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FINAL FANTASY VII
1
:
長ネギ
◆tnmgBRbfUc
:2006/12/08(金) 19:43:42 ID:ziuGKWOM
第一章:『反旗』
星のエネルギーとなる魔晄(まこう)。それを魔晄炉(まこうろ)と呼ばれる施設でくみ上げ、都市に供給し人々の生活を豊かにしている神羅(しんら)カンパニーという、世界を制する巨大企業があった。そして神羅カンパニー本社を中心に、ピザのようなプレート都市によって構成される魔晄都市ミッドガル。ミッドガルには八つの魔晄炉が設置されていた。魔晄を動力源として繁栄する神羅。しかし魔晄は星の命そのものである。魔晄炉は人々の生活を潤す一方、地下深くの魔晄を奪っているため、魔晄炉周囲の土地は衰えている。巨大な機械都市を頭上に、日の差さないスラム街にはほとんどが草も生えてなく、不毛の大地と化していた。日々削られていく星の命、そして膨大な利益を懐にする神羅。
「このままでは星が死ぬ」
そう考えた神羅を抵抗する反神羅グループ「アバランチ」。彼らの今夜の目的は、壱番街に建つ「壱番魔晄炉」の爆破だった。
2
:
長ネギ
◆tnmgBRbfUc
:2006/12/08(金) 19:43:55 ID:ziuGKWOM
アバランチを乗せた列車は壱番街ステーションへ到着。すかさず魔晄炉施設へと侵入。
リーダーの男「行くぞ、新入り!俺に続け!」
新入りの青年は警備兵を簡単に倒し、先へと進んでいく。施設の門の前には、メンバーであるビッグス、ウェッジ、ジェシーが立っていた。
ビッグス「さすが、ソルジャー!でもよ、反神羅グループ【アバランチ】にソルジャーが参加するなんてスゲエよな!」
ソルジャーとは神羅の特殊な精鋭兵士の名称である。
ジェシー「その話って本当だったの?ソルジャーって言ったら私たちの敵でしょ?
どうして、そのソルジャーが私たちアバランチに協力するわけ?」
ビッグス「早とちりするな、ジェシー。元、ソルジャーなんだってさ。
今はもう神羅をやめちまって俺たちの仲間ってわけさ。
まだ名前を聞いてなかったよな。教えてくれ。」
元ソルジャー「……クラウドだ。」
ビッグス「クラウドか、おれは……」
クラウド「あんたたちの名前なんか興味ないね。どうせこの仕事が終わったらお別れだ。」
リーダーの男「なにやってんだオマエたち!
かたまって行動するなって言ってんだろ!
ターゲットは壱番魔晄炉。魔晄炉前のブリッジに集合だぞ」
片腕が銃の大男、アバランチの指揮官であるバレットがやってくる。
バレッド「元ソルジャー……。チッ、信用できねえな。」
施設侵入に成功したバレット達。するとバレットは立ち止まり、
バレット「……おい。おまえ魔晄炉は初めてじゃないんだろ?」
クラウド「まあな。ソルジャー……
神羅カンパニーの人間だったからな。」
バレット「この星は魔晄エネルギーに満ちている。
住民はその魔晄エネルギーを使って日々生活している。
でも誰も魔晄の本質をしらねえんだ。
おまえ、知ってるか?魔晄はこの星を流れる血だ。
それを神羅って会社がガンガン吸い出してやがる。
そのへんちくりんなスクラップでな……。」
クラウド「能書きはいい。先を急ごう。」
バレット「クッ……よし、ここからはオレといっしょに行動してもらうぜ。」
ビッグス、ウェッジはフロアの見張り、クラウド、バレット、ジェシーは地下へ向かうエレベーターに乗る。
バレット「魔晄炉のせいで、この星の命は毎日削られていく。そしていつの日か……ゼロだ。」
クラウド「悪いけど興味がないな。」
バレット「星が死んじまうんだぞ。えっ、クラウドさんよ!」
クラウド「俺が考えてるのは、さっさと仕事を終わらせたいってことだけだ。
警備兵やガードロボットが来ないうちにな。」
3
:
長ネギ
◆tnmgBRbfUc
:2006/12/08(金) 20:22:08 ID:ziuGKWOM
バレットは元神羅のクラウドに対して不信感を抱く。ジェシーは途中で見張りを担当、二人は魔晄炉の奥深くへ進む。
ーーーそして壱番魔晄炉の心臓部にたどり着く。
バレット「ここもブッ壊しちまえばただのガラクタだぜ。
クラウドさんよ、この爆弾をセットしてくれ。」
クラウド「あんたがやったほうがいいんじゃないのか?」
バレット「オレ?オレは見張らせてもらう。
おまえさんがおかしなマネをしないようにな。」
クラウド「……好きにしてくれ。」
バレットに監視されつつ、爆弾を取りつけようとするクラウドの頭に、謎の声が響く。
(目をさませ!ここはただの発電所じゃない!!)
バレット「…………うした?」
クラウド「え?」
バレット「どうしたクラウドさんよ?
早くしてくれ!」
クラウド「……ああ、すまない」
気をとりなおしたクラウドは爆弾をとりつける。設置したと同時に警報が施設内を鳴り響く。
10分後に起爆を設定したので、メンバーは施設を脱出する。厳しい警備体制をかいくぐる二人。
途中、ジェシーを連れ、一階へと戻る。残りのビッグスとウェッジと合流し、施設を脱出。
壱番魔晄炉はすさまじい威力で爆発した。アバランチのメンバーは無事に魔晄炉爆破を完了した。
ビッグス「星の命……ちょっとはのびたかな。」
ウェッジ「そうっすね。」
バレット「さあ、引き上げるぞ。
ランデブー地点は八番街ステーション!
各自単独行動、列車に乗り込むんだ!」
クラウド「お、おい!」
バレット「金の話なら 無事にアジトに帰ってからだ。」
一行は隣街の八番街の駅での集合を約束し、一時解散した。
隣り合う壱番街、八番街ともに先ほどの爆発で騒がしくなっているようだ。
壱番街をあとにしたクラウドは、花売りの少女と対面する。
花売り「ねえ 何があったの?」
クラウド「気にするな……それより
花なんて、めずらしいな。」
ミッドガルでは植物があること自体、大変めずらしい。
花売り「あ、これね。気に入ってくれた?
1ギルなんだけど、どう?」
クラウド「もらおう。」
花売り「わあ、ありがとう!はい!」
クラウドは一輪の花を購入し、すかさず駅を目指す。
しかし途中、
兵士「おい、そこの男!!」
街を巡回していた警備兵に怪しまれ、しまいには囲まれてしまった。
クラウド「ざんねんだが、おまえらの相手をしているほどヒマじゃないんでな。」
兵士「たわごとを……よし捕らえろ!」
包囲されたクラウドだが、ちょうど下に現れた最終列車に飛び乗り、その場をやり過ごす。
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