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ほんとの自分
1
:
裕子
:2012/02/04(土) 20:24:49 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
新小説!!
今回は恋愛モノです!
へたっぴだけど…汗 応援よろしく!
2
:
裕子
:2012/02/04(土) 20:41:53 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「おはよう!」
それは朝に言う言葉
「バイバイ!」
それは分かれる時に言う言葉
私、本条佳織(ほんじょうかおり)は高校2年生
隣に住んでるのは幼なじみの森野俊太(もりのしゅんた)
みんなから「俊ちゃん」って呼ばれている
あ…私は呼んでないよ
「佳織!早く行くぞ!」
「もう!待ってよ俊太!」
「…ったく、新学期くらいテキパキしろよ」
私たちは今日から1学期
クラス替えがあるから楽しみ〜♪
そして学校に着いた
2−1
名簿を見ていった
あ…私のあった!
ん…?俊太も!
「佳織!今年も一緒のクラスだね!」
この子は上田夏帆(うえだかほ)
私の友達
「え〜っとほかには…うっ、あいつと一緒…!?」
あいつってたぶん大野和樹(おおのかずき)くんだろうな
2人は腐れ縁なんだって
私にはそう見えないけど…
「うげ〜!夏帆と一緒かよ」
「うげ〜って何よ和樹!レディに対して失礼よ!」
「お前のことレディって…」
…また言い合いか
2人を無視して名簿を見た
あ…西城幸枝(さいじょうゆきえ)さんと一緒だ
美人で優等生で家がお金持ちで…
みんなの憧れ
3
:
裕子
:2012/02/05(日) 18:10:34 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「ねぇ、西城さんと森野くんが並ぶと絵になるよね」
「そうそう!お似合い!」
後ろで誰かが言った
…確かに最近俊太は大人っぽい
中学まではチビでやんちゃだったのに…
高校に入ってからたくましくなった
背が高くなって、成績も上がって…
私を追い越してた
身長も成績も…
「佳織!早く教室入ろう!」
夏帆の声がした
「あ…うん」
そして、始業式が終わって、教室に戻った
「さて皆さん、今年から2年生ですね。勉強にしっかり励みましょう
それでは、出欠をとる前に、転校生を紹介します」
転校生?
「では、入ってください」
教室のドアが開いた
その時、クラスがざわめいた
その子は、茶髪で、ピアスを開けていて、身だしなみがあまり良くなくて
おまけにメイクをしていた
「では、自己紹介を」
先生は少し戸惑った
「渠島香澄(みぞしまかすみ)です。よろしく」
なんかえらそう………
「渠島さんは一番後ろの開いてる席よ」
一番後ろの空いてる席…
俊太の席の隣?
渠島さんが席に座った後、女子がヒソヒソ話した
「何?あの子、森野くんの隣に座って…」
「茶髪だしピアス開けてるしメイクもしてるよ?」
「なんで先生怒らないの?」
何か渠島さんを印象悪くしてる…
「ああいう子と友達になりたくないよね」
「目つけられて内申下げられるよ」
ちょっと…それは言いすぎでしょ
でもなんでメイクしてるの?
髪は水泳やってたから、って事も有り得るでしょ?
「佳織、俊ちゃん顔赤くない?」
「え?」
俊太の顔を見た
確かに赤い………
4
:
燐
:2012/02/05(日) 20:35:30 HOST:zaq7a66fd0c.zaq.ne.jp
こnです。
此処では複数の小説を書いてる燐です。
裕子さんの小説は何か新鮮で読みやすいですね(*^_^*)
この小説は学校もんですよね?
いいですよね・・・←そーゆう自分は学校系苦手w
ではではこれからも頑張ってくださいノシ
5
:
裕子
:2012/02/07(火) 19:52:10 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
俊太のあんな顔初めて見た…
放課後
「俊太!」
「佳織、どうした?」
「さっき顔赤かったけどどうしたのぉ?」
「え!?マジで!?俺顔赤かった!?」
って焦りすぎよ俊太…
「俊ちゃん顔真っ赤だったよ〜。サルのケツみたいに!」
「いやいや和樹。そこまで赤くないでしょ」
「ん?夏帆も見たのかよ」
「当たり前でしょぉ?あたし後ろに目ぇついてないしぃ」
あーもう、うるさいうるさい…
「と・こ・ろ・で!!渠島さんと何話してたの?」
わわっ、声大きい…
「佳織声でけーよ!」
「ごめんごめん」
「あ、それでえ〜と…変なこと聞かれたよ…」
「何て何て?」
夏帆…そんなに聞きたかったの…
「『あなたと本条さんは付き合ってるの?』って」
え……………?
6
:
名無しさん
:2012/02/09(木) 12:20:21 HOST:wb92proxy06.ezweb.ne.jp
溜まってますね?
正直っていいですね。
7
:
裕子
:2012/02/09(木) 23:46:21 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「……なんて答えたの?」
「付き合ってないって」
俊太………正直者だからなぁ…
「なんで渠島さんそんな事聞いたんだろう」
「もしかして…………好きとか?」
かっ…和くん………
「森野くん、一緒に帰ろっ」
あっ、渠島さん…
「別にいいけど…」
俊太…また顔赤い………
…あれ?なんだろうこの気持ち
胸がうずうずするような…
結局私たちは渠島さんと帰った
「渠島さんってどこに家あるの?」
「香澄でいいよ」
「あ…そう?じゃあ香澄」
「それで、住所はM区2丁目の○番地」
「あれ!和樹の隣じゃん!」
香澄…意外と結構話せる…
「あれ?西城さん」
え?あ、ほんとだ
「渠島さん、何しているの?
早く森野くんから離れなさい」
「え?」
「森野くんもこんな子と一緒にいると内申下がるわよ」
西城さんまでそんな事言うの…?
人って…疑うことは簡単で
信じることは難しい
お母さんが言ってたっけ
ほんとだな…
8
:
裕子
:2012/02/10(金) 18:49:31 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「あっあのね、西城さん…」
「いいよ夏帆。じゃあね森野くん」
「あっ………」
香澄……
「西城ってそんなに酷い奴だったのかよ!」
「ちょ、俊ちゃんそんなキレなくても…」
和くんが焦ってる
「あら何?私はあなたのためを思って言ったのよ」
「ほんとに俺のことを思ってんならほっとけよ!!」
そう言って俊太はダッシュで帰った
「ちょっと!俊太ぁ!!」
「俊ちゃーーーん!!」
私たちは後を追った
「…………印象悪くしてやる」
「えっ?」
どこかで声がしたような…
気のせいか
次の日
「俊太〜!遅刻するよ〜!!」
あ、出てきた
…って俊太のお母さん?
「ごめんね佳織ちゃん。俊太は今日頭痛いから…休むのよ」
「そうですか。わかりました」
なんだ…俊太休みかぁ………
私はとりあえず学校へ
「佳織っ!おはよー!!」
「おはよー夏帆。和くん」
「あれ?俊ちゃんは?」
「頭痛いから休みだって」
「ふーん。珍しいね」
いつも休まないからね…
そして私たちは下駄箱へ
あれ?香澄の所に何か書いてある………
「死ね」「消えろ」「学校来るな」「ゴミ女」「ドブス」
え…ひどい
「やだっ!何これ…」
「ひどっ…誰がこんなこと」
「とりあえず…香澄が来る前に消そう」
私たちは落書きを消した
9
:
裕子
:2012/02/10(金) 23:41:13 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「佳織!夏帆!和くん!おはよっ!」
「かっ…香澄…」
「どうしたの?」
「なっ何でもない!!先行くねっ」
「うん…」
よかった…間に合って
教室に入ると
クラスのいじめっ子の吉澤亜矢(よしざわあや)が来た
「佳織たち!!渠島の事は無視しなさいよ」
「え…」
「だってあいつ…生意気でムカつくよね!!」
何よ…香澄の事何にも知らないくせに…
生意気でムカつくって…
「香澄はね!ほんとはすっごく優しい子なんだから!」
「そーだよ!!無視するなら勝手にしろよ
行こうぜ佳織!」
「う…うんっ」
2人とも…正義感強いからなぁ………
「ねぇ亜矢。あの3人どうする?」
亜矢と仲良しの遠山美緒(とおやまみお)だ
「ほっときな美緒。あんな奴ら」
と、そこに香澄が入ってきた
「渠島!あんた生意気よ!!」
「なっ…何のこと?吉澤さん」
「とぼけんなよ!!調子乗りやがって」
「遠山さんまで…何?あたし何かした?」
「いいから二度と森野くんに近寄るな!!」
「近寄ったら許さないからね!!」
うるさいよ…あの2人、勝手に誤解してる………
「亜矢、なんで急に…?」
「もしかして…西城さんが頼んでやってるとか」
後ろで声が聞こえた
「渠島さんに嫉妬して…」
「自分じゃできないから亜矢たちに頼んでるとか?」
その時、西城さんが勢いよく席を立った
「はぁ!?ふざけないでよ!私がそんな事頼むと思う!?」
「ごっごめん…西城さん…」
西城さんは席に座った
でも…私も西城さんが………
あっ!!いけない いけない…
証拠もないのに疑っちゃダメだ
証拠………
…あの落書き書いたのは亜矢たち?
でも証拠が………
聞いたって答えないだろうし…
こんな時…俊太がいたら…
俊太ならどうした?
香澄をかばうだろうね………
昨日もああだったもん…
って俊太………
もしかして香澄の事…
10
:
裕子
:2012/02/11(土) 00:08:48 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
だんだんよくわからなくなっていってる様な…汗
いじめなのか恋愛なのか…(^^;)
果たして俊太と佳織の運命は!?
香澄は俊太が好きなのか!?
俊太の好きな人は!?
そして、佳織のうずうずした気持ちの正体は!?
ってサスペンスドラマみたいな件についてはノーコメントでお送りさせてください(^^;)
11
:
裕子
:2012/02/11(土) 19:41:05 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「ねぇ2人とも!!いい加減にしてよ!!」
夏帆が怒鳴った
「何よ夏帆」
「行こ!!香澄」
夏帆が香澄の腕を引っ張った
「あ…ねぇ、渠島さん」
さっきまで西城さんを疑っていた女子たちだ
「亜矢ももちろん悪いけど、渠島さんもその外見何とかしたらどうかな…」
「そうよ…私もそう思う」
「………佳織、ちょっと来て」
香澄に言われて、屋上に来た
「…なんであたしがこんな格好するかわかる?」
「…わかんない」
私は首を横に振った
「………あたし、前の学校でいじめられていたの」
え…?香澄が………
「派手になったらダメだと思っていつも大人しくしていたら…
地味で汚いって言われたの。毎日毎日いじめられた」
そんな…
「数人からいじめられて、ほかの人は見て見ぬフリ。最初は悪口や陰口だけだった
でも、気がついたら暴力をふるわれた」
「……………………」
「だから…メイクで隠すの。アザが…消えないの………
何度も何度も殴られたから」
「そんな……だから毎日メイクで隠すの…?」
香澄はこくりとうなずいた
「それから、次の学校では派手になってやる。と思った
もう地味で汚いって言われたくなかったから…
この髪は…もともとこうなの。水泳やってたから」
やっぱり………
「香澄…私は外見なんかどうでもいいよ」
「え?」
「ただ私は、優しい香澄と一緒にいたい」
「佳織………」
あっ…チャイムが鳴った
「………行こっか香澄」
「うん」
12
:
裕子
:2012/02/18(土) 22:49:20 HOST:pb6a99bf2.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「2人とも、どこ行ってたの?
早く席に着きなさい」
私たちは無言で席に座った
そして、授業が終わり先生が退場すると
亜矢と美緒が香澄の所へ寄ってきて言った
「おいてめぇ!!ノーメイク見せてみろよ」
「そうよ!見せなさいよ!」
美緒が濡れたハンカチを香澄の顔に押し付けた
「やっ…やめっ………てぇ…」
「うるせぇな!!黙れ!」
私はもう限界だった
「やめなさい!!」
と叫んで美緒を突き飛ばした
でも、もう遅かった
香澄の顔は、痛々しいアザでいっぱいだった
中には切り傷が含まれていた
「え……?香澄………?」
夏帆が小さな声で呟いた
「み…渠島……あんた…その傷………」
亜矢が戸惑っている
「香澄…アザがあるのは聞いたけど………なんで切り傷が………」
「…っだから!あいつらにやられたのっ…!!
いくら待っても消えなくっ……て」
「香澄?」
「…っうわああああああああああ!!」
香澄が大声で泣いた
泣き声が教室に響き渡った
「…っもう嫌だ…っ!あたし…あたし……」
「渠島…ごめん」
「ごめっ…じゃ済まないっ…」
「香澄」
「えっ…俊太!?」
うそ…なんで俊太がここに!?
「急に体調が良くなったから来た
それより香澄がどうした」
俊太が香澄の側に近寄った
「―――っ来ないで森野くんっ……!
あたし…酷い顔だからっ………」
香澄が自分の顔を抑えている
「え?どういうことだ?酷い顔って」
「森野くんにだけは見られたくない!!」
13
:
裕子
:2012/03/03(土) 16:13:04 HOST:pb6a99bf2.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「香澄、俊太に見せなさい」
「―――え?」
「ほんとの自分を見せなさい!!」
そう言って私は香澄の顔を俊太に見せた
「………香澄?お前その傷…」
「…っ酷いよ佳織…!!こんなことするなんて…っ」
「香澄!!」
私は叫んだ
「メイクで自分の顔をごまかしていいの?このまま一生偽りの顔で
いいの!?」
「何…言ってんの?この傷がっ…あっても?」
「…でもさ、やっぱりメイクは…ダメだよ。不良って思われちゃう
家の人には言ったの?」
香澄は首を横に振った
「この顔ほとんど見せてないもんっ…」
「だったら見せて、傷が治ったら…もう大丈夫だから
だれもいじめないから…」
「佳…織……」
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