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陰陽師 〜真実の能力〜

13ピーチ:2012/04/22(日) 22:03:43 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
部屋に入ってから、誠人の表情が一変した。静かに両手を胸の前で組み、結界の強度を少しずつ上げていく。
「誠人?入るぞ?」
そう言って、返事を待つことなく明人が部屋に入ってきた。
「珍しいな、お前が鍵掛けないって」
「・・・珍しいの?それ・・・」
ゆっくりと立ち上がりながら、誠人が不機嫌そうに言った。
「冗談冗談・・・」
明人が、苦笑しながら言い訳をする。
「誠人」
「・・・何?」
「この周り・・・囲まれてるぞ」
「え?」
明人が、訳が分からないと言う風に首をかしげる。
「・・・この周りは固めてある・・・ここから行く」
「分かった」
そう言って、誠人も尭悸も、窓から外に出て行った。
「あ・・・おい!俺も行くぞ!」
「へ?」
あまりに唐突なことを言われて、思わず誠人と尭悸の声が重なった。
「いーだろ?俺だってできることくらいあるわけだし」
「いや、でもな・・・」
必死で言い訳を考えている尭悸を見ながら、誠人が意外な事を言った。
「・・・いいじゃん?何言っても聞きそうにないし・・・」
「え・・・?誠人?」
まさか、誠人が賛成するなんて思いもしない二人は、揃って目を丸くした。
「あのさ、もし来るなら・・・そこら辺に転がってる害の無い雑鬼達を安全な所に連れて行ってて」
「あ、あぁ・・・」
「・・・仕方ない、行くぞ。外にいるのは、俺が焼き払う」
「うん。頼んだよ」
おかしい。明らかに誠人の様子がおかしい。いつもなら、絶対に一人でどうにかしてる。まして、明人を連れて行くなど、言うはずがないのだ。
「・・・どうしたんだ?」
尭悸が、不審そうに誠人に尋ねた。
「別に。どうもしてないよ」
そう言って誠人は、尭悸が始末したわけでもないのに、結界の外へ出ようとした。それを見て、慌てて明人と尭悸が誠人を引き戻した。

続きまーす


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