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陰陽師 〜真実の能力〜

111ピーチ:2012/05/14(月) 00:19:46 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
第四章目スタート!(次の行から)
        陰陽師 〜最高の器〜
「あれ?どうしたの?」
誠人の部屋に行くと、誠人は布団の中で本を読んでいた。
「・・・お前さ、熱あるときくらい休んだらどうだ?」
尭悸の言葉を聞いて、誠人は冗談じゃない、とでも言うかのように顔の前で手をひらひらさせた。
「熱あるから休め・・・じゃないよ、俺いつもが手抜きだし」
これを言い出したら、誠人は何を言っても違うの一点張りになる。それを承知済みの尭悸は、呆れたようなため息を吐いた。
「・・・絶対に部屋から出るなよ?」
と言う明人に、尭悸は、
「いや、家から一歩も出るな」
と言い被せた。
「・・・分かった」
諦めたように小さく返事をする誠人の答えを聞いて、明人と尭悸は部屋を出て行った。それを確認した誠人は、棚の中から一枚だけ、式紙を取り出した。
「・・・い・・・」
「忘れてた」
唐突に、尭悸が部屋のドアを開けた。誠人は誠人で、全身を硬直させた。その時、式紙が、手から滑り落ちた。
「・・・これすんなって言いに来たんだよ・・・」
「・・・・・・えーっと・・・」
「神蛇の能力見くびるなよ?これ位はすぐ見つけ出せるんだからな」
「・・・はい」
誠人は、これ以上尭悸を怒らせないため、素直に返事をした。
しばらくして、誠人に急に睡魔が圧し掛かってきた。そして気付いたらそのまま眠っていた。

続きまーす。


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