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060110l

 湯沢市高松の泥湯温泉で東京の家族4人が硫化水素ガスを吸い込み死亡した事故で同市は10日、
人体に影響があるとされる10ppmを超えるとアラームが鳴る硫化水素検知器4台を同温泉の旅
館、民宿に設置した。

 また事故の調査検討委員会のメンバーに、有識者4人を専門委員として委嘱することを決めた。
初会合・調査は今月26、27の両日に行う予定。

 検知器の設置は、市職員や業者ら5人が同温泉を訪れ、使用方法を説明した後、4人が宿泊して
いた奥山旅館のほか、小椋旅館、豊明館、中山荘の一階寝室や居間の出入り口などに設置した。

(2006/01/10 20:29)

319もぐさ@ものぐさ:2006/01/16(月) 22:02:31
「にっぽんの温泉百選」 指宿6位、霧島46位
業界関係者が投票
http://www.373news.com/2000picup/2006/01/picup_20060113_5.htm

 旅行会社や運輸業者などの投票による「にっぽんの温泉百選」(同実行委員会、
観光経済新聞社主催)で鹿児島県から指宿が6位、霧島が46位に入った。同時
に行った「人気温泉旅館ホテル二百五十選」は指宿から4軒、霧島から2軒の計
6軒が選ばれた。
 「にっぽんの温泉百選」「人気温泉旅館ホテル二百五十選」とも19回目で、
昨年7月から10月末までの投票期間中に計2万5306票が寄せられた。
 1位は3年連続で草津温泉(群馬県)、2位は登別(北海道)だった。上位
10位内に、九州からは指宿以外に由布院(大分県)が3位、黒川(熊本県)が
4位に入った。指宿はグレードの高い老舗旅館の存在や九州新幹線一部開業によ
る利便性向上などが人気の理由。主催者によると、泉質の良さに加え、地域活性
化に熱心な温泉地が上位に入る傾向があったという。
 「人気温泉旅館ホテル二百五十選」に鹿児島から入ったのは指宿白水館、指宿
いわさきホテル、ホテル秀水園、旅館吟松、霧島山上ホテル、霧島ホテルだった。

320もぐさ@ものぐさ:2006/01/16(月) 22:03:03
宝泉寺温泉で新春花火大会
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2006=01=15=113498=chokan

 九重町宝泉寺温泉で十四日夜、2006年新春花火大会「花火・ザ・宝泉寺」が
催された。温泉街そばのお祭り広場一帯には、ホテルなどの宿泊客や町内外から訪
れた見物客が集まり、霧雨の中、新年恒例の”光”と”炎”の祭典を楽しんだ。

 午後七時半から開会式があり、池部俊慈実行委員長が「真冬の花火を楽しんでく
ださい」と歓迎。仕掛け花火に続き、高さ二十二メートルの「大ドンド」に点火。
煙と炎を噴き上げ、勢いよく燃える火柱に、観客らは一年の無病息災を願った。

 メーンの花火は単、連二千発の打ち上げ。夜空に光跡を描き、一瞬大きく開く光
の輪、飛び交う色鮮やかな光のライン。山あいの温泉街に音は深々と響き渡った。

 花火大会は、地元の旅館組合などが冬場の集客のため、十八年前から続けている
イベント。お祭り広場でかがり火が燃やされ、甘酒やたる酒などが振る舞われた。

[2006年01月15日04:34]

321もぐさ@ものぐさ:2006/01/21(土) 10:39:04
九博で再注目!二日市温泉/九州につかる 1月17日 22:54
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1137506086.htm

 福岡・筑紫野市の二日市温泉は「博多の奥座敷」として愛されてきた。約半世紀前には三十数軒の
旅館が軒を連ねにぎわっていた。近年、交通網が発達し「近くて便利」な温泉は、次第に価値が薄れ
客足は遠のく一方も、九州国立博物館(太宰府市)のオープンをきっかけに宿泊客が増えてきた。博
物館に一番近い温泉地として再び注目を浴び、復活へ向けて動き始めた。


 創業1865年(慶応元)。今でも老舗として二日市温泉の看板を守っているのが大丸別荘だ。
1949年には昭和天皇が御行幸の際に宿として利用されたのは有名。広大な日本庭園と歴史を感じ
させる木造建築。石原裕次郎や美空ひばりら多くの芸能人、各界の著名人が宿泊しており、館内の廊
下には色紙が数多く飾られている。「廊下で有名人にばったり会うことも珍しくないですよ」と
薄(すすき)恵一総務課長(60)は話した。

 大丸別荘をはじめ、湯町通りには、かつて30軒以上の温泉旅館が立ち並び、浴衣姿の湯治客や
芸者さんも多く見られたそうだが、今はその当時の面影はない。湯町通りの真ん中で「二日市温泉
はどこですか?」と尋ねられたという、笑い話にもならない話も耳にしたが、少しずつ“変身”を
遂げようとしている。

 アイビーホテル筑紫野は糀屋(こうじや)という江戸末期創業の老舗旅館だったが、01年にホ
テルに衣替え。温泉客ではなく福岡市のベッドタウンとして発展している筑紫野市へのビジネスマ
ンにターゲットを絞り、併設の温泉「バーデンハウス」と合わせて集客数を伸ばしている。

 また、太宰府天満宮の近くにオープンした九州国立博物館の効果により宿泊客が増加。価値が再
認識されてきたのも明るい材料だ。大観荘の牧野義治営業部長(48)は「昨年11、12月は前
年比で1割から2割増です。九博の効果でしょう」とうなずく。

 筑紫野市観光協会の古野憲彰専務理事(65)も「九州国立博物館に一番近い温泉ですからね。
視界が開けてきましたが、あとは受け皿をどう整えていくか」と話した。新たな観光スポットの誕
生をきっかけに二日市温泉の復活なるか。これからが本当の勝負となる。【井上和久】


 ◆アクセス 二日市温泉と九州国立博物館は車で約20分の距離。交通機関を利用する場合は二
日市温泉のある西鉄二日市駅から大宰府線に乗り換え太宰府駅まで約5分。太宰府駅から徒歩で約
10分。福岡からは西鉄天神大牟田線で二日市駅まで特急、急行道で15分。車なら九州自動車を
利用し約30分。


貴重な放射能泉


 二日市温泉の泉質はアルカリ性単純温泉だが、ラジウムを含んだ「放射能泉」でもある。放射能
泉は数も少ないため貴重。筑紫野市周辺には約9000万年前にできた「早良花岩」が広く分布し、
ウランを含有した鉱物が多く含まれている。ウランがラジウム、ラドンに変化していくときに出る
熱で地下水が熱せられ地上にゆう出したのが二日市温泉。「万病に効く」といわれるほど薬効は高
い。

322もぐさ@ものぐさ:2006/01/23(月) 17:03:47
天ヶ瀬温泉旅館街 県立芸術文化短大学生らが絵画描く
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2006=01=22=107260=chokan

 日田市天瀬町の天ケ瀬温泉旅館街に架かる国道210号の高架橋桁(げた)三本に、
県立芸術文化短期大学の学生らが絵画を描いた。

 絵画の制作は、空き店舗の増えた通りを明るくしようと同温泉旅館組合(高瀬邦寛
組合長)が考えた取り組み。旅館街にいくつも立ち並ぶ無機質な橋桁に目をつけ、キ
ャンバスにした。

 描いているのは深田陽一さん(顔写真)ら同大学の有志七人。イラストは、町の自
然や温泉旅館街などを散策して考え、旅館の女将(おかみ)らとも話し合い(1)バラや
花(2)川の中の露天風呂(3)川や滝などの自然―の三つに決めた。絵は縦三・五―五メー
トル。パステル調で、柔らかさ、温かみを表現している。

 作業は昨年十二月三十日から本格的に開始。「明るい感じに仕上げて、町の雰囲気
が伝われば」と代表の深田さん。

 高瀬組合長は「絵画を多くの人に見てもらい、和んでもらいたい」「旅館街活性化
のために何かを始めるヒントとなり、次の取り組みへつなげてほしい」と期待してい
る。

[2006年01月22日08:32]

323もぐさ@ものぐさ:2006/01/23(月) 17:04:27
駐在さんの速報好評 さつま・宮之城温泉街
手作り20回、管内の事件周知
http://www.373news.com/2000picup/2006/01/picup_20060123_4.htm

 さつま町湯田の宮之城温泉街にある宮之城警察署湯田駐在所が発行する
「駐在所速報」が好評だ。定期的に発行する広報紙の号外で、カラーイラ
スト入りの分かりやすさと発行回数の多さが特長。温泉浴場の脱衣場など
に張られ、管内や近隣で起きた事件事故をいち早く住民に知らせ、注意を
呼び掛ける。
 同駐在所に勤務するのは重村秋彦巡査部長(36)。2003(平成
15)年9月の着任以来、「どんな事件が多発しているのか、警察だけで
なく住民も知ることが犯罪の未然防止につながる」と細やかな発行を心が
けてきた。発行回数はすでに20回を超える。今年は、事務所荒らしや火
災が相次いだため、早くも2回発行している。
 号外は、なるべく目立つようにカラーで印刷。「脱衣中は何気なく張り
紙を読んだりするもの。PR効果は高い」と宮之城温泉や紫尾など管内の
温泉場約10カ所に配布。その後モノクロ印刷し管内全世帯約1600戸
に配る。

 昨年10月下旬、女子児童への声掛け事案が発生した際は、当日付で不
審者の特徴などを速報、情報提供を呼び掛けた。男性2人が相次いで飲酒
運転で現行犯逮捕された昨年11月には、忘年会シーズンに向け飲酒運転
追放をPRする速報を出した。
 「速報で初めて知ることもある。お客さんも足を止めてよく見ている」
と宮之城温泉で旅館を営む久保田千里さん(70)。重村巡査部長は「温
泉につかりながら速報のことをどんどん話題にしてほしい。自然と防犯意
識も高まるはず」と期待している。

324もぐさ@ものぐさ:2006/01/23(月) 17:05:05
「別府温泉」と共に歩む人々 2006/01/23
http://www.janjan.jp/area/0601/0601228059/1.php

 「昨日の相撲みたかえ?横綱が負けたな〜!」「あ!おじさん元気かい?
最近みんやったけど」

 小屋のような温泉のドアを開けると、なにやらわいわい楽しそうに話す地
元の人々の声が聞こえてくる。別府には、あらゆるところに小さな公衆温泉
があり、100円程度でだれでも入浴できる。中には「さい銭湯」など、入
る人がお金を自主的に入れていく温泉もある。

 大分県にある別府といえば、「地獄めぐり」や「バスガイド発祥の地」な
どで知られ、観光産業を中心に栄えていた場所だ。しかし、その風景も代わ
りつつある。今では営業しているのかしていないのかわからない温泉旅館や、
いたるところに使われなくなった別府観光案内所などが目立つ。ユニバーサ
ルスタジオや東京ディズニーランドなど流行に合わせたアトラクションは若
者受けがいい、また最近では、国内旅行より海外旅行をする日本人が増えて
いる。その上、近くに自然を売りにする湯布院や黒川温泉などがあるため、
別府温泉のために訪れるお客さんは減少する一方だ。

 時代が変るにつれて、人々の観光に対するニーズも変っていく。以前は大
事業を行い、温泉つきのホテルや旅館、そして遊園地なども次々につくって
いった。会社の慰安旅行や学校の修学旅行などで訪れる人々も多かった。し
かし不景気が続いた影響もあり、人々の求める「楽しみ」やそれに合わせた
「サービス」も大きく変った。
 
 別府はこのような状況をどう回避し、再び輝きを取り戻せるのか。長期景
気低迷に加え、少子高齢化社会や三位一体改革による地方交付税などの負担
がのしかかる。団塊の世代の人々が退職後、以前来た懐かしい別府を訪れ、
閑散とした風景を見たとき何を思うだろう。温泉をてこに観光事業を開発し
てきた別府が以前のような輝きを取り戻すことは難しい。

 しかし、こういった問題は別府の負の部分を象徴した一側面でしかない。
温泉は観光産業に使われようが使われまいが人々の生活に根付いている。別
府に住む人々は、温泉を通して地域の人々の輪を広げ、近所に住む人同士気
遣い合ってきた。仕事から帰ってきたら温泉へ行き、近所の人々と話をする。
お年寄りも毎日決まった時間に温泉に入りに行く。たわいもないことのよう
だが、ストレス解消や孤独感からの回避にもなっている。

 大人と子どもがコミュニケーションをとる場がない、隣に誰が住んでいる
のかわからない、通り魔事件が頻発したり、相談する人がおらず自殺する人
が増えている。こうした現代社会の問題は社会のしがらみや不条理なことか
ら耐えられなくなり引き起こることが多い。

 日々不安と緊張に苛まれ、疲労を抱えている人は、別府の小さな温泉へい
らっしゃい。身も心もすっきりした気分で、また明日もがんばれるにちがい
ない。

(武藤久)

325もぐさ@ものぐさ:2006/01/23(月) 17:05:36
別府の旅館・ホテル 売上高増えた施設 3年ぶり前年上回る
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2006=01=22=387354=chokan

 別府市旅館ホテル組合連合会(西田友行会長)はアンケート調査を基に、市内の
二〇〇五年の宿泊動向と○六年の見通しをまとめた。愛知万博開催の影響もあり、
○五年の宿泊者数は微減で推移したものの、売上高が増えた施設が三年ぶりに前年
を上回った。

 調査は昨年十二月に会員の旅館やホテル(百三十四軒)を対象に実施。四十一軒
が回答した。回答率は31%だが、中・大規模の施設が答えているため、総客室数
(四千八百三十九室)の半数を超えている。

 宿泊者が「増えた」と答えたのは29%。比較的小規模の施設が堅調で、○四年
の22%を上回った。売り上げが増えた施設が29%(○四年、24%)だったの
に対して、宿泊単価が上がったのは7%(同20%)だった。

 別府八湯のエリア別では、別府温泉が宿泊者数、宿泊単価、売り上げともマイナ
ス傾向が強かった。一方で、鉄輪温泉は宿泊客数、売り上げとも増加傾向。別府温
泉については「大型ホテルが団体ツアー客の減少などで苦戦している」(同連合会)
という。

 ○六年については、売り上げが「増える」と答えた施設が34%で昨年より7%増。
入り込み客も24%が「増える」と答えた。「減る」は5%だった。特に新しい
「鉄輪むし湯」の建設や景観整備が進む鉄輪温泉では、55%の施設が売り上げ増を
予想している。

 設備投資では、三千万円を超える大型投資を七施設(昨年三施設)が計画している。

 連合会は「○六年は東京、名古屋、大阪方面を中心に入り込み客が回復するのでは
ないか。下げ止まった感のあった宿泊単価の下落は気掛かり」と話している。

[2006年01月22日08:29]

326もぐさ@ものぐさ:2006/01/25(水) 10:53:11
原鶴温泉、ヌルヌルの恩返し/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1138108606.htm

 福岡県内でもトップクラスのゆう出量を誇る原鶴温泉は、耳納(みのう)連山や筑後川に囲まれた
懐かしい日本の故郷だ。ヌルヌル度満点の美人湯は、約130年の歴史を持ち、畳風呂、洞窟(どう
くつ)風呂、ジャングル、ハーブ湯など種類も豊富だ。福岡市内からマイカーで約60分とアクセス
も最高。ウ飼い、フルーツの里としても知られる楽園で、筑後川のせせらぎを聞きながら〝湯ったり〟
してみませんか。

 南に耳納連山、西には背振山、眼前には九州最大の筑後川…。山と川に囲まれた原鶴温泉は、日本
の「ふるさと」をイメージさせる。大分、鹿児島、熊本など有名温泉地ぞろいの温泉天国九州だが、
福岡の代表格・原鶴も負けてはいない。杷木町役場企画観光課の乙藤慎主査(34)は「福岡市内か
ら近い場所で本格的な温泉が楽しめますし、味なら日本一ともいわれる柿などフルーツもおいしいで
すよ」と魅力を教えてくれた。

 福岡市内から高速道路を利用してマイカーで約60分とアクセスは文句なし。ほどあいの宿六峰舘
の野上誠治営業部長(37)は「温泉に癒やしに出かけて(福岡から)車で1時間以内の運転なら、
帰宅しても癒やされたままですし疲れません」と話した。

 もちろん泉質も最高だ。湯船に漬かった瞬間、ヌルヌルとした肌ざわりを瞬時に体感できる〝美人
湯〟で、天皇、皇后両陛下や日本屈指のアーティスト故岡本太郎氏ら角界の著名人も癒やされたとい
う名湯。原鶴温泉旅館組合の宮川具久会長(55)は「何といっても原鶴はお湯の柔らかさが一番。
自然がもたらしてくれた副産物」と大地の恵みに感謝した。

 畳風呂、ジャングル風呂、ハーブ湯、洞窟風呂など個性派ぞろいの温泉宿が点在し、岩盤浴やエス
テなど女性にとってうれしい宿もある。湯量も豊富で福岡トップクラス。ウ飼い、花、フルーツの里
としても知られる「癒やしの里・原鶴温泉」の別世界で、日常を忘れてリフレッシュしよう。
【浜崎孝宏】


 原鶴温泉の由来は、諸説ある。昔、一羽の傷ついた鶴が筑後川の河畔で水を浴び、傷を癒やして飛
び立つ姿を見たという付近の人が温泉を発見したという。伝承によると江戸時代に開かれた温泉地と
いう説もあるが、あさくら物語(古賀益城編)では、1881年(明14)の11月に筑後川の北河
岸に、里人が川魚を釣りに出かけ、湯気が立ち上がる様子と小石の下が温かいことから川中に温泉が
ゆう出することを知った、とも記されている。

327371 ◆qdhDRbTe/s:2006/01/27(金) 12:36:50
はー、ひさしぶりにこちらに戻ってきましたよ。

>321の記事を興味深く読みましたが、確かに湯町は土日の人が増えたと言う話。
去年母も九国から博多湯への日帰りバスツアーを湯町で見かけたとか。
それにしても放射能泉だったとは知りませんでした

九国博には私も去年11月に「美の国日本」の招待券を貰い鑑賞しましたけど良かったですよ。
教科書でよく見る有名な歴史遺産の実物を堪能してまいりました
それにしてもそんな場合じゃないだろと突っ込みを受けそうなのに行きたい所へ行ってしまうのは
父から受け継いだ血って言やあそうですねw
こういうことをしていたせいでメールに書いた「反省」につながる訳ですが。

泗水の「とよみずの湯」の写真はウマく送れているでしょうか?
内湯なんですけど大きな岩風呂がいい感じでした。
大人二人と幼児二人でちょうどいい大きさ。
湯質は「辰頭温泉」の後では流石にパンチ不足に感じますが辰頭の泡が凄いのであって
こちらもいいお湯でしたよ。ゆっくり浸かっても誰ものぼせなかったし、
後々までほかほか。疲れも取れました。

それにしても別府にホントーに行きたいです。
日曜の「るり色」が別府を取り上げるのでそれ見て我慢ですw

328371 ◆qdhDRbTe/s:2006/01/27(金) 12:38:31
間違ってsageましたので上げます

329もぐさ@ものぐさ:2006/01/27(金) 21:06:38
>>327
ご無沙汰しています。
えぇぇぇぇぇぇぇっぇーーーー、美の国日本、見たんだぁぁ!
よいなぁ。私は人山に挫折して、結局見ずじまい、残念なことをしました。

でも、今回の企画展は前売り券を購入済みです。
梅の季節は太宰府に来る客も多くなるだろうから、
その前の寒い日に(=客ができるだけ少ない日に)見に行こうと楽しみにしています。

ところで、あれれ?とよみずの写真、メールですか?
ごめんなさい、届いてないみたい。
もう一度、チャレンジしていただけますか?

辰頭温泉も新しくなったけど、いまだ行けず。
とよみずは私が入ったときは、人が多すぎて
写真どころではなかったのだけれども、
写真、撮れたって、すごっ。

330371:2006/01/27(金) 22:53:44
すみませんーもぐささんはPHSでしたっけ!
携帯画像届かないハズですよね
失礼しました。m(__)m
とよみずが家族湯すぐ取れたのは、多分・・・「月のしずく」でしたっけ、新しい施設の方に流れたのかもしれませんね
こちらは人大杉なのを見掛けましたので。
辰頭は改装してたんですかー。また行かないと♪は

331もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:32:52
>>330
いえぇぇぇ、一応は携帯ですが(PHS使うのは、パソコンをネットに繋ぐとき)
なんだかうまく受信できてなかったみたいで、失礼しました。
再度お送りくださり、今度は見られました!
ありがとうございます!

例によって、ここも私は大浴場しか知りませんけれども、
家族湯も、良い雰囲気ですね。
家族湯だったら、そりゃぁ思いっきり写真撮れるわなぁ!

月〜が人多杉って、そんなに人気なんですね…。

332もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:49:46
みろく温泉廃止へ 島根県吉賀町 '06/1/26

▽町方針、財政再建で3月末に

 島根県吉賀町六日市で二十九年間営業してきた町営「みろく温泉」が三月末で
廃止の見通しとなった。中谷勝町長が二十五日の町議会臨時会全員協議会で、廃
止する方針を示した。財政再建へ向けて町が打ち出している行革の第一弾となる。

 町によると、みろく温泉は鉄筋二階建て延べ約四百五十平方メートル。
一九七七年に町民集会所として開所、一階に温泉と食堂、二階に集会室がある。
入浴料は大人二百十円、泉質は単純弱放射線。地元住民を中心に年間約九千五百人
の利用者がある。

 町は運営を委託しており、年間約二百五十万円を助成。加えて、屋根の補修な
どで緊急に修理費が約二千百万円必要な状況で、全体的なリニューアルを施せば、
約五千二百万円の経費負担がかかる見通しとなっている。

 町内には、近くに第三セクター「むいかいち温泉ゆ・ら・ら」や、合併した柿
木村に「はとの湯荘」という施設もあり、人口約七千五百人の町で温泉が三施設
に上る。

 財政難の町としては、将来的な負担増を防ぐため、三月末で廃止する方針を決
めた。

 町は議会三月定例会で廃止条例案を提出する。施設は今後、子育て支援や集会
などに活用する方針。中谷町長は「固定ファンが多く非常に残念だが、決断せざ
るをえなかった」と話している。(谷本和久)

333もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:50:18
温泉再発見(1)「ソムリエ」に聞く入浴術
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20060124tb02.htm

浮遊浴―心臓負担少ない 温冷交互浴―スキー疲れ取る
 「浮遊浴(ふゆうよく)をご存じですか。肩まで温まりながら、心臓への負担が
抑えられますよ」

 積雪が4メートル近い新潟県妙高市の赤倉温泉。老舗旅館のロビーで、6代目若
旦那(わかだんな)の遠間(とおま)和広さん(40)が身ぶり手ぶりを交え、宿
泊客に説明していた。湯船につかり、頭を浴槽の縁にのせ、全身を反らす。胸を水
面近くまで出すので、体にかかる水圧は小さくできる――。愛知県からきた夫妻は
話に引き込まれていく。

 遠間さんは、赤倉温泉の「温泉ソムリエ」だ。ワインに詳しいソムリエのように、
泉質や効能に関する豊富な知識をもとに、客に適した入浴法を紹介する。1日の養
成講座を修めると認定され、毎年更新する。2002年に赤倉温泉で始まり、今は
湯沢、松之山など県内5か所の温泉地で働く約300人がそれぞれの温泉組合など
から認定され、ソムリエを名乗っている。

 この制度の仕掛け人が遠間さんだ。講座の資料作りを引き受け、「目に見えるも
のすべてを、赤倉温泉の魅力を語る材料にしたい」と笑う。

 「日本百名山の一つ、妙高山に自噴する源泉は50〜60度ですが、パイプの中
を6キロ旅し、宿の浴槽に着くころに適温の42度に」「美人湯につかった後は、
すぐ保湿剤を塗って」「スキーの疲れを早く取るには、疲労物質を体の外に出すた
め温冷交互浴を」

 東京での会社勤めをやめて温泉宿を継ごうと戻ってきた1994年、「自分の宿
の泉質名すら正しく言えない」オーナーが少なくない現実に驚いた。観光客数も
91年の約212万人をピークに減り続けていた。温泉や自然、文化といった地域
の魅力を学び、発信できる人を増やそう。同業者の仲間と話し合い、温泉療養の専
門家にも相談した。

 「保養士」「指南役」

 温泉ソムリエの名付け親で、上越教育大助教授(環境生理学)の清水富弘さんは
「温泉はこれまで、スキー場のような観光資源さえあれば客が集まってきたが、レ
ジャーが多様化した今は新たな作戦が必要。その一つが、利用者の健康志向に応え
る温泉知識の提供です」と話す。

 同じような試みは、福島県・いわき湯本温泉の「バルネオセラピスト(温泉保養
士)」、岡山県・湯原温泉の「温泉指南役」など全国で広がっている。

 赤倉温泉では昨年から、温泉ソムリエの認定を一般客にも広げた。1泊2日の研
修が条件で、テレビ局アナウンサーや大学生など103人がお墨付きを得た。「温
泉ソムリエの名前が独り歩きしてくれれば、広告しなくても赤倉温泉を全国に知っ
てもらえる」と遠間さんは期待する。



 長野県・白骨温泉で入浴剤による着色が発覚してから約1年半。全国の温泉地で
は生き残りをかけ、利用者本位のきめ細かいサービスが目立つようになった。利用
者も本物志向が高まっている。各地の湯につかりながら、変わりつつある温泉につ
いて考えた。

(2006年1月24日 読売新聞)

334もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:50:51
温泉再発見(2)源泉 湯水のように使わない
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20060125tb01.htm?from=os1
かけ流し、沸かし湯 使い分け

 幹線道路に沿って、青地に白く「天然温泉・かけ流し」と染め抜いたのぼりがはためく。

 埼玉県所沢市の日帰り温泉施設「所沢温泉・湯楽(ゆら)の里」。平日の午前中に訪ね
ると、屋内の浴室、露天風呂、食堂、マッサージ室と、どこも中高年の男女でにぎわって
いた。1日の来場者は平日で1000人、週末は2000人を超えるという。

 2002年2月のオープン当初は、県外の温泉地から湯を運び込んでいた。その後にボ
ーリングした結果、地下1700メートルから、ほんのり塩味がする32・4度の温泉が
毎分200リットル余り噴出した。

 だが、男女それぞれ10余りある浴槽のうち、温泉が引かれているのは露天風呂だけだ。
しかも、のぼりに書かれた「かけ流し」は、湯が滝から流れ落ちる仕掛けの「段滝座石」
に限られる。その代わり、屋内の沸かし湯にはジェットバスなどを取り入れ、特徴を持た
せている。

 「温泉」「沸かし湯」「かけ流し」「循環」――。それぞれの浴槽の湯については、き
ちんと表示してある。

 「湯楽の里」を経営するのは、首都圏で住宅展示場を展開するサンフジ企画(東京)。
同社の温浴施設は17あり、所沢を含め7か所に温泉がある。いずれも、くみ上げた温泉
だけを使うのではなく、沸かし湯も併用している。

 同社の温浴事業部長、山口嘉一さんは「どの施設でも温泉の使用量は6〜7割程度にと
どめ、源泉が枯れないようにしています」と話す。

 温泉は“湯水のように”使わない。これは、都市部で急速に増えている日帰り温泉施設
に共通する傾向のようだ。日本温泉協会(東京)事務局長の布山裕一さんは「市場調査で
利用客の求めているものをつかみ、温泉以外に休憩室やレストランなどのサービスを充実
させている。限りある温泉資源を大切に使おうという姿勢が見られます」と説明する。地
盤沈下対策のため一部の自治体が行っている、温泉や地下水などのくみ上げ規制も関係し
ている。

 布山さんによると、表示した上で温泉と沸かし湯を浴槽ごとに使い分ける動きは、観光
地の温泉旅館にも目立つようになった。旅人気や温泉ブームで急増した浴槽数に源泉の湯
量が追いつかず、文字通り“水増し”して「温泉」を名乗っていたケースもかつては少な
くなかったという。

 布山さんは「源泉は無尽蔵ではないことに、経営者たちが気づき始めた表れでしょう」
と話している。

 源泉 温泉の源泉数は増えている。環境省によると、自噴とポンプによるくみ上げの
合計(2003年度)は全国で2万7347か所。40年前と比べ2・6倍、20年前の
1・4倍に伸びている。

(2006年1月25日 読売新聞)

335もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:51:24
温泉再発見(3)地元向け「共同湯」を開放
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20060126tb01.htm
味わえる昔ながらの風情

 「大湯(おおゆ)」は、温泉地のシンボル的な存在だ。規模が最も大きな湯とい
う意味ではなく、その地域で初めてわき、大切に守られてきた温泉を指す。「元湯
(もとゆ)」などとも呼ばれる。

 温泉巡りが趣味という名古屋市の西村多喜男さん(74)、泰子(ひろこ)さん
(70)夫妻は今月、長野県山ノ内町の湯田中渋温泉郷を訪れた。温泉郷を構成す
る8温泉のうち、6か所にある大湯をすべて巡りたかったからだ。「昔ながらの風
情の湯につかることができて、満足しています。地元の人たちと、自然におしゃべ
りできたのも楽しかったですね」

 実は、約1400年の歴史があるこの温泉郷ではこれまで一部を除き、大湯は共
同管理している地元の人たちしか使うことができなかった。それを町の観光連盟な
どが権利者と話し合い、3月26日までの期限つきながら初めて観光客に開放した。
「温泉すごろく大湯巡り」と名づけ、町内の旅館に泊まっている人は無料で、それ
以外も1000円を払えばすべてに入ることができる。観光連盟などが6か所を巡
回する無料バスも走らせている。

 大湯は、こぢんまりした銭湯という印象だ。ふだんは無人で、鍵がかけられている。
ドアを開けるとすぐに小さな脱衣場。44〜46度と、やや熱めの湯が注ぎ込むタ
イル張りの湯船は5〜10人でいっぱいになる。せっけんやタオルは各自が持参する。

 地元の人たちが守ってきた共同浴場は、温泉の原点といえる。旅館が源泉から湯を
引いて内風呂を設けるようになったのは長い温泉の歴史の中では比較的新しく、宿泊
客は近くの共同浴場を利用するのが当たり前だった。

 「温泉オンセン法則」(集英社新書)の著者で、温泉評論家の石川理夫(みちお)
さんは「共同浴場に光を当てる試みは、いろいろな源泉を楽しむことができる観光客
だけでなく、温泉街にとっても活性化のきっかけにできるメリットがある」と評価す
る。

 全国の温泉地の中には、個々の宿が施設の豪華さやサービスを競って客の“抱え込
み”を図った結果、「街」では散策する人が減り、さびれたところも少なくないとい
う。

 共同浴場巡りは長野県・野沢温泉など、他の温泉地でも企画されている。福島県・
飯坂温泉の鯖湖(さばこ)湯のように、歴史がある共同浴場を改装する動きも広がっ
ている。地元の人たちが家庭風呂のように利用している施設も多く、マナーを守るこ
とが大切なことは言うまでもない。

(2006年1月26日 読売新聞)

336もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:51:58
温泉再発見(4)ぬる湯で体ポカポカ
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20060127tb02.htm

源泉そのままが人気
 源泉浴槽36℃」浴室に表示があった。人の体温とほぼ同じだ。湯船に手を入れると、
ぬるいことに驚く。だが、頭だけを出して気持ち良さそうにつかっている人が多い。

 山梨県山梨市にある日帰り温泉施設「正徳寺温泉・初花(はつはな)」。加熱した
38度と42度の浴槽もあるが、目玉は36度の源泉だ。

 経営者の山下勝雄さん(65)はかつてコイやウナギの養殖を手がけていたが、
1989年、ここで温泉を掘り当てた。養殖用の井戸水にミネラル分が豊富で、近くに
温泉があったことからボーリングを試みた。温泉施設は96年にオープンした。駐車場
には関東各県のナンバープレートをつけた車が多数並ぶ。

 「源泉は入ってすぐあがるのではなく、長時間じっくりつかってほしい。体のしんか
ら温まるという言葉を実感していただけるはず」と山下さんは話す。

 日帰り温泉施設「やまとふれあいやすらぎセンター」(山梨県甲州市)にある様々な
浴槽のうち、人気を集めているのもぬるいお湯だ。大人が5、6人も入ればいっぱいに
なる小さな浴槽は31・9度で、冬は少し肌寒く感じる。合併前の旧大和村が94年に
村民用の施設として開発し、「源泉の良さを楽しんでもらおう」と、あえて加熱しない
浴槽を設けた。

 しばらくつかって湯船から出ると体はポカポカし、強いアルカリ性の湯で肌はツルツ
ルに――。そんな評判が口コミで広がり、入浴客の9割が旧村外から訪れる。

 施設の開発にかかわり、現在は甲州市観光商工課長の有賀文雄さんは「最初はぬるさ
を意識したわけではないのですが、源泉に手を加えなかったことが、結果として目の肥
えた温泉ファンから高く評価されることになりました」。

 約1700年の歴史があるという岩下温泉旅館(山梨市)では、新館の湯は41度に
温めているが、地元の人も愛用する旧館の「元湯」(源泉)は1年を通じて28度だ。

 3代目社長の宮本忠文さん(59)は「この寒い時期なら、1時間から1時間半つかっ
ている方も珍しくありません。中には、半日つかっている方もいますよ」と話す。

 山梨県内には「ぬる湯」の温泉が多い。一般的に風呂の適温は40〜42度といわれる
だけに「ぬる湯は温泉じゃない」と文句を言う人も少なくなかった。だが最近は“個性的
な湯”と積極的に評価する温泉ファンが目立つ。

 約1600人の会員がいる「日本秘湯に入る会」の創設者の本道(ほんどう)夏美さん
は「ぬる湯は心臓への負担が少なく、湯冷めもしにくい。熱い湯一辺倒でなく、自分好み
の入り方で楽しむ人が増えてきたのでしょう」と話す。

 ぬる湯 温泉法とは別に、環境省が作成した鉱泉分析法指針では、25度以上の泉水を
温泉、25度未満は冷鉱泉と分類している。「○○鉱泉」という名称の保養施設も各地に
ある。

(2006年1月27日 読売新聞)]

337もぐさ@ものぐさ:2006/01/28(土) 15:52:28
温泉再発見(5)農作業&湯治1500円なり
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20060128tb01.htm

地元病院と連携 療養プランも
 「現代風に湯治を復活できないか」。そんな思いを込め、東鳴子温泉・旅館大沼(宮城県鳴子町)
の大沼伸治さん(43)は3年前、地元の人たちと協力して「田んぼ湯治」を企画した。

 一般の人に、温泉近くの農地で田植えや稲刈りなどを体験してもらい、その疲れを温泉で
癒やしてもらう。農作業と農家での昼食、それに温泉入浴がセットになって1回1100円
(今年は同1500円)。昨年は延べ約250人が参加、東京などから参加した若い女性の
姿も目立った。

 昨年、田植えから脱穀までほとんどのイベントに参加した30歳代の女性会社員(仙台市)
は「自然の中で行った農作業が新鮮な体験でした。体を動かした後に入る温泉も格別。今年
も参加してみたい」と話す。

 鳴子町観光農林課によると、五つの温泉地を抱える鳴子温泉郷では、1991年に年間約
400万人いた観光客が4年前に半減してしまった。「宴会でどんちゃん騒ぎをするような
従来の団体旅行が敬遠され、洗練された雰囲気や料理を求める個人客が増えたことにうまく
対応できなかった」と同町担当者は話す。

 「沈滞した地域をどうしたら元気にできるか」。リゾートホテルをまねたり、観光コンサ
ルタントに開発計画をまかせたりする方法もあった。しかし、大沼さんたちがたどり着いた
結論は、地域で続いてきた湯治の魅力を提案することだった。

 鳴子温泉郷では、町立鳴子温泉病院と地元旅館が連携した温泉療養プランや、市民農園で
の農作業と湯治をセットにした企画も始まっている。

 「健康」と「地域活性化」をキーワードにした「湯治復権」の試みは、全国の温泉地に広
がっている。

 経済産業省所管の社団法人「民間活力開発機構」(東京)は、温泉地に滞在して医師から
温泉療養を学ぶ「健康づくり大学」を企画し、昨年9月には群馬県草津町の草津温泉で第1
弾が開催された。

 同機構理事長の里敏行さんは「湯治の効用を現代に取り入れ、中高年の健康づくりと温泉
地の活性化が目的。すでに100近い自治体から“大学”を開催したいという申し出があり
ます」と話す。

 さらに、温泉を活用した健康づくりの担い手として「温泉療養コーディネーター」の養成
にも取り組んでいる。

 各地に広がる「湯治復権」の試みからは、健康の増進を図る拠点として役割が増していく
温泉の将来像が浮かんでくる。(室靖治、高橋直彦)

 (おわり)

 温泉療養 病気やけがなどの治療に、温泉に含まれる化学成分や温熱、浮力などを活用する。
リハビリにも応用されている。民間活力開発機構はホームページ(http://www.onsenkyo.com/
で情報を提供している。

(2006年1月28日 読売新聞)

338もぐさ@禁酒中:2006/01/31(火) 08:29:52
道路沿い温泉水噴き出す
http://www.oita-press.co.jp/read/miniread.cgi?2006=01=30

 29日午前5時20分ごろ、別府署に「九州横断道路沿いで水が噴き上げている」と
女性から通報があった。署員が向かうと、水道管が破裂したような状況。市職員も駆け
付けたが、噴き出る水は温かく、市の水道管も通っていない場所という。水道管ではな
く、市内の温泉業者が住宅などに給湯している温泉の管が破裂していたようだ。業者も
現場に到着し、復旧作業。昼前に作業は終了した。業者によると、老朽化や道路を走る
車の振動などで、管が傷んだとみられる。

339もぐさ@禁酒中:2006/02/02(木) 12:53:26
レギュラー 混浴温泉取材にムラムラ!?
http://www.daily.co.jp/gossip/2006/02/02/203600.shtml

 お笑いコンビのレギュラーが、九州の観光地情報提供サイト「たびペディア」の
キャンペーンキャラクターを務めることになり1日、大阪市中央区のbaseよし
もとで会見を開いた。

 国土交通省九州運輸局が、楽しい旅情報を発信したいとの考えから吉本興業に委
託した企画。自ら九州へ足を運ぶ予定の松本康太(26)は、阿蘇周辺に混浴温泉
があることを知り、「行かんとあきませんね」とやる気満々。ただ、「僕、4年前
まで童貞だったんで…」と女性との“裸の付き合い”を想像して顔を赤らめた。西
川晃啓(26)は「皆で情報を書き込んでいくサイト。隠れ家的なスポットも紹介
していきたい」と意気込んだ。

 「たび―」は3月24日まで実験的に行われ、将来的には全国規模の観光地情報
の発信を目指す。

340もぐさ@禁酒中:2006/02/03(金) 23:47:08
鹿児島のあったか温泉でお肌みがき
「洗練」「野趣」が同時に味わえる妙見石原荘

すばらしきお湯へのこだわり
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060203tb02.htm

 旅行ライターになって16年。今まで一番多く聞かれたのが「いい温泉ありませんか?」と
いう質問です。

 これは答えに窮する質問で、誰とどんな目的で行くのか? その人の好みは? 予算は? な
ど、条件によって答えは変わってきます。ですが、ココならばほとんどの人が満足するだろうと
思われる温泉旅館も、少数ながらあります。「妙見石原荘」も、そんな貴重な宿の一軒です。

 誰にでもおすすめできるというのは、「料理」「建物」「お湯」「もてなし」の総合力がすぐ
れているから。そして泊まったあと、「これなら高くない」「もう一度来たいな」と思えること
も大事です。

 石原荘は、妙見温泉でも指折りの高級旅館です。高級旅館は往々にして、
お湯がもう一つという所が多いのですが、石原荘は違います。「うちのオーナーは本当にお湯に
こだわっています。天降殿という湯殿を作るときも、源泉から近い場所を選んで浴槽を設けまし
た。昨今、温泉問題が噴出していますが、うちではその前から、熱交換器を使って湯温を調整、
水を1滴も加えないよう工夫をしています。また情報をきちんと開示し、安心してお湯に浸かっ
ていただけるようにと考えています」とスタッフの中崎善道さん。

 石原荘の温泉情報開示は、確かに他の宿のお手本になりそうな詳細なもの。源泉と浴槽との距
離(14〜35メートル)、浴槽がいっぱいになる時間(20〜60分)、湧出形態(約180メートルの掘
削自噴)など、浴槽ごとに湯の品質を一目で確認できるようになっています。

 お風呂は男女別の内湯に、混浴の露天(10時〜15時は男性用)、貸し切りの露天(10時〜15時は
女性用)と3カ所。いずれも湯の貯め置きをせず、源泉から直接フレッシュなお湯が注がれていま
す。妙見の湯は二酸化炭素が含まれています。二酸化炭素は毛細血管を拡張させ、心臓の働きを良
くする効能がありますが、気体のため失われやすい特徴があります。そのため貯め置きをしないな
どの工夫がされているのです。

 入浴すると、かすかにしゅわっとした肌当たり。赤と緑が混じり合ったようなにごり湯で、
白い湯花が無数に舞っています。しばらくすると胸のあたりに泡がつき始めます。つるつるとした
いいお湯ですが、成分豊富なためか、湯が重く、あまり長時間は入っていられません。入浴後は肌
がほわっと柔らかくなり、自分の肌ながら「触るとマシュマロみたいで気持ちいいな」と思えるほどでした。

 露天風呂の造りのすばらしさも特筆もの。大きな岩を組み合わせて造った浴槽は、天降川と一体
になったよう。大量の湯が注がれる音と、渓流の音とが混ざり合い、川の中に入っているような気
分です。昼間は川向こうの旅館や道路から丸見えではありますが、夜になるとそれらも気にならな
くなります。自然のただ中、真っ裸でお湯に浸かる気持ちの良さが、五感を包み込んでくれました。

341もぐさ@禁酒中:2006/02/03(金) 23:47:40
朝食のおいしい宿は夕食もうまい
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060203tb02-1.htm

 石原荘では到着時、まずはロビーで特製ジュースを出してくれます。次に部屋へ案内、お茶と
お茶菓子が出てきます。お茶菓子はサツマイモのあんが入った厨房メイドのお饅頭。皮に長芋を
練り込んだ甘さ控え目のおいしいお茶菓子です。

 朝夕食は基本部屋食。ですが4階客室の人は、「調理場との距離があるため」個室の食事処で
いただきます。夕食は月替わりの会席料理。1品ずつ係りの人が運んでくれます。「なるべく鹿
児島の食材を使っている」のだそうですが、食前酒だけは新潟の久保田。「鹿児島には日本酒の
醸造元がない」ため、オーナーが味で選んだ日本酒です。この食前酒を含め料理は全部で12〜3品。
取材時のメニューは、地元金山ネギと鰤の先付け、赤米の飯蒸し、鰆の西京漬、黒豚や新タケノコ、
椎茸などの炊き合わせ、大隅牛のロース焼き、ご飯はダシをかけていただく鯛茶漬けでした。上質
の素材を使い、丁寧に調理、盛りつけも工夫があり、味付けも上品でした。料理好きなカメラマン
さんは、「素材にお金がかかっている贅沢な料理だ!」といたく感動した様子。ただし、鹿児島は
醤油や味噌が驚くほど甘い味。みそ汁やお刺身醤油などは、口にあわない人もいるかもしれません。

 朝食も、夕食に負けないほどの贅沢さ。搾りたてのグレープフルーツジュースやサラダは取り分
けスタイルで、海苔はコンロであぶりながらいただき、お米は時間にあわせて部屋ごとに小さなお
釜で炊きあげてくれます。このほかできたての豆腐に小鉢、だしまき卵、鯵の干物、ヨーグルトな
どなど。「温かいものは温かいうちに、冷たいものは器も冷やして」という基本をきちんと守って
います。バランスのいいメニューで、今まで食べた朝食の中でも指折りのおいしさでした。

 スタッフは若い人が多く、一生懸命な様子が心に残りました。お着きのジュースからお茶や食事
出し、布団敷きまで、基本、同じ人が担当してくれるのもなにかと便利です。「貸し切り風呂の時
間をとっておきましょうか?」「明日のご予定はどうされますか?」などと、気の利いた心配りを
してくれました。

 石原荘に泊まりに来るお客さんは、ここで過ごすことを目的にしている人がほとんど。そのため
滞在中は宿から出ない人が多いのだそうです。が、この宿、外来入浴客も訪れれば、カフェの利用
だけでもできます。また、客室とお風呂が別棟になっているため、一端外に出て外廊下を歩いて入
浴に行くかたちになります。川沿いの客室ならば、目の前が雅叙苑。妙見を代表するもう1軒の宿
の茅葺き屋根が一望の下。そんなこんなで、宿から出なくても、妙見の自然や風情をいながらにし
て楽しめるといった雰囲気があります。

 気になったことと言えば、安全性を考え、夜23時〜朝6時まではお風呂に入れないこと。それと
10時ぎりぎりにチェックアウトする人が多いため、フロントが混雑してしまうことぐらいでしょう
か。

 それらを差し引いても、気持ちよく泊まれる宿だなという印象が強く残りました。チェックアウ
ト後、次はいつ泊まりに来られるだろうかと、思わずスケジュール帳を確認してしまいました。

342もぐさ@禁酒中:2006/02/03(金) 23:48:17
■立ち寄り情報
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060203tb02-2.htm

妙見温泉

 清流・天降川(あもりがわ)に沿って開けた静かな温泉地。宿は11軒。全国区の知名度を持つ
高級旅館から自炊のできる湯治宿、団体客の受け入れが得意な宿、地元客の多い北海道料理を出
す宿など、一つの温泉地に様々なタイプの宿がそろっている。お湯は炭酸水素塩泉。湯量豊富で
全宿すべての浴槽がかけ流し。温泉街には足湯、飲泉所などもあり、豊かなお湯を全身で感じら
れる。

【問合せ】0995・77・2818(FAX0995・77・2808)
【交通】空路:鹿児島空港より温泉バスで約20分またはタクシー15分 JR:日豊本線国分駅より
路線バス20分または隼人駅よりタクシー15分。またはJR肥薩線嘉例川駅より温泉バスで 車:九
州自動車道溝辺鹿児島空港ICより国道504号・223号経由で車約15分(栗野ICや横川ICも利用で
きる)
http://www.myoken-onsen.com/

妙見石原荘

 妙見温泉の入り口、天降川に沿って客室棟や湯殿が建つ。創業は昭和41年。元々は団体客向け
の旅館であったが、客室を改装・増築、湯殿を新設するなどして、妙見を代表する高級旅館へと
生まれ変わった。客室は2室をのぞき2間以上。すっきりした和室、民家風、談話室を設けた客
室など、部屋によりそれぞれ造りが異なっている。お湯へのこだわりは強く、早くから熱交換器
を導入、館内すべての浴槽が源泉100%となっている。

【問合せ】0995・77・2111(FAX0995・77・2842)
【住所】鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376
【交通】鹿児島空港またはJR隼人駅よりシャトルタクシー(1台1000円・宿泊者のみで要予約)
または温泉バスで石原荘下車
【料金】1泊2食1名平日2万3250円〜、休前日2万9025円〜(1室2名で宿泊の場合)、
*部屋タイプや料理によって料金は異なる、各税込
【時間】チェックイン16時、チェックアウト10時
【定休日】無休
【客室数】15室
【予約方法】電話またはメールにて(下記ホームページに空室情報あり)
http://www.m-ishiharaso.com/

343もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/04(土) 20:37:41
甘い香り漂う「チョコレート風呂」登場
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3218714.html

 お風呂に流し込んでいるのはなんと本物のチョコレートです。神奈川県箱根町の
温泉テーマパークでは、2月14日のバレンタインデーを前に「チョコレート風呂」
が登場しました。

 入浴客の中には注ぎ込まれるチョコレートを思わず、飲みこんでしまう人も・・・。
訪れたカップルなどは甘い香りや独特の色を楽しんでいました。

 この「チョコレート風呂」、ダイエットや保湿の効果もあるということです。

344もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/04(土) 20:39:35
チョコレート風呂って、、、、、さすがに入ったことない。
舐めてる人いるけど、お風呂のお湯を舐める人って、、、ツワモノ。

345もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/04(土) 20:40:26
竹瓦温泉 屋根を全面改修 貴重な遺産を後世に
「風雨対策」強化へ 2年計画でお色直し
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2006=02=04=409890=chokan

 別府市営竹瓦温泉(市内元町)で、屋根の全面改修工事が進められている。施設の
風雨対策を強化するため、別府八湯の”シンボル”をリニューアル。二カ年計画で、
泉都自慢の国登録文化財をお色直しする。

 施設の老朽化で屋根の傷みが進み、雨漏りするたびに部分改修を施してきたが、市は
「貴重な温泉文化遺産を後世に残すには全面改修が必要」として、国のまちづくり交付
金を活用し、総工費約二千万円で一月に着工した。

 本年度分の工事は男女浴場と砂湯エリア(いずれも一階)の屋根が対象で、防水対策
を万全にした上で瓦を新調する。作業が終わる二月末まで砂湯は一時休業とし、「その
間に湿気などで腐食した屋内(砂湯)の壁や天井の板材も改修する」(市温泉振興室)
という。

 番台や休憩スペースのほか、元町公民館(二階)として利用している建物本体の大屋
根については

 竹瓦温泉は明治時代から改築を重ね、一九三八年、現在の唐破風造り(木造二階、約
七百十平方メートル)に新築された。一般浴場に砂湯を備え、年間約十万人が訪れる名
物スポットとして、〇六年度中に張り替える予定。

 市は「人気の高い路地裏散歩の出発点になるなど、竹瓦温泉は国内外の観光客にも有
名。入湯客が安全、安心に温泉を満喫できるようにしたい」としている。

[2006年02月04日10:10]

346もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/06(月) 13:52:13
玉名郡三加和町(熊本県)

玉名の山間に貸切専用の日帰り温泉がオープン!
栗山温泉 紅さんざし
http://www.mapple.net/news/news.asp?NewsID=35744

あれこれ選べる貸切風呂13室でかけ流しの湯を心ゆくまで満喫。

木々に囲まれたのどかな山間に、純和風のたたずまいをみせる貸切専用の日帰り温泉が登場した。
全13室の貸切風呂は、内風呂と露天風呂を備えたぜいたくな設計。それぞれに趣向を凝らした浴
槽で、樹齢200年のクスノキをくりぬいた野趣あふれる露天風呂や、瓦屋根の下に湯を満たす風流
な石風呂、六角形をしたユニークな檜風呂などがある。

5棟は露天風呂の横に有田焼の陶器風呂を備え、畳敷きの休憩室が付く特別室。温泉は神経痛など
に効くアルカリ性単純弱泉のかけ流しで、飲用することもできる。

TEXT:大森麻衣子

347もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/07(火) 12:59:18
京町温泉「京都を再現しよう」/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1139271241.htm

 南九州の玄関口に「小京都」を目指した風情漂う温泉がある。熊本、鹿児島との県境、
宮崎・えびの市にある京町温泉。3県の中心地から高速道路を使えば車で約1時間半圏内
と、観光の拠点としての利便さと、古い歴史がウリだ。2月はプロ野球&Jリーグ各球団
が南九州で春季キャンプ中である。お気に入りの選手に熱い声援を寄せた後は温泉でポカ
ポカ…。京町温泉なら、そんな身も心もホットになるキャンプ&湯巡りが楽しめる。


 霧島連峰の西北、えびの高原や矢岳高原などに囲まれた真幸(まさき)盆地をゆったり
と流れる川内(せんだい)川。そのほとりに約100年前から花開く湯煙の街が「京町温
泉」だ。昭和初期には、放浪の俳人種田山頭火や詩人野口雨情も滞在した名高い湯である。

 えびの市観光協会の尾前健太郎事務局長(65)が、京町温泉の由来についてこう話す。
「明治時代、大地主黒松徳太郎が京都に足を運び、古都の風情に感動して、京都の町並み
を再現しようと名付けた」。地名を使わない温泉郷が誕生した。

 JR吉都(きっと)線京町温泉駅から川内川までの半径500メートル、30分も歩け
ば1周できる温泉郷には、12軒の温泉宿と3つの公衆浴場が密集する。すべての宿に共
通するウリは「自家源泉の湯」「立ち寄り湯OK」。15室前後の小さな宿が多く、地元
客も普段着で訪れ、湯を楽しむといった、そんな昭和風情を残す。
 京町温泉旅館組合副組合長の山元健吉・いこい荘社長(69)は「半数以上が創業50
年を超える老舗。大半の源泉は80年以上の歴史があり、各宿が源泉を持つので泉質も違
う」と胸を張る。

 宿は個性派ぞろいだ。「すっぽんぽん風呂」「仙人風呂」「ジャングル大浴場」などユ
ニークな看板を掲げる老舗旅館、ジャグジーのある近代的なスパ、うどん店を併設する湯
など、温泉宿の〝玉手箱〟である。
 四方を山々に囲まれ、中心部に大きな川が流れる盆地という、京都に似たロケーション。
風光明美な宮崎の〝小京都〟をホームグラウンドに、キャンプ地巡り&南九州観光を満喫
しませんか? 【栗田真二郎】

 
落雷で湧き出た

 ◆京町温泉 最初の源泉は、明治時代末、肥薩線工事中に落雷がありわき出た。開湯当
初は「雷温泉」と呼ばれていたという。1912年(明45)に隣町の「吉松温泉」、14
年に京町の西側約2キロにある「大王温泉」が掘削。これを受けて、京町でも続々と源泉
掘削がはじまり、温泉郷ができた。霧島火山帯の恵みを受けた温泉は湯量が豊富で、温度は
40〜65度。泉質は弱アルカリ性単純泉が多い。アクセスは、JR吉都線京町温泉駅下車
すぐ。車では九州自動車道えびのICから国道268号を経由し約5分。

348もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/10(金) 00:59:37
日本は行きたい国のトップ 温泉、雪景色に魅力 インテージ調査 2006/2/8
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200602080010a.nwc

 「実際に経験した海外旅行先はアジアや欧米だが、今後、行きたい国のトップは日本」−。

 市場調査最大手のインテージ(東京都千代田区)がまとめた「中国富裕層調査」で、
中国人の旅行先で一番人気が日本であることが浮き彫りになった。昨年四月以降の反日
デモなどで日本からの中国旅行は回復していないが、中国人富裕層が、日本の温泉や雪
景色に魅力を感じているという。

 ≪業界に朗報≫

 中国人の訪日団体旅行については、昨年七月、日本政府がビザ発給の規制を撤廃して
おり、今回の調査結果は旅行業界やホテル業界に朗報となりそうだ。

 同調査は旅行やクレジットカード、新車購入に関する調査で、期間は昨年十月から十一
月。北京と上海で二十五から四十四歳までの世帯月収が五千万元(約七万円)以上、
七千万元(約九万八千円)以上、一万元(約十四万円)以上の富裕層から聞き取り調査
した。サンプル数は九百六十件。

 この結果、富裕層の海外旅行経験者は上海が31%、北京が13・8%だった。実際
の旅行先は、上海では近場の香港が57・3%と圧倒的に人気。これにタイ(18・4%)
、マレーシア(15・5%)、シンガポール(14・6%)、日本(8・7%)と続いた
。一方、北京では、香港、タイ、シンガポールがそれぞれ22・2%で拮抗(きっこう)、
これにフランス(13・9%)、マレーシア(同)が続き、アジア、欧米志向が強いこと
が特徴づけられた。

 「今後行きたい国」(複数回答)の回答では日本が38・4%でトップ。

 中でも日本で魅力を感じる点は「日本独特の雪景色」、次いで「露天温泉」「安価で品
質の良いデジタル製品」の順。地域別では東京に次いで北海道が人気。グローバルリサー
チ部の坂本高志マネジャーは「富裕層の中国人ビジネスマンは、比較的近距離の日本の北
海道の自然の中で、リラックスしてストレス発散できる旅行を求めている」と分析してい
る。

 ≪集客の努力も≫

 一方、日本に対するイメージはどうか。「経済が発展している」「技術が進んでいる」
との回答が多い半面、「友好的」「平和な」「信頼できる」の項目の回答率は低く、実際
の集客につなげるためにはイメージ回復の努力も求められそうだ。

 海外旅行に不可欠なクレジットカードの保有は「保有していない」との回答が56・7%
を占め、銀行カードで買い物や決済ができ、銀行口座からすぐに引き落とされるデビット
カードの普及率(93・5%)に比べて低いことも分かった。今回の調査結果は近く、
八十万円で販売される。(上原すみ子)

                  ◇

【用語解説】中国人の訪日団体観光ビザ発給緩和

 日本政府は昨年7月、中国人の訪日団体観光旅行向けのビザ発給の規制を緩和した。それ
までは不法滞在を懸念し、北京市、上海市など比較的、富裕層が多い3市5省からの観光客
に限定していた。政府は外国人観光客を2010年に04年比で約63%増の1000万人
に拡大する「ビジット・ジャパンキャンペーン」を展開中で、中国人観光客をその牽引(け
んいん)役にする狙いがある。旅行各社は中国で直接集客できないため、中国旅行会社と提
携、日本での受け入れ業務を行っているが、将来の規制緩和をにらみ、中国戦略を強化して
いる。

349もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/12(日) 12:02:06
鹿児島のあったか温泉でお肌みがき
妙見温泉、人・湯・風景とのくすしき出逢い
不思議スポット「和気湯」「熊襲の穴」
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060210tb02.htm

 鹿児島空港から車で約15分。妙見温泉は意外に便利な場所にあります。天降川に沿って開けた温泉地は、
知名度の割に小さく静か。「ご覧の通り、川と山に囲まれた土地。大規模資本が入る隙間がなかったんで
す。そのため、のどかな雰囲気が保たれたのだと思います」と妙見温泉観光協会長の只野公康さん。

 温泉街の中心にあるのが「くすしき国の虹のつり橋」。木造の人道橋で、橋のたもとには名前の由来と
なった斎藤茂吉の歌碑が建っています。「日当山 妙見 安楽 塩浸 湯は湧きいでて くすしき国ぞ」。
広辞苑をひくと「くすし」の意味は「不可思議である」「霊妙あるいは神妙である」とのこと。つまりは
人知を超えた不思議な力に満ちた温泉といったような意味合いでしょうか。

 そんなパワーを強く感じられるのが「和気湯」です。妙見発祥の湯とも言われ、和気清麻呂が入浴した
との伝説も残されています。天降川支流の川縁にある野湯で、脱衣場も囲いも何もなく、古い石組みの浴
槽と脱衣場替わりのベンチがあるのみ。石の間からはぽこぽこと自然にお湯が湧き出しています。

 ここは個人所有の湯。営業許可もなければ成分分析もしていません。なので「自分の責任において」入
浴をするというスタンス。温泉好きを公言してはばからないワタクシ、ひと気がないのをコレ幸いにさっ
そく入浴をして参りました。温泉街に比べると湯温が低く、白っぽいにごり具合。カルシウム分が多いの
でしょう、貝汁のような匂いがあります。浴槽は地面を掘って設けてあるため、湯に浸かると川は見えま
せんが、せせらぎの音と木々の枝の揺れる音が降り注いできます。温泉って本当に地面から湧いてくるん
だなぁ、という当たり前の事実に痛く感動してしまいました。

 温泉街には「熊襲の穴」というくすしき場所もあります。熊襲とは元々九州南部に暮らしていた古い種
族。彼らが住居していたと言われる洞穴に、1990年、前衛画家・萩原貞行氏がペイントを施した不思議な
空間です。温泉街のメイン道路から急坂の遊歩道を10分ほど登ると、大岩が現れ、その下にぽっかりと穴
があいています。腰をかがめて入らなくてはならない小さな入り口ですが、中に入ると50畳はあろうかと
いう大空間。星や渦巻き、月やヘビなど岩肌に描かれた原色のペイントが、ライトに照らされ浮かびあが
っています。洞窟の中は蒸し風呂のような湿気。頭がクラクラとしてくる妖しい魅力に満ちた場所でした。

350もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/12(日) 12:02:37
郷愁あふれる嘉例川駅へも立ち寄り
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060210tb02-1.htm

 裏話にはなりますが、妙見はとても取材がしやすい温泉地でした。観光協会がしっかりと機能しており、
観光・温泉について的確なアドバイスを与えてくれます。「1軒1軒の宿はもちろんですが、温泉地全体
としての魅力も高めていかなくてはいけません」と観光協会長の只野さん。これは旅行者にもありがたい
姿勢です。

 そのお言葉を現実のものとするため様々な取り組みが行われています。川沿いにかけ流しの足湯や飲泉
所を設けたり、7宿で利用ができる入浴手形「湯路」を発売したり、鹿児島空港から「温泉バス」を運行
させたりなどなど。

 温泉バスは2004年より出発進行。空港利用者には便利な交通手段です。このバス、妙見観光協会がネッ
トオークションで購入した中古品。「どこかの野球部が使っていたバスだったので、シートが土埃だらけ
でした。それらを妙見の温泉でキレイに洗い流したんですよ」と只野さん。

 妙見温泉到着の前にバスは「嘉例川駅」にも停車します。ここは鉄道ファンにはよく知られた駅。明治
36年1月15日創業、103年の歳月を刻んできた現役駅舎が残っているからです。瓦屋根に高い天井、堂々と
した木造駅は、国の有形文化財にも登録されています。

 駅の向こうは緑の渓谷、駅前には白砂利の敷かれた広場があるだけ。小さな集落の中にぽつんと建つ駅
はロケーションも抜群。JR九州のお偉いさんがこの駅にぞっこんで、無人駅にも関わらず、特急「はやと
の風」が停車するようになったという話も聞きました。

 嘉例川駅では名誉駅長・福本平さんが訪れる人を出迎えてくれます。テレビや雑誌、新聞などにもたび
たび登場する福本さんは、今や駅には欠かせない人物。取材時にも、「駅長さんに会いたい」とやって来
た家族連れや、「テレビで見たんです」と一緒に記念撮影をする年輩ご夫婦の姿がありました。


 福本さんはかつて国鉄職員として嘉例川駅に勤務した経歴の持ち主。定年後は「この駅を残していかな
くては」とボランティアで案内をしています。「私はこの駅から戦争に出かけました。嘉例川集落の人達
も、この駅から都会へと働きに出かけました。ここは103年間の人々の思いがしみこんだ駅なんです」。
JR九州より贈呈されたレトロな制服を身にまとい、背筋を伸ばして福本さんが話をしてくれました。

 嘉例川では九州新幹線開業に合わせて2004年、新しく駅弁も誕生しました。お米もおかずも地元素材、
パッケージは自分たちでパソコン印刷しているという駅弁です。作っているのは家族経営のお惣菜屋さん。
メニューは椎茸と筍を炊き込んだご飯に、野菜のさつま揚げであるガネ、大根と人参の酢の物、筍入りの
コロッケ、ナスの田楽、野菜の煮包みといった内容です。肉も魚も入っていませんが、ほっこりとした手
作りの味わい。1050円という値段を高いと言う人もいるようですが、実際に食べてみると決して高くは感
じられませんでした。

 妙見温泉はそこに暮らす人々の息遣いが強く感じられる場所でした。これも現代ではくすしきことなの
かもしれません。

351もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/12(日) 12:03:26
■立ち寄り情報
妙見温泉
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060210tb02-2.htm

 清流・天降川(あもりがわ)に沿って開けた静かな温泉地。宿は11軒。全国区の知名度を持つ高級旅館
から自炊のできる湯治宿、団体客の受け入れが得意な宿、地元客の多い北海道料理を出す宿など、一つの
温泉地に様々なタイプの宿がそろっている。お湯は炭酸水素塩泉。湯量豊富で全宿すべての浴槽がかけ流
し。温泉街には足湯、飲泉所などもあり、豊かなお湯を全身で感じられる。

【問合せ】妙見温泉観光協会0995・77・2818(FAX0995・77・2808)
【交通】空路:鹿児島空港より温泉バスで約20分またはタクシー15分 JR:日豊本線国分駅より路線バス
20分または隼人駅よりタクシー15分。またはJR肥薩線嘉例川駅より温泉バスで 車:九州自動車道溝辺鹿
児島空港ICより国道504号・223号経由で車約15分(栗野ICや横川ICも利用できる)
http://www.myoken-onsen.com/

和気湯(わけゆ)
 温泉街から少し離れた川沿いの場所、犬飼の滝への遊歩道途中にある湯。四角い浴槽があるだけの野湯
で、底からお湯が湧き出している。8世紀の廷臣・和気清麻呂が入浴した湯とも言われている。現在は個
人所有。入浴・見学客が多いため、好意により駐車場も設けられている。

【問合せ】妙見温泉観光協会0995・77・2818(FAX0995・77・2808)
【交通】くすしき国の虹のつり橋より徒歩15分
*入浴は自由だが、個人所有のため周囲に迷惑をかけない時間帯に入浴を

熊襲の穴
 幅10メートル、奥行き22メートル、高さ6メートルにもなる大きな洞穴。熊襲族の首領・川上タケルが、
女装したヤマトタケルに襲われ、殺された場所とも言われている。周辺にはこうした穴が多くあるが、
観光施設として整備されているのはここだけ。

【問合せ】妙見温泉観光協会0995・77・2818(FAX0995・77・2808)
【交通】石原荘より徒歩10分
*見学自由だが、山道のため日中に見学を

温泉バス
 中古のマイクロバスに大きく書かれた「温泉バス」の文字。5つの温泉地を巡りながら鹿児島空港と
JR隼人駅を結んでいる。通常の路線バスとは異なり、温泉利用券付きのチケットのみ販売。宿泊場所以外
の温泉も入ってみたいという人には便利だ。特急「はやとの風」とも嘉例川駅で接続をしている。

【問合せ】妙見温泉観光協会0995・77・2818(FAX0995・77・2808)
【路線】鹿児島空港〜溝辺町物産館〜嘉例川駅〜日の出温泉〜新川温泉〜安楽温泉〜妙見温泉〜日当山
温泉〜隼人駅
【便数】1日5往復(うち1便は日当山温泉発着、1便は妙見温泉発着)
【乗車料金】おんせん入浴券1枚付き1日券500円、おんせん入浴券2枚+タオル付き3日券1000円
【きっぷ発売場所】鹿児島空港総合案内所、隼人駅前の物産館(日曜定休)、嘉例川駅前「かれい川ふれ
あい館」(日曜のみ営業)、加盟旅館ホテル、観光協会でも販売
http://www.onsenbus.com/


嘉例川駅(かれいがわえき)
 鹿児島県内では最古の明治36年築の駅。平成16年、保存と地域活性化のため18万867円でJR九州から旧隼
人町が買い取り。日曜には駅近くに「かれい川ふれあい館」がオープン。地元野菜などが販売されている。
駅を中心にした町おこしの成功例として注目されている。

【問合せ】霧島市隼人総合支所商工観光係0995・42・1111
【住所】鹿児島県霧島市隼人町嘉例川
【交通】鹿児島空港より温泉バスで11分
*見学自由

駅弁「百年の旅物語・かれい川」
 隼人町「やまだ屋」が作っている手作り駅弁。個数限定の販売のため「幻の駅弁」とも呼ばれている。JR九
州が2005年実施した読者アンケートでは、九州の駅弁で第4位にランクイン。野菜たっぷりのメニューはもち
ろん、竹皮に包まれたパッケージも人気。

【問合せ】妙見温泉観光協会0995・77・2818(FAX0995・77・2808)
【発売場所】嘉例川駅(土・日曜)、嘉例川駅前「かれい川ふれあい館」(日曜)、特急「はやとの風」車内
(指定席予約と一緒に駅弁の予約もできる)
【料金】1050円
*観光協会で予約受け付け。ただし月曜は駅弁はお休み

352もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/13(月) 21:15:23
別府が7色の湯けむりに包まれる!
別府八湯湯けむり あかりのまつり
http://www.mapple.net/news/news.asp?NewsID=35889

3月1日からおよそ1ヶ月間、別府市内、
鉄輪温泉の湯けむりが7色の光でライトアップされる!

昔ながらの温泉旅館が肩を並べる鉄輪。街のいたるところから湯けむりが
立ち上がる様子は、別府を代表する風景だ。

3月1日から4月3日まで、街の各所にライトスタンドを設置して、湯けむり
を4色にライトアップするイベントを開催する。別府のシンボル、竹瓦温泉
の外観にもイルミネーションの光が灯る。最大の見どころは、4月1日18:00
ごろから開始する扇山の野焼き。燃える山のふもとで7色の湯けむりが揺れ
る幻想的な風景に出合うことができる。

TEXT:タウチ

353もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/13(月) 21:15:59
鉄輪湯けむり散歩 初の韓国人ボランティアガイド
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2006=02=11=399475=chokan

 別府八湯・鉄輪温泉の街歩き「鉄輪湯けむり散歩」に、韓国人のボランティアガイドが
新たに加わった。別府を訪れる外国人観光客は韓国人が最も多く、散歩を主催するNPO
法人(特定非営利活動法人)鉄輪湯けむり倶楽部代表理事の甲斐賢一さんは「別府観光の
大きなプラスになる」と期待している。

 ガイドになったのは韓国・釜山出身の金恩敬さん(28)。現在、鉄輪のホテルで働い
ており、日本語や英語も堪能。

 外国人ガイドは昨年誕生した米国人のデカント・ジョエルさんに続き二人目で、韓国人
は初めて。金さんはジョエルさんの活躍を見て「自分も韓国人に直接、鉄輪の湯煙や自然
にわき出る温泉の力、街の素晴らしさを伝えたい」と決意したという。

 金さんは数回にわたってボランティアガイドらのアドバイスを受けながら、実地練習を
積んだ。今後、主に韓国からの個人旅行者を対象に鉄輪のガイドをする。「楽しい日本を
知ってもらうため、ガイドとしてもっと成長していきたい。観光客だけでなく、留学生に
も参加してもらい、勇気づけたい」と話している。

 金さんの初ガイドとなる韓国語による散策は、三月十二日午前十時に市内御幸の大谷公
園をスタートする。料金は一人七百円。

[2006年02月11日09:40]

354もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/15(水) 13:35:12
自然と良泉が自慢の筑後川温泉/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1139903955.htm

 筑後川温泉は筑後川に浮かぶ温泉アイランドだ。1955年(昭30)の開湯。53年、
筑後川流域を襲った大洪水の2年後に川の中洲から源泉が掘り当てられた。その中州に7つ
の温泉宿が軒を連ねる。筑後川沿いではお隣の原鶴温泉が有名。原鶴温泉と比べると歴史や
規模、知名度は低いが、各宿とも小さな温泉地らしいアットホームな雰囲気が魅力だ。筑後
川沿いに静かにたたずむ温泉地でのんびりとくつろいでみませんか。

 大分自動車道の杷木ICから車でわずか3分ほど。筑後川に架かる昭和橋を渡るとすぐに
筑後川温泉が見えてくる。目の前には九州一の大河らしくゆったりと流れる筑後川。南には
耳納連山の山並みを望む自然豊かな環境は、環境庁が選定する「国民保養温泉地」にも選ば
れた国の折り紙つきの温泉地だ。

 浮羽町観光協会の安元知臣事務局長(59)は「四季折々の自然が楽しめるところです。
筑後川温泉も、温泉街という感じではなく、素朴でのんびりとくつろげる温泉ですよ」とそ
の魅力を語った。

 各宿ともそれぞれに源泉を持っている。泉質は単純ラジウム泉でリウマチ、痛風、神経痛、
肩こりなどさまざまな効用がある。無色、無臭のクセのないきれいなお湯が自慢だ。川のせ
せらぎを聞きながらゆったりできる露天風呂が多いが、中には川岸に浮かべた屋形船の中に
置いた湯船で温泉を楽しめる屋形船風呂など遊び心と風情たっぷりの風呂もある。

 屋形船といえば鵜飼い。毎年、5月20日に鮎漁が解禁されると鵜飼い舟目当ての温泉客
でにぎわう。「温泉街のちょうど横に、鮎釣りには絶好の瀬があって、釣り人も多いんです
よ」と、ゆの郷ちくごの伊藤由香理支配人(45)。うきは市周辺はイチゴやブドウ、桃、
柿など九州でも有数の果物の産地とあって、ゆの郷ちくごでは全国でも珍しいフルーツを使
った懐石料理が味わえる。

 自然と調和した静かな温泉アイランドはストレス解消にはもってこいの癒やしの場所。川
面を眺めながらゆったりと温泉に漬かって疲れを吹き飛ばそう。
【井上和久】


餌付け名人カモ

 清乃屋のおかみ、高木レイ子さんはカモの餌付け名人? 「試しに呼んでみせましょうか」
と川岸に立ってパンパンと手をたたき始めた。3分ほど待つと、どこからともなく8羽のカモ
が飛んで来た。カモたちは、おかみが投げるエサを奪い合って大騒ぎ。「ほかの人が手をたた
いても来ないのよ。かわいいでしょう」と笑顔で話していた。

355もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/15(水) 13:35:43
柴石温泉改修へ 20日から休業 4月に営業再開予定
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2006=02=15=550361=chokan

 別府市営柴石温泉(市内野田)が二十日から、施設再整備のために改修される。工期中は
一時休業となる。市ONSENツーリズム局は「春までにはリニューアルオープンさせたい」
としている。

 柴石温泉は別府八湯の一つ。八九五年に醍醐天皇、一〇四四年には後冷泉天皇が病気治療
のため湯治に訪れた―とされる。江戸時代に柴の化石が見つかったことから命名され、年間
約十一万人が入浴する秘湯的なスポットとして知られる。

 改修するのは木造平屋の施設(約五百三十平方メートル)のうち、男女別の内湯、露天、
蒸し湯などを備えた浴場棟。一九九七年の新築オープン以来、湿気などで柱や内装の傷みが
目立つようになったため、総工費約七百万円で改修することにした。

 二〇〇三年一月には湯が枯渇し、家族湯と飲泉がストップした。現在は毎分約百二十リッ
トルのゆう出量を保っているが、雨が少ない冬季などは湯量が減ることも。同局は「施設改
修に併せて、朽ちた泉源の揚湯管(配管)を新調したい」という。

 工事は三月末までに終了する予定。市温泉振興室は「訪れた観光客や地元住民に安全、安
心、快適に入浴してもらうことが大事。四月から営業を再開したい」としている。

[2006年02月15日09:46]

356もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/15(水) 13:36:14
レンジでチンしてもっちもち! 「温泉パン」
http://excite.co.jp/News/bit/00091139913790.html

温泉といえば饅頭、と思っていたが、どうやら栃木県喜連川温泉に「温泉パン」というのが
あるらしい。ネットや口コミでおいしいと評判だとか。パン好きの筆者としては調査しない
わけにいかない。ネット通販できるので、さっそく購入することにした。

通販サイトを見ると、意外にも味の種類が豊富で、全部で17種類! レーズン、ごま、いち
じく、オレンジ、抹茶あずきなど、おいしそうな単語が次々目に入る。うう… 迷った挙句、
ベーシックと思われる「元祖」と期間限定という「りんご」「チーズ焼」の合計3種類を購入。
料金は3個入りで346円〜と、良心的だ。

2日後、届いたダンボールを開けると、まんまるのパンが3個入りでパッケージに入っている。
なんとなくレトロな雰囲気のするかわいいパッケージ、まずは「元祖」を開封。パンを手に
取ってみると、ロールパン風の外見のわりにずっしりとした重量感があり、ちょっとびっくり。
中身がかなり詰まっている感じだ。半分にちぎってまずは、そのままパクリ。この重みだけあ
って、かなり食べ応えがあり、素朴な味わいは噛めば噛むほど甘みが出て、非常に深い。素材
の味、という感じ。これは、おいしい! パン好きなら必ずハマると確信!

さらに、同封されていた「味のしおり」に食べ方が数種類書かれていたので挑戦。気になった
のは、「ラップをかけ、20秒〜30秒レンジでチン」。トースターじゃなくてレンジ? 恐る恐
る試してみることに。
こ、これは!!! まさに、「もっちもち」の食感!! さっきまでのパンが大変身を遂げ、
弾力のあるもちもちパンに! 歯が痛くなるんじゃないかと思うくらいで、噛み続けていると
さらに素材の味、甘さが引き立つ。そのモチモチ具合は、もちもちパンの代表といえるベーグ
ルを超えるかも。しかも生地のやわらかさもある。本当に感動の食感と味わいです!
もちろん「りんご」と「チーズ焼」も絶品。「りんご」はしゃきしゃきした食感と生地のもち
もちが絶妙なハーモニー。「チーズ焼き」はトースターで軽く焼くと、表面はぱりぱり、中に
入った角切りチーズはとろけて、パンは超もちもち。幸せです。ご馳走様でした!

製造業者である旭堂の石田さんによると、このもちもち感の秘密は「目がつまっていて、素材
にこだわっているから」とのこと。でも特別な製法というわけではないらしい。また、添加物
等も少なく安心して食べていただける、とのこと。
ところで、なんで「温泉パン」なんだろう……。温泉の水を使ってたりとか? 石田さんによ
ると、
「それは、今から20年くらい前、町の事業で温泉が湧き出たからなのです。温泉パンは温泉の
お湯を使用していませんが、湧出記念として“温泉パン”と命名されました。意外に簡単な理
由なんですけど……」
いえいえ、お答えありがとうございます。

温泉パンの歴史は長く、昭和30年頃に学校給食用の食パンの余り生地を使って、その当時の職
人さんたちがいたずらに作って出来たのが、現在の温泉パンの原型だとか。歴史が生み出した
このおいしさ、ぜひお試しを。人気急上昇中のため、来週から公式ホームページ以外にも新た
にインターネットショップを開くとか。インターネット限定商品も要チェックだ。
(さくら)

357もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/17(金) 14:52:13
渋の湯
http://today.blogcoara.jp/beppu/2006/02/post_860f.html

 無料で入湯できる鉄輪地区の市営温泉として、熱の湯とともに親しまれている渋の湯が
3月いっぱいで廃止される。引き続き、地元の元湯温泉組合が運営する市有区営の渋の湯
に変わる。
 現在、同組合運営の元湯が渋の湯向かい側に建っているが、市温泉振興室によると、国
の補助を受けて進められている「鉄輪温泉地区まちづくり交付金事業」の一環で、市が老
朽化している建物を取り壊し跡地をポケットパークにする。その代替施設として渋の湯が
組合に提供される。昨年の12月市議会で条例改正ずみ。
 渋の湯は古くからの歴史があり、かつては元湯が本来の渋の湯だった。4月から渋の湯
を運営することになる同組合(佐藤四郎組合長)によると、名称は従来通り「渋の湯」と
し、上人湯や地獄原温泉など鉄輪地区の他の共同温泉同様100円のお賽銭で、外部から
も入湯できるようにする予定。
 4月1日は温泉まつりの無料開放で利用できるが、それ以降は5、6月ごろの元湯取り
壊しまでしばらく休むという。駐車場がないため「無理矢理駐車する人がいるが、車では
来ないでほしい」などと入湯者のマナーも呼びかけている。

358もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/18(土) 20:52:08
鹿児島のあったか温泉でお肌みがき
女性に大人気のさくらさくら温泉
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060217tb02.htm?from=os1

泥湯はお肌のクレンジング?!

 霧島神宮のほど近く、霧島神宮温泉郷に、泥湯で知られる「さくらさくら温泉」があります。
多い日には1000人近い入浴客がやって来る、美人女優・黒木瞳さんもCM撮影のために入浴し
たと聞いては、訪れないわけにはいきません。自分の肌でその効能を確かめてまいりました。

 さくらさくら温泉は、通常旅館とは異なり、日帰り入浴客の多い湯です。浴室と宿泊は別棟。
浴室棟は木造民芸調の建物で、フロントや食事処、土産物ショップやマッサージルームがあり、
日帰り客も宿泊客も同じように使えます。

 お風呂はフロントの奥、一端、外廊下に出て入りに行きます。手前が男性、奥が女性。女性
用は広い脱衣場に洗面所、内湯には2つ、露天には4つの浴槽があります。一方の男性用は内
湯1つ、露天2つ。広さも女性風呂の半分ぐらい。いかに女性優遇かが分かります。ただし、
宿泊した男性客のため朝6時から9時は男女交代となります。

 ともあれ早速、泥湯に入浴です。お湯は薄灰色ににごり、硫黄の匂いが漂っています。6キ
ロ離れた源泉地から引いたお湯を一端タンクにため、その上澄みを浴槽に注いでいるのだそう
です。タンク底に沈殿した泥や源泉地からとってきた泥は、手作業で石などを取り除き、浴槽
脇の壺に入れてあります。壺に入った泥を手ですくって顔や身体に塗りつけるというスタイル
です。

 泥を手ですくうとひんやりとした感触。セメントのような色と滑らかさで、濃い硫黄の匂い
がします。これを顔に、腕に、足にベタベタと塗りつけ、浴槽脇でじっとしているのですが、
鹿児島とはいえここは高原。寒くて、寒くて…。そこで今度は顔にだけ泥を塗り、浴槽に浸か
りながらゆっくりと乾燥するのを待つことにいたしました。

 10分後、乾いた泥を洗い流すと、小鼻のあたりの脂がすっきり落ちている感じ。お肌がなめ
らかになり心なしかキメが整っているような気もいたしました。硫黄の湯は肌を白くする効能
があると言われています。1泊2日だと目に見えるような効果は期待できませんが、「確かに
お肌にはいいかも」と思える入浴感でした。

 周囲を見渡すと美しげな女性ばかり。皆さん、寒さに負けず熱心に泥を塗りつけています。
美しい女性はさらに美しくなろうとするんだな、美の格差がこうして広がっていくんだなと、
普段の生活をちょっぴり反省してしまいました。

359もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/18(土) 20:52:43
今風湯治宿のような自由さも魅力
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060217tb02-1.htm

 さくらさくら温泉はとても開放的な施設です。お風呂に行く廊下も外ですし、宿泊棟も外を
歩いて行きます。硫黄の香りがこもらないよう、お風呂の内湯も風通しがいい造り。夏にはぴ
ったりなのですが、冬は寒いです。

 寒さをやわらげてくれるのが宿の名物「さくら焼鍋」。桜型をした鉄板の真ん中部分で鍋を、
花びら部分で鉄板焼きを楽しめる1度で2度おいしい料理です。鍋の具は地鶏つくね、トビウオ、
エビやホタテなどの魚介にたっぷりの野菜、鉄板焼きは黒豚、地鶏、和牛にソーセージ、サツ
マイモやカボチャ、ナスにピーマンなど。

 「お鍋のつくねが美味しいんですよ。うちのは軟骨が入っているのでコリコリしているの」と
女将の中谷美代子さん。鍋はダシのきいた甘めのみそ味。煮詰まらないようダシを加え加えしな
がらいただきます。野菜や魚介の旨味が汁にしみ出て、シメのうどんまで絶妙の味わいでした。

 鉄板焼きには芋焼酎がぴったり。女将の中谷さんは、自他共に認める焼酎好き。館内の一角に
は焼酎バーも設けられています。宿オリジナルの芋焼酎をお湯割りにして飲みながら、お話しを
うかがいました。「以前は泥を捨てていたんです。だけど主人がね、ふとひらめいて、泥風呂を
造ったんです。おかげさまでこれが人気を呼びまして…」。「さくら焼鍋も主人が考案したもの
なんですよ」。つやつやした女将さんのお肌を見ていると、泥効果だけではなく、夫婦円満の効
能のようなものが感じられました。

 泥風呂をはじめるまで、さくらさくら温泉はペンションだったのだそうです。和洋18室がある
さくら館は、当時のペンションを改装した宿泊棟。壁が薄かったり、部屋によっては暖房が効き
にくかったりと、完璧とは言えませんが、普通に快適に泊まれる客室でした。お茶やお茶菓子、
浴衣、バスタオルなどもちゃんと付いています。

 館内には男女別の内湯やさくら館共通のリビングルームがあります。シングル、ツイン、トリ
プル、和室と客室タイプも多様。さくら館以外にも和室や洋室のコテージがあり、1名〜20名ま
で宿泊ができます。1人旅や女性グループ向けの宿泊プランもあれば、朝食のみでの宿泊も可能。
食事だけ、入浴だけも歓迎しています。夕食は18時から19時30分の間でスタート時間が選べ、朝
食は和洋選択ができます。自分の旅行スタイルに合わせて、お手頃料金で自在に利用できる、湯
治宿のような気軽さが魅力的な宿でした。

360もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/18(土) 20:53:18
■立ち寄り情報
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/domestic/yado/20060217tb02-2.htm

霧島神宮温泉郷

 霧島連山の山懐、標高800メートルの地に泉源を持つ高原の湯。天孫降臨の地と言われる霧島神
宮の門前を中心に、広い範囲に宿が点在している。源泉は全部で8本。いずれも田口湯々野にある。
昨年11月、市町村合併により、霧島市と住居表示が変更に。
【問合せ】霧島市観光案内所0995・57・1588
【交通】JR日豊本線霧島神宮駅よりバス10〜20分 九州自動車道溝辺鹿児島空港ICより車40分

さくらさくら温泉

 別荘の多い霧島高原に位置する宿。6キロ先の自家源泉からふき出す泥を使った入浴法が人気を
呼んでいる。入浴客の約7割は女性。お湯は弱酸性の単純硫黄泉。さくらにちなんだグッズやお菓
子、1回分ごとにパッケージされた泥パックなどのお土産もそろっている。

【問合せ】0995・57・1227(FAX0995・57・1226)、フリーダイヤル0120・426・390
【住所】鹿児島県霧島市霧島田口2324・7
【交通】鹿児島空港より霧島いわさきホテル行き林田バス30分の丸尾下車、要連絡で送迎あり 
JR日豊本線霧島神宮駅よりタクシー10分(要予約で送迎あり) 九州自動車道溝辺鹿児島空港ICより40分
【料金】1泊2食1名平日8000円〜、*レディスプラン6450円〜、一人旅プラン8000円〜
(いずれも1泊2食1名料金)、昼食・休憩プラン3150円、*部屋タイプや料理によって料金は異なる、各税込
【時間】チェックイン16時、チェックアウト10時
【定休日】無休
【客室数】35室(うち17室は温泉付きコテージ)
【予約方法】電話または下記ホームページより(ホームページ割引プランあり)
http://www.sakura-sakura.jp/top.html

361もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/21(火) 22:40:08
資生堂、草津温泉と共同開発の入浴施設向け浴室用化粧品4品を発売
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=123663&lindID=4

資生堂 草津温泉とシャンプー・リンスなどを共同開発
温泉郷専用ブランド「泉と恵」第一弾を発売

 資生堂は、草津温泉旅館協同組合(群馬県吾妻郡草津町・市川捷次理事長)と共同で、草津温泉の泉質に
適したオリジナルの浴室用化粧品4品(シャンプー・リンス・ボディーシャンプー・リンスインシャンプー)
を開発しました。2006年4月から、子会社の資生堂アメニティグッズ株式会社を通じて、同組合に加盟
している旅館・ホテル・ペンションなど123軒の入浴施設向け業務用商品(※)として販売を開始します。
 今回草津温泉と共同開発した商品は、ビジネスを通じた地域振興と顧客接点の拡大を目的に立ち上げた温
泉郷専用ブランド「泉と恵」の第一弾です。今後は全国の温泉郷とも、その泉質や地域特性に即した商品を
新たに共同開発し、「泉と恵」の名称で展開していく予定です。

(※)業務用商品: 一般顧客に向けた小売用ではなく、ホテル・旅館や温浴施設などを対象にした容量の
大きい商品です。

<商品開発の背景>
 日本三大名泉にも数えられている群馬県草津温泉では、草津温泉旅館協同組合が中心となり、2001年
から「泉質主義」を標榜し集客に努めてきました。温泉水(硬水)でシャンプーなどを使う際には、水道水
(日本では通常は軟水)での使用時に比べて泡立ちが抑制され、洗浄力や使用感が悪くなることが知られて
います。また、これ以外にも、浴室用化粧品に対する不満として、草津温泉旅館協同組合「女将の会」の中
には、シャンプーなどの残香が浴室内の'温泉らしい香り'(硫黄など)を消してしまい「温泉情緒に欠ける」
という意見もありました。
 資生堂の子会社である資生堂アメニティグッズ株式会社では、2005年に「コンラッド東京」(東京都
港区)の開業にあたり、共同でホテルのイメージにマッチしたオリジナルのアメニティ(シャンプー・リン
スなど16品)を開発したほか、2004年には「尾道」(広島県尾道市)、2005年には「竹原」(広
島県竹原市)、2006年には「角館」(秋田県角館町)という名称で、特産物や花などの地域のイメージ
を香りで表現した「ご当地フレグランス」を開発、地元観光協会などを通じて販売し、地域振興の一翼を担
ってきました。
 昨年、草津温泉旅館協同組合から当社に「温泉水でも泡立ちがよく、温泉らしい香りともなじみ、草津の
泉質主義が引き立つオリジナルの浴室用化粧品」の開発要請がありました。本件は地域振興への貢献のみな
らず、当社グループとお客さまとの接点拡大にも繋がることから、資生堂アメニティグッズが企画を担当し、
草津温泉の魅力を最大限に引き出す商品を開発しました。

<商品特長>
 開発にあたっては、草津温泉の「泉質主義」と、資生堂の「品質本位主義」の両立を第一義として、草津
の泉質を際立たせるよう配慮すると同時に、草津温泉・資生堂双方が、お客さまの満足度アップと新顧客の
創造を図る商品設計としました。肌の老廃物や角質の除去に有用とされる良質な泉質に対応し、角質が落ち
た後の肌をやさしくケアすべく全品に保湿効果に優れる植物成分を配合したほか、泡立ちが抑制される泉質
に配慮し、シャンプー、ボディーシャンプーの発泡力を強化。さらに、草津温泉の特長である硫黄の香りと
マッチングする柔らかな香料を採用しつつも無残香性とし、浴室内の'温泉らしい香り'を保つ設計にしてい
ます。

362もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/21(火) 22:40:40
ひな祭りは人吉温泉/九州につかる
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1140529660.htm

 誕生日、クリスマスと並ぶ女の子の楽しみ、ひな祭り。ひな人形を見ると子供時代に心が戻るが、
まだ寒いこの季節の外出は少し億劫(おっくう)だ。それならば、ついでに温泉で心も体も懐も温
めよう。3月31日まで「人吉球磨は、ひなまつり」を開催中の熊本・人吉温泉へ「元女の子」が
旅に出た。

 女の子の夢の空間だ。江戸時代後期のひな人形から、昨年11月発売の200セット限定リカち
ゃんびなまで、古今東西の人形やおもちゃが7部屋約50畳に並ぶ。人吉市街から車で約20分の
専徳寺には、安部弘昭住職(65)のコレクション約1200体が飾られている。ひな人形の公開
は由緒ある旧家で行われることが多いが「私の小遣いの範囲で40年かけて集めたので、家紋入り
は全くありません」と安部住職は言う。「普通の人形」を仲立ちに、おばあさんやお母さんが、小
さい女の子に昔話を聞かせたり「家族団らんのきっかけや、思い出にしてほしい」という考えから
自由にしている記念撮影をしたり、庶民派ならではの楽しみがある。

 毎年、約2万人が訪れるコレクションを見て、心は「女の子」に戻ったが、体はミニスカートで
走り回っていたころのようにはいかない。そんな「元女の子」に最適なのが人吉温泉の「おひな御
膳」だ。午前11時〜午後2時のランチと立ち寄り入浴がセットで2625円(要予約)。おかみ
有志による「さくら会」所属旅館を中心に3月末まで実施されている。昼食は各旅館で違い「おか
みの見栄の張り合いです。偵察と称してお互いに食べ歩いた後、よそより豪華にすることもあるの
で、お得ですよ」と芳野旅館の田口妙子おかみ(57)も太鼓判を押すサービス満点の内容だ。

 体も懐も温まったが「元女の子」としては、もうひと声! まだまだ得をしたい女性は3月3日
に出掛けよう。3日は女性限定で34施設が温泉を無料開放する。また、さくら会所属8旅館に直
接予約し「お姫様宿泊プラン」と言った女性に限り、3日の宿泊料金が3割引きになる。

 「しゃれみたいですが人吉は、お人よしが多いんです。昔から相良三十三観音めぐりの人をもて
なす習慣があったせいでしょうか」と翠嵐楼の若おかみ、川野千代さんが照れ笑いを浮かべる人情
の温かさにふれ、球磨川を見渡す温泉に入った後は、心なしか肌もしっとり。身も心も女の子に戻
る1日だった。【佐藤千晶】


 ◆人吉球磨は、ひなまつり 2月1日〜3月31日、人吉市と近郊の5会場を中心に行われる。
専徳寺(拝観料300円。相良村柳瀬769、電話0966・23・2405)神城文化の森「福
助館」(入館料500円。錦町西715の1、電話0966・38・0215)は午前9時〜午後
6時、人吉クラフトパーク石野公園(入場無料。人吉市赤池原町1425の1、電話0966・22
・6770)は午後5時まで。人吉駅に近い商店街「九日町・五日町おひな通り」と、鍛冶屋町通り
の各店舗で、ひな人形を展示している。3月の土、日、祝日は人吉城跡発着の「くま川遊覧舟 梅花
の渡し」(所要時間約15分、200円)も運航する。


 ◆女性の温泉無料開放と宿泊3割引 3月3日の女性限定、温泉の無料開放は9市町村34施設で
開催。施設により開放時間が異なる。詳しくは人吉市ホームページhttp://www.city.hitoyoshi.kumamoto.jp/か、
同経済部観光振興課観光係電話0966・22・2111。宿泊3割引は、さくら会の協賛8旅館
(地図参照)。おひな御膳とともに、前日までに電話予約が必要。

363もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/24(金) 10:08:47
温泉知識生かしガイドいかが「有馬学」検定実施
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00048590sg200603230900.shtml

2006/02/23

 神戸市北区の有馬温泉観光協会は二十二日、日本三古泉に数えられる有馬温泉の知識を独自に
認定する「有馬学」検定を三月に実施すると発表した。旅館従業員の接客の向上や有馬ファンの
拡大が狙いで、合格者は「有馬“よい湯(と)こ”ガイド」として同温泉の案内などができる。

 受験のためのセミナーを三月十五日午後一時から、有馬グランドホテルで開く。園田学園女子
大の田辺眞人教授ら三講師が有馬の歴史や文化、自然について講義する。

 セミナーで配られたテキストなどを元に、同二十七日午後一時から同ホテルで検定試験があり、
泉質や有馬の年中行事などについて尋ねる五十問(択一式)のうち、七割以上正解すれば同協会
から認定証が贈られる。

 定員三百人。受験料千円(セミナー受講料含む。金の湯・銀の湯入浴券付き)。応募方法はは
がきに住所、氏名、年齢、電話番号、職業を記し、〒651―1401 神戸市北区有馬町
七九〇ノ三、同協会「有馬学検定」係まで。三月三日締め切り(消印有効)。応募多数の場合は抽選。

 同協会TEL078・904・3450

(三木良太)

364もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/24(金) 10:09:19
温泉の大敵レジオネラ菌 塩素使わずKO 電流で組織破壊  2006/02/24 08:49
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060224&j=0047&k=200602247039

 温泉に発生するレジオネラ菌を微粒磁石の力で「感電死」させるフィルターを、東京工科大
などの研究チームが開発した。特許申請中で、今夏にも実用化の見通し。道内の温泉施設で行
った実験では、菌の量が五日間で約七十分の一に減ったといい、現在は塩素消毒に頼っている
温泉業界の注目を集めそうだ。

 磁界の中を物体が移動すると電流が発生する「電磁誘導の法則」を応用した。一個の直径が
十ナノメートル(十万分の一ミリ)のフェライト(磁性体)を、薄いポリプロペン製のろ過膜
一面に付着させ、そこに湯を流すと電流が発生して菌の組織が破壊され、菌が死滅する仕組み。

 試験作成したフィルターは直径十五センチ、高さ四十センチの円柱形で、内部にろ過膜を張
る。昨年十二月、道央の温泉施設に取り付けたところ、百ミリリットルの湯の中に、三万六千
CFU(細菌の群体数を表す単位)あったレジオネラ菌が、フィルターの使用から五日後には
五百三十CFUまで減ったという。

 国はレジオネラ菌対策として塩素による消毒を奨励しているが、塩素臭が発生するため、温
泉業界の悩みの種だった。

 開発責任者の石橋新一郎・東京工科大教授は「簡単な原理の応用だが、薬品を使わず副作用
がないのが特徴。塩素消毒と併用した場合でも、使う塩素の量を大幅に減らすことができる」
と話す。

 開発に携わった札幌市白石区の化学薬品販売「札幌ネオクリーン」によると、設置にかかる
費用は工事費を含め一基二十万円前後。ろ過膜は十日から二週間で交換の必要があり、経費は
月数万円の見込みという。

 レジオネラ菌は細菌の一種で五○度の熱でも死滅せず、循環式浴槽などで増殖する。お年寄
りや病気の人が感染すると肺炎になることがあり、二○○二年には宮崎県の温泉施設で集団感
染が発生、七人が死亡した。

365もぐさ ◆444/y93CDE:2006/02/26(日) 22:25:16
目指せ!温泉の達人 湯原で指南役養成セミナー
http://www.sanyo.oni.co.jp/34news/2006/02/26/20060226112652.html

 目指せ、温泉の達人―。湯原温泉の正しい入浴法や歴史などを観光客らに伝授する
「温泉指南役」の第4回養成セミナーが20日、真庭市下湯原の湯原温泉病院などで
始まった。28日に後半の講義と試験を行い、合格者に温泉指南役の称号が与えられ
る。

 湯原温泉の旅館関係者9人が参加。真庭消防署員による、心停止時に電気ショックで
蘇生(そせい)を促すAED(自動体外式除細動器)の講義や実技訓練など、新たな
内容も含まれるため、9人中5人は有資格者の再講習。

 同病院の川上俊爾院長は「温泉医学総論」を講義。医学的見地から入浴時の注意や、
湯あたりなど温泉の副作用などを幅広く紹介し、「温泉の最大の眼目は、体の自然治癒
力を高めること」とまとめた。また、下湯原温泉を使った同病院内の水治療室で、水中
歩行などの実技訓練も行った。

【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】(2006年2月26日掲載)

366もぐさ ◆444/y93CDE:2006/03/01(水) 17:34:57
露天に走れ!小浜温泉 2月28日 23:25
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/tl_1141136740.htm

 海に沈む夕日を眺めながら心ゆくまで温泉につかる―。そんなぜいたくな
“湯ったり”タイムを味わえるのが、小浜温泉(長崎・雲仙市)だ。名湯雲
仙温泉の西、橘湾に面した温泉郷は、斎藤茂吉や種田山頭火がこよなく愛し
た。約390年の伝統を持つ。穏やかな潮騒の海を行き交う船、潮風にたな
びく湯煙、空をあかね色に染め上げる夕景…。約30の湯宿と3つの共同浴
場が海辺に軒を連ねる。海原と斜陽を借景にできる絶景露天を厳選した。

 昨年10月、長崎・島原半島にある7つの町が合併し雲仙市が誕生した。
小浜温泉は、雲仙温泉の西、橘湾の海沿いにある。眼前に広がる雄大な海、
立ち上る湯煙、肌を心地よくなでる潮風、あたりに漂う磯の香り…。なんと
も旅情を誘う湯煙の街だ。

 小浜温泉観光協会の柿川春穂事務局長(55)は、湯の特徴についてこう
語る。「無色で塩辛い塩化物泉。源泉温度は平均96度と高い。湧出(ゆう
しゅつ)量は1日当たり約1万5000トンと豊富で、その7割は使い切れ
ずに橘湾へ放出しています」。

 湯量と温度の高さは全国でもトップクラスで、リウマチ、神経痛、痛風な
どに効くという。海岸一帯に約30の源泉を持ち、海沿いに30軒の宿と3
つの共同浴場を構える“海の湯”だ。

 湯もさることながら、絶佳な夕景も忘れてはならない。大正時代、この地
に滞在した歌人斎藤茂吉は「ここに来て 落日(いりひ)を見を常とせり 
海の落日も忘れざるべし」と、その感動を句に残した。放浪の俳人種田山頭
火も、暮れ行く景観にほれ込んだという。温泉郷として栄え始めた約390
年前と変わることなく、今も斜陽は海と空、街全体を深紅に彩る。

 新鮮な海の幸も楽しめ、今や海辺のリゾート温泉地といった趣もある小浜
温泉。海に沈む夕日を借景に、湯あみが楽しめる施設が増えている。そこは、
湯まで朱色に染め上げる、絶景露天風呂のパラダイスなのだ。【栗田真二郎】


 ◆小浜温泉 いで湯の歴史は713年「肥前風土記」の記述にまでさかの
ぼる。1614年、本多親能らが建てた湯小屋が浴場の始まりとされる。
48年、中国明朝の漢方医で僧の陳明徳が小浜を訪れ、温泉の効能を全国的
に広めた。これをきっかけに次第に湯治場として利用されるようになる。
1923年から38年までは旧小浜鉄道が通り、外国人を含め、多くの観光客
がこの地を訪れた。今年は、3月下旬からは桜まつり、4月上旬には小浜温
泉湯まつり、全九州花火師競技大会などが開催される。


 ◆アクセス 長崎自動車道諫早インターチェンジより国道57号を経由し
45分。JR長崎本線諫早駅より車で45分。長崎市内より車で1時間10分。
JR鹿児島本線博多駅から高速バスで約3時間。


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