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蝶が舞う時… ―絆―
340
:
燐
:2012/01/12(木) 15:40:20 HOST:zaq7a66c4f3.zaq.ne.jp
誠は私を一瞥して部屋を出て行った。
「はぁ…。」
誠が出て行った途端、私の口から出た深いため息。
憐は死んだんだ…。
現実をちゃんと受け止めなくちゃ…。
弱虫だな…私。。
まるで半年前のあの頃と同じ…。
義理のお母さんに逆らえなくて私は日々死ぬという望みを持っていたあの頃みたいだな…。
私はそう思いながら天井を見上げていた。
天井を見上げていると横の窓から温かくて赤い光が私をあてる。
もう夕方なんだ…。そう思った。
まるで赤い妖精が私を悠々と照らしているかのようだった。
「憐…。ずっと私の傍に居るんだよね…?」
私は泣きながら唇を噛み締め、呟く。
「なら…ずっと私の隣で私の手を握ってよぉ…。憐が眠る前だって一度だけ
握り返してくれたように握って…。そして私との絆を表して…くれたらそれでいいから…。」
私は泣きながら居ない憐に話しかける。
それでも答えは帰って来ない。
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