したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

ほんとの自分

11裕子:2012/02/11(土) 19:41:05 HOST:pdf8708e4.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「ねぇ2人とも!!いい加減にしてよ!!」

夏帆が怒鳴った

「何よ夏帆」

「行こ!!香澄」

夏帆が香澄の腕を引っ張った

「あ…ねぇ、渠島さん」

さっきまで西城さんを疑っていた女子たちだ

「亜矢ももちろん悪いけど、渠島さんもその外見何とかしたらどうかな…」

「そうよ…私もそう思う」

「………佳織、ちょっと来て」

香澄に言われて、屋上に来た

「…なんであたしがこんな格好するかわかる?」

「…わかんない」

私は首を横に振った

「………あたし、前の学校でいじめられていたの」

え…?香澄が………

「派手になったらダメだと思っていつも大人しくしていたら…
地味で汚いって言われたの。毎日毎日いじめられた」

そんな…

「数人からいじめられて、ほかの人は見て見ぬフリ。最初は悪口や陰口だけだった
でも、気がついたら暴力をふるわれた」

「……………………」

「だから…メイクで隠すの。アザが…消えないの………
何度も何度も殴られたから」

「そんな……だから毎日メイクで隠すの…?」

香澄はこくりとうなずいた

「それから、次の学校では派手になってやる。と思った
もう地味で汚いって言われたくなかったから…

この髪は…もともとこうなの。水泳やってたから」

やっぱり………

「香澄…私は外見なんかどうでもいいよ」

「え?」

「ただ私は、優しい香澄と一緒にいたい」

「佳織………」

あっ…チャイムが鳴った

「………行こっか香澄」

「うん」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板