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伝説の勇者!?

3 ◆hRcyHAGLYI:2012/02/28(火) 18:16:21 HOST:PPPbm6741.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「そういや秀。紅って?」
さっき秀が『ようやく来た、紅!』と言っていた。
しばらく気になっていたことだ。
「あぁー、俺も詳しいことは分からない。
詳しい子もいるんだけどどこか行っちゃったなぁ。」
そう言って秀が俺が入ってきた方とは逆の方向にあるドアを見る。
俺もちらっとそのドアを見る。
それと同時に勢いよくドアが開いた。
きれいな金髪の長い髪、緑色の目をした俺たちと同じくらいの少女が出てきた。
「すみません、只今帰りました!
秀さん、柚さん、翔さん。紅のお方はいらっしゃいましたか……って、あぁっ!」
彼女が俺のほうを見て驚く。
俺の顔に何かついてるのだろうか。
「えっと、その紅のお方ってのは?」
「最近紅い魔石…、石を拾ったりしませんでしたか?」
確かに今日の朝、道で拾った。
あいつらのじゃなかったのか。
「その石を持ってここに来た方、それが紅のお方です。
あっ!申し遅れました、私セツナと言います。」
セツナと言う少女はペコリとお辞儀をして自己紹介する。
俺とは違って礼儀正しいなぁと思った。
「ふーん、じゃあ俺が紅のお方だ。あ、俺は神崎 晴仁な。」
「よろしくお願いしますね。」
「あ、俺は黄色の石。」
「あたしは青い石ひろったよ。」
「俺は緑だ。」
秀、柚、会長がそれぞれ言う。
「紅のお方が来たということは4人そろいましたね!
これで何とかなるかも…。」
「なんとかって?」
「あなた方が暮らしているアースランド、私たちが暮らしているレガルランド。
この二つの世界があるのですが、今レガルランドが危機に迫っているのです。
各地で封印されていた4体の悪魔が蘇り街を荒らしています。
それをあなた方に救っていただきたいのです。」
なんだかアースランドだとかレガルランドだとか混乱するような言葉がたくさん出てくる。
「なんであたしらが?」
「1000年以上前にも似たようなことが起こりました。
 その時に世界を救った勇者様達は、手に4色の石を持ち
 アースランドとレガルランドを繋ぐこの部屋から突然現れたそうです。
あなた方のように。」
「だから……?」
「はい。あなた方はきっとこの危機を救ってくださる勇者様なのです!」
『…えぇー!?』

              ▽

今の生活楽しい?
そう聞かれることがたまにある。
聞かれたら即答で「つまらない」と答える。
毎日毎日同じことの繰り返しで何か変わったことを探してもなかなか無い。
どんなにあがいても結局同じ。
そう思ってたけど……
突然変わったことが起こることもあるんだな。
今回のことでそれが改めて分かった。


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