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ほんとの自分
12
:
裕子
:2012/02/18(土) 22:49:20 HOST:pb6a99bf2.aicint01.ap.so-net.ne.jp
「2人とも、どこ行ってたの?
早く席に着きなさい」
私たちは無言で席に座った
そして、授業が終わり先生が退場すると
亜矢と美緒が香澄の所へ寄ってきて言った
「おいてめぇ!!ノーメイク見せてみろよ」
「そうよ!見せなさいよ!」
美緒が濡れたハンカチを香澄の顔に押し付けた
「やっ…やめっ………てぇ…」
「うるせぇな!!黙れ!」
私はもう限界だった
「やめなさい!!」
と叫んで美緒を突き飛ばした
でも、もう遅かった
香澄の顔は、痛々しいアザでいっぱいだった
中には切り傷が含まれていた
「え……?香澄………?」
夏帆が小さな声で呟いた
「み…渠島……あんた…その傷………」
亜矢が戸惑っている
「香澄…アザがあるのは聞いたけど………なんで切り傷が………」
「…っだから!あいつらにやられたのっ…!!
いくら待っても消えなくっ……て」
「香澄?」
「…っうわああああああああああ!!」
香澄が大声で泣いた
泣き声が教室に響き渡った
「…っもう嫌だ…っ!あたし…あたし……」
「渠島…ごめん」
「ごめっ…じゃ済まないっ…」
「香澄」
「えっ…俊太!?」
うそ…なんで俊太がここに!?
「急に体調が良くなったから来た
それより香澄がどうした」
俊太が香澄の側に近寄った
「―――っ来ないで森野くんっ……!
あたし…酷い顔だからっ………」
香澄が自分の顔を抑えている
「え?どういうことだ?酷い顔って」
「森野くんにだけは見られたくない!!」
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