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蝶が舞う時・・・。

472:2011/10/11(火) 13:13:17 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
でも、私の心の中にはまだ不安が残っている。

私の頭の中はまた狂い始めてしまうんじゃないかって…思ってしまう。

…そんな事今は考えるな。

くだらない事は考えるな。

今はそんな事…気にしてる場合じゃない。

私は一瞬手を握りすぐに力を抜いた。

「……っ……」

私は誠を見上げた。

「…誠?」

私は震えた声で言った。

誠が泣いてる?

何で?どうして?

泣く理由なんて…誠が泣く理由なんてないよ。

「お前が泣いてると俺まで悲しくなる。お前が泣く姿なんてもう見たくない…。」

どうやら誠の独り言のようだった。

「誠?」

私は言った。

「よ、夜那!?……今のは気にしないでくれよ。はー眠…。」

誠は腕で目を擦りながら言った。

「じゃ明日に備えてもう寝よう!」

私はそう言った。

「そうだな。明日は7時起きで少し準備しておく事があるからな。夜那も起きれたら
 起きろよ。」

誠は私の身体を離れそう言った。

「うん。分かった。そう言えば誠って誕生日何時なの?」

そう聞くと誠は少し戸惑った。

「何だよ。いきなり……。ま、12月25日だけど…。」

誠は照れくさそうに言った。

「12月25日なの!!?私…12月24日生まれだよ。」

私は自分に向かって指を指して言った。

「まさかの一日違いか!!?凄い偶然だな。」

誠は微笑みながら言った。

「私もう寝るね。凄く眠くて…。」

私はあくびをしながら言った。

「じゃ、俺も寝るよ。」

誠は立ち上がって言った。

「明日は絶対寝不足確定だよ。」

私は大きく背伸びして言った。


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