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魔法先生 ネリま!

408蛇界人:2011/07/18(月) 01:09:56
用務員「わりぃな。こっちも仕事だからさっさと要件に移らせてもらうぜ」
 バカバカしい下りを無視し、用務員は火をつけた煙草を吸いながら、バルタンに話しかけた。
もうモブでもなんでもなくなって来た気がするが、まぁ今はほっといておこう。

用務員「何故レイオニクスであるお前さんがノイズに協力する?
    ノイズの存在はレイオニクスバトルだけではなく時空をも混乱させ、お前さんの目的にとっては邪魔なはずだ」

 説明しよう!怪獣使いであるレイオニクスは、レイブラット星人の遺伝子を持つ後継者になるため、
最後の一人になるまで壮絶な殺し合いをし続ける定めにあるのだ!

バルタン「オッホッホ。そう言う質問は野暮と言うものではないですか?地球人の皆さん。
     ……もっとも、地球人ではない方もいるようですが」

努力「……!!!」
リオ「……?」
兼定「…zzzzzz」

バルタン「本当にわからない方がいらっしゃるようですね。これを見なさい」
 そう言うとバルタンはパソコンの電源を入れた。
ディスプレイには青だか赤だか分らない自称ガンダムのセブンの息子が、いちいちポーズを決めながら、何か叫んでいた。

セブンの息子『ウルトラマン、バルタン星人との最初の戦闘を見てみよう!』

カラス「ウルトラマン列伝?」
バルタン「あなた方がここに来る前に放送開始したので録画しておきました。
     それはともかく本題はこれからです。あ、もうちょっと先でしたね」

ピッ

セブンの息子『次回は2大怪獣にウルトラマンティガが挑むぞ!』
バルタン「あ、戻しすぎました。もうちょっとまきもどして……これだこれだ」
 バルタンが再生ボタンを押すと、初代ウルトラマンが、バルタン星人の宇宙船を抱え、
宇宙のかなたへ飛んでいく映像が流れ始めた。

***

(ここから一部誇張あり)
ウルトラマン「いつかは自分達の新たな星を見つけられると、宇宙を旅していたなぁ…いつかは帰れるといいなぁ……」

ぽーひー!

\デデーン!/

***

夜の空が真っ赤な閃光を放った瞬間、プチン!と音を立てて、映像は途切れた。

リオ「なるほど……要は仲間を皆殺しにしたウルトラマンへの復讐…ってとこかしら?」
バルタン「いいえ。ウルトラマンへの復讐ではありませんよ。そもそも……」
 少し間を置いた後、バルタンはゆっくりと話し始めた。

バルタン「そもそもこの惨劇を起こしてしまった原因は……私ですからね」


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