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伝説の勇者!?
1
:
裕
◆hRcyHAGLYI
:2012/02/27(月) 21:04:29 HOST:PPPbm6741.kanagawa-ip.dti.ne.jp
初めまして、裕です。
初書きなので変なところがあるかもしれないですが、
アドバイスとかいただけるとうれしいです!!
※注意
死んでしまうシーンがあります。
そのシーンが入る前には『※』を入れるつもりですが、そのつもりで読んでいただけると嬉しいです。
2
:
裕
◆hRcyHAGLYI
:2012/02/27(月) 21:06:32 HOST:PPPbm6741.kanagawa-ip.dti.ne.jp
今の生活楽しい?
そう聞かれることがたまにある。
聞かれたら即答で「つまらない」と答える。
毎日毎日同じことの繰り返しで何か変わったことを探してもなかなか無い。
どんなにあがいても結局同じ。
そう思ってたけど……
◎
「……おい、お前…次こそはただじゃおかねーからな……。」
そう相手が力を振り絞って俺に話しかけてくる。
それだけ言って相手は倒れた。
「え、お前らまた来んの!?もうやめてほしいんだけどさぁ。」
今、俺の足元には今倒れた奴を含めてヤンキーが3人倒れている。
俺が喧嘩を売ったわけではなく、向こうが俺に勝手に喧嘩をふっかけて勝手に返り討ちにあっただけの話だが。
俺自身はヤンキーじゃない。ただちょっと力が強いだけ。
最初はちょっとしたことでクラスのヤンキー的な人と喧嘩になり倒しただけだったのだが、
噂が噂を呼びどんどんと強い奴が喧嘩をふっかけてくるようになった。
今では俺が通っている朱雀中の奴らだけでなく他中の奴ら、高校生の奴ら等も絡んでくる。
正直言ってめんどくさい。どうやったら終わるんだろうか。
とりあえず時間を見るために携帯を見る。
「うあぁぁ、こいつらのせいでまた遅刻かよ!!来年受験だってのに…」
朝によく喧嘩を挑まれるので最近遅刻が多い。
せめて放課後にしてほしい。
急いで学校に行こうとすると小さな赤い石につまずいた。
「…なんだこの石?こいつらのか。一応貰っとこ。」
▽
「30分遅刻か…、まぁいつもよりは早いか。」
普段と同じように教室のドアを開けた。…はずだった。
だがドアの向こうは教室ではなく見たこともない場所につながっていた。
俺はとっさにドアを閉める。
……いや、気のせいだよな。うん。
気持ちを落ち着かせてからもう一度ドアを開けてみる。
やっぱり何度開けてみても変な場所しか見えない。
地面には魔方陣のような模様が描かれており、ぱっと見てみると何か封印されていそうな部屋だ。
廊下の前に立っていても仕方ないので入ってみる。
するとさっき拾った赤い石が光り出してどこかへ行ってしまった。
「何だ今の。」
「ようやく来た、紅!!誰だ誰だー?……って晴仁じゃん!!」
部屋の奥の方から誰かが来た。
と思ったら同じクラスでよく話したりもする沖田 秀だった。
その一歩後ろに下がったあたりにはもう一人、同じクラスの藤和 柚がいた。
こっちは席替えとかで席が近くなったらよく話すレベル。
「お前らも来てたんだ。」
「うん、あと会長もいるよ。」
部屋の壁にもたれかかっている人が見えた。
朱雀中の3年、生徒会長の佐藤 翔の姿が見えた。
3
:
裕
◆hRcyHAGLYI
:2012/02/28(火) 18:16:21 HOST:PPPbm6741.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「そういや秀。紅って?」
さっき秀が『ようやく来た、紅!』と言っていた。
しばらく気になっていたことだ。
「あぁー、俺も詳しいことは分からない。
詳しい子もいるんだけどどこか行っちゃったなぁ。」
そう言って秀が俺が入ってきた方とは逆の方向にあるドアを見る。
俺もちらっとそのドアを見る。
それと同時に勢いよくドアが開いた。
きれいな金髪の長い髪、緑色の目をした俺たちと同じくらいの少女が出てきた。
「すみません、只今帰りました!
秀さん、柚さん、翔さん。紅のお方はいらっしゃいましたか……って、あぁっ!」
彼女が俺のほうを見て驚く。
俺の顔に何かついてるのだろうか。
「えっと、その紅のお方ってのは?」
「最近紅い魔石…、石を拾ったりしませんでしたか?」
確かに今日の朝、道で拾った。
あいつらのじゃなかったのか。
「その石を持ってここに来た方、それが紅のお方です。
あっ!申し遅れました、私セツナと言います。」
セツナと言う少女はペコリとお辞儀をして自己紹介する。
俺とは違って礼儀正しいなぁと思った。
「ふーん、じゃあ俺が紅のお方だ。あ、俺は神崎 晴仁な。」
「よろしくお願いしますね。」
「あ、俺は黄色の石。」
「あたしは青い石ひろったよ。」
「俺は緑だ。」
秀、柚、会長がそれぞれ言う。
「紅のお方が来たということは4人そろいましたね!
これで何とかなるかも…。」
「なんとかって?」
「あなた方が暮らしているアースランド、私たちが暮らしているレガルランド。
この二つの世界があるのですが、今レガルランドが危機に迫っているのです。
各地で封印されていた4体の悪魔が蘇り街を荒らしています。
それをあなた方に救っていただきたいのです。」
なんだかアースランドだとかレガルランドだとか混乱するような言葉がたくさん出てくる。
「なんであたしらが?」
「1000年以上前にも似たようなことが起こりました。
その時に世界を救った勇者様達は、手に4色の石を持ち
アースランドとレガルランドを繋ぐこの部屋から突然現れたそうです。
あなた方のように。」
「だから……?」
「はい。あなた方はきっとこの危機を救ってくださる勇者様なのです!」
『…えぇー!?』
▽
今の生活楽しい?
そう聞かれることがたまにある。
聞かれたら即答で「つまらない」と答える。
毎日毎日同じことの繰り返しで何か変わったことを探してもなかなか無い。
どんなにあがいても結局同じ。
そう思ってたけど……
突然変わったことが起こることもあるんだな。
今回のことでそれが改めて分かった。
4
:
裕
◆hRcyHAGLYI
:2012/02/29(水) 21:26:29 HOST:PPPbm6741.kanagawa-ip.dti.ne.jp
結局その後、俺達4人はセツナに何度も何度も頼まれ仕方なく、セツナが言う『勇者様』になることになった。
「ありがとうございます、なんだか無理言っちゃってすみません…。
あ、そういえば皆さんの髪と目、黒いままでした!」
レガルでは黒い目と黒い髪なのは悪魔の証らしい。
だが実際の悪魔は見たことがある人がいないそうだ。
「えーっと…適当にですが髪の毛の色と目の色を変えさせていただきました。
嫌でしたら他の色にしますので言ってくださいね。」
周りの頭や目を見る。
俺は元々茶髪だったから髪の色はそのまま、目はそれに合わせて茶色くなっていた。
藤和は黒髪のショート&黒眼から金髪ショート&赤眼になっている。
秀は栗色の髪、眼は俺と藤和の中間色。
会長はアニメとかによくいそうな銀髪に青眼。
皆それぞれ色が変わっていた。
「なんで俺だけこんなに変化が地味なんだよ、オイ。」
他の3人は変化が派手なのに俺だけは変った感じがしない。
目が茶色に変わっただけだ。
「気に入りませんでしたか?」
「いや、別にいいんだけどさぁ…。」
「ならそのままでいいでしょうか?」
「…あぁ、いいよ。」
妙な色になるよりかはこのままのほうがましだ。
「そうだ、最後の最後には悪魔の四天王を倒すか封印していただくと思うのですが、
やっぱりそのために武器は必要不可欠じゃないですか。
なので!!勇者様が来たときのために武器を4つ用意しておいて……あれ、1つ無い!」
張り切って大きめのカバンから武器を取り出そうとセツナが探していたのだが、
なかなか1つ見つからないらしくグチャグチャにあさっている。
そしてしばらく探してから申し訳なさそうにセツナが言った。
「あの…1つ武器を失くしちゃったみたいで…その…誰か一人は素手で戦っていただきたいのですが…。
それとだれがどの武器を使うのかも決めてもらえますかね…。」
そう言ってセツナは刀、槍、銃を取り出した。
すごく落ち込んでいる気がするが気にしないでおこう。
藤和は小さい頃チャンバラごっこを毎日していたらしいので刀を使うことが決まった。
今でも毎日誰かと喧嘩している俺は素手と言うのも決まった。
槍と銃は秀と会長の希望がかぶらなかったので秀が槍、会長が銃で決定した。
「よかった…、これからは私もこんなミスしないように気をつけますっ!」
「セツナファイト!
…あ、そう言えば私たち学校あるんだけど大丈夫なの?」
そう言えばさっきは教室のドアを開けてここに来た。
あの時30分遅刻だったからもう1時間くらい遅刻している。
さすがにまずい。
「大丈夫です、レガルランドでの一日はアースランドでの一秒なんです。
遠出していた時はテレポートストーンと言う魔石でこの部屋まで移動することも可能です。
この部屋ならアースランドとつながっていますから。」
先程までは武器が入っていたバックから今度は小さな紫色の石を出す。
朝に拾った赤い石と同じような大きさだ。
「そのテレポストーンってのは逆も可能なのか。」
「はい、行ったことがあれば。
何もない砂漠のど真ん中だったとしても行ったところならどこへでも行けますよ。
では私そろそろお店の手伝いをしないと…」
「手伝い?」
「お父さんが経営しているパン屋さんのお手伝いをしているんです。
でも呼んでいただければいつでも駆けつけますよ!
携帯で呼んでくださいね。これ、番号とアドレスです。では。」
レガルランドにはパン屋も携帯もあるらしい。
世界観は全然違うのに妙な所に共通点があるから紛らわしい。
違う世界ならハッキリと違っていてほしいものだ。
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