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陰陽師 〜真実の能力〜
29
:
ピーチ
:2012/04/23(月) 20:46:09 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
一時間目が終わってから、後ろから裕也が声をかけてきた。
「珍しいな、まさかお前が遅刻寸前とはな」
「・・・今日は・・・ねぇ・・・」
語尾を延ばしながら、誠人が苦笑した。
「ねぇ・・・裕也?」
「あ?」
「・・・あれって、長宮達だよね?」
「あれって・・・あぁ、そう」
裕也が答えた直後、尭悸が素早く口を挟んだ。
「無茶するな」
「大丈夫だよ、あの程度なら」
少なくとも、風鬼のように厄介な相手ではない。
「強さの問題じゃない、ただでさえ無理してるくせに・・・」
「・・・大丈夫だって」
突然、誠人の口調が一変した。それには、尭悸までもが一瞬怯んだ。
しかし、誠人自身はそのことに全く気付いていなかった。
「ただい・・・ま?」
学校の授業が終わり、家に帰ると、珍しく客が来ていた。
「あ!この間の男の子、誠人君よね?」
「え?」
帰ってくるなり客が来ていること自体に驚いているのに、突然「この間」と言われても、全く見当がつかなかった。そんな中、守人は静かな口調で誠人に問いかけた。
「・・・誠人、お前この間、昼間に妖退治やったな?」
「・・・え」
少し思案してから、誠人は思い出したようにあぁ、と言った。
「やっぱりね!この子、凄いですよ!裏家業なんて勿体無い。表家業にしたらどうですか?」
「え?」
これには、誠人も守人も驚いた。
「だって、あたしには視えなかったけど凄かったんですよ」
そう言いながら誠人のことをほめる客を見て、誠人は思わず小声で呟いてしまった。
「・・・この人って・・・確か・・・」
「杉浦 美奈歩だな、ここら辺ではおしゃべりで有名な」
途中を、尭悸が補足した。
「・・・やっぱり?」
二人がそんな話をしている間に、杉浦は礼を言いながら帰っていった。しかし誠人達は、その話を殆ど聞いていなかった。
「・・・結局、裏専門止めるの?」
「まぁ・・・あの人が来るなんて、思ってもいなかったからなぁ・・・」
小さく呟きながら、守人は、結局表家業にすると、杉浦の前で宣言してしまったらしい。
「もう・・・ここまで来ると、後には引けないからなぁ・・・」
「えーっと・・・俺のせいだよね?」
誠人が、小さくなりながら守人に尋ねた。しかし、
「大丈夫だよ、いっそ表に出した方が、誠人も動きやすいだろ?」
と快く認める守人を見て、誠人の気が、少しだけ楽になった。
続きまーす
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