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邪気眼少女の攻略法。
52
:
心愛
:2012/09/28(金) 23:23:30 HOST:proxyag109.docomo.ne.jp
『結野美羽』
「……………」
授業開始十分前になった頃、結野が登校してきた。
賑やかだった教室が自然と静まり返り、皆一様に困惑の視線を彼女に投げる。
……眼帯だ。
左目だけを隠すように、非常にわざとらしく付けられた眼帯。
昨日と同じ赤のカラーコンタクトが入った右の瞳、それからデザインは違うのかもしれないが、似たようなフリフリふわふわのゴスロリ姿。
「………………」
むっつりと不機嫌そうに押し黙り、俺の隣の席に着くとすぐに、表紙が真っ黒いノートを机の上に出す結野(with眼帯)。
そのままページを捲り、シャーペンを取り出して何やら書き始めた。
なんだ勉強か、とほっとしたのも束の間。
『(……………違う!)』
クラスに緊張が走る。
結野はノートを見つめ、何か小さく呟くように唇を動かしながら、サラサラと何事かを書き付けていく。
でもその独特な音、手の動きは、文字を書くときのものとはまた違う。絶対違う。
そう、たとえば―――……
二日目にして奇跡の以心伝心、もの言いたげに見てくるクラスのみんなに「わかってる」と小さく頷き返し、
あくまでさり気なく、ちらっと真横に視線を走らせると、
(……魔法陣だぁ―――――!?)
フリーハンドなのに綺麗な大きな円の中に、三日月やら星やらとごちゃごちゃ書かれている複雑な図形。
結野はそれに、難しい顔をしながら小さな円をさらに書き加えていく。
……だ、駄目だこいつ完全に終わってる……!
「日永くん、ちょっといい? 柚木園くんも」
真剣な様子の姫宮に呼ばれた柚木園と俺は顔を見合わせ、彼女と共にそっと席を立って教室の隅っこに移動した。
『どうだったんだよ!』と必死に念を送ってくる皆さんには、とりあえず死んだ魚のような目を向けてお答えしておいた。
これでだいたい通じるだろう。
「……なに」
「二人とも、結野さんのこと……どう思う?」
思わずびくっとする俺とは対照的に、柚木園は無駄に整った顔に爽やかな微笑みを浮かべて、テンション高くのたまう。
「可愛いよね! あんな可愛くて綺麗な子、そうそういないよ! 肌が綺麗で小さくてまるでお人形みたいで、でもガード固そうななのがまたそそるよねぇ。電波入っちゃってるのがちょっとだけ残念だけど、それにさえ目を瞑れば」
「ちょっとどころじゃなくね……?」
「なに言ってるの日永くん。可愛いは正義。可愛いは絶対。つまり女の子はどんなことをしても何をしでかしても許されるんだよ?」
「その理論破綻しまくりだからな?」
さすが王子、結野のアレすぎる言動も許容範囲内らしい。
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