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Loveletter
356
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2012/06/08(金) 19:41:43 HOST:w0109-49-135-24-13.uqwimax.jp
Loveletter きみにおくる愛の手紙 / 合宿! side未花
「うー……」
「未花っ、大丈夫か?」
「え? れ、れおせんぱい……?」
――熱い。
でも、レオ先輩がうちわで扇いでくれていたからそよ風がふわふわと飛んでくるようだった。
「わたしなんかしましたっけ……」
「あ、ああ……その、男湯間違って入ってのぼせて倒れちゃって」
レオ先輩がすこし気まずように説明する。
そりゃ間違って自分の彼女が男湯に入ったなんて言いたくないよね。
「ごめんなさい……」
「謝んなくていいよ。てか、俺こそごめん」
「なんでレオ先輩が謝るんですか!」
思わず大声を出してしまった。
でも本当に、レオ先輩が謝る要素一つもないし。
「うーん、まあ……謝った理由はいずれわかるよ」
「なんですかそれっ」
もしかして。
「大事にするっては言ったけど別れよう、ごめん」みたいなことなのかな。
やっぱりあれは予知夢だったんだ、と思ったわたしは目に涙を溜めて言った。
「いやですっ……」
「え?」
「別れないでください……わたし、レオ先輩と別れたくないです、ずっと傍にいたいです」
涙があふれてきてよくは見えなかったけど。
レオ先輩の表情は、ポカンとしている表情だったような気がする。
そして、レオ先輩の大きくて優しい感じがする手が伸びてきてわたしの頭に乗った。
――くしゃっと、乱暴に頭を撫でられる。
「なんのことかわかんねえけど、俺は未花と別れるつもりなんてないよ」
「え……? だ、だってっ! ごめんって」
「や、あれは……ほら、不可抗力だったとしても未花の裸見ちゃったわけだしさ」
「あ、え……で、でもわたし夢でレオ先輩と別れる夢を見て!」
なんなのなんなの。
じゃああれは予知夢でも正夢でもなんでもなかったの?
「だーかーらー、未花がどんな夢見たかはよくわからないけど、俺は未花のこと大好きだし愛してるし、別れるつもりはないよ」
うれしすぎる。
よかった、と微笑んだわたしはその後さっきの会話を思い出してかーっと顔が赤くなったのが自分でもわかった。
「れ、レオ先輩わたしの裸みたんですか?!」
「いやごめん! でもアレは不可抗力で」
「ま、まだ見せたくなかったです」
「まだってことはいずれ見せてくれたの?」
「まあ……その予定、ではありました」
恥ずかしいけど、すこし成長したこの会話も好きだな。
-
あわあわわ(´・ω・)
ねむいっす。
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