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陰陽師 〜真実の能力〜

15ピーチ:2012/04/22(日) 22:50:03 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
突然、誠人達の前に現れた妖。誠人はその妖に見覚えがあった。
「ふう・・・き・・・!?」
そうだ。確かに、あの時この手で封印したはずの風鬼だった。
≪能無シト思ってハイタガ・・・一向ニ来ナイカラ直々ニ来タマデダ・・・≫
そう言った後、風鬼はこう付け加えた。
≪オ前ノソノ魂ヲ喰ライニナ・・・天野 誠人・・・≫
「・・・名前まで知ってたか・・・」
小さく呟きながら、誠人は胸の前で両手を組んだ。それを待っていたかのように、風鬼が隙を与えず誠人の周りに竜巻を放った。
「え・・・うわっ!?」
≪・・・カカッタナ・・・≫
そう言って、風鬼が誠人のすぐ近くまで行った。
「・・・!?」
いきなり、誠人の周りで暴れていた竜巻がピタリと止まった。そして、誠人が音も無く、静かに地面に降り立った。
「・・・尭悸・・・あいつ、誠人じゃない」
傍にいた明人が、尭悸に小さく耳打ちした。
「分かってる・・・!」
尭悸は答えながらこう言った。
「・・・多分、風鬼が憑依したんだよ、誠人に」
「え・・・!?」
≪良ク分カッタナ・・・サスガハ神ノ使イト言ウベキカ・・・≫
誠人を通して、風鬼が口を開いた。風鬼の言葉に答える前に、尭悸が風鬼に向かって炎を放った。その炎を真正面から受け、誠人の左腕がオレンジ色に包まれた。
「あ・・・!」
それを見た明人が、小さく声をあげた。尭悸が狙ったのは風鬼。しかし、実際には風鬼ではなく誠人を狙ったことになる。ようやくそのことに気付いた尭悸が、咄嗟に炎を消した。
≪頭ニ血ガ上ッタカ?大事ナ主ヲ傷付ケルトハナ・・・≫
「・・・明人、一度家に戻るぞ」
「・・・え?でも誠人は・・・」
「だから言ってるんだ・・・あいつの力を借りるしかない・・・」
そう言って、尭悸は明人を待たずに走り出した。あっ、と声をあげ、仕方なく明人も走り出す。
≪・・・≫
風鬼は、二人の背中を見送りながら、小さく呟いた。
≪・・・コノ者サエ手ニ入レバ、後はドウデモイイ・・・≫
呟きながら、闇に姿を消した。

続きまーす


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